雪の風と遊びながら
ホシノヒトミ フラサバソウが咲きはじめて
春待つ草の森は
マフユキレイ
(繁縷、蘩蔞)ナデシコ科ハコベ属。
別名、小繁縷(コハコベ)。
分布、世界の寒帯から熱帯にかけて。
花径、5mmくらい。花期、2~9月。
高さ:10~20センチ。春の七草。薬草。
名の由来、古名は、はこべら、はくべら。蔓延芽叢(はびこりめむら)が語源の説。
ツル(蔓)が延びて、芽が生い茂る(叢・ムグラ)意。
ナデシコ(撫子)は、撫(な)でるようにかわいい花。
アーカイブ
12月下旬。
1月初め。
1月中旬。フラサバソウと。
2月上旬。
フラサバソウと。
2月中旬。
3月中旬。
4月初め。
4月下旬。
仲間 アーカイブ
ウシハコベ
(牛繁縷)ナデシコ科ハコベ属。越年草または多年草。
在来種、日本全土、北半球の暖帯から温帯に分布。
雌しべ先端の5裂が特徴。
名の由来、牛は、比較して大きいことから。
ジャクゼツソウ
福島 五色沼にて
新潟 中越地方にて
(雀舌草)ナデシコ科ハコベ属。原産地:日本。
標準悪名 ノミノフスマ(蚤の衾)。
人間の血を飲むことから「飲む」の訛りでノミと呼ばれる。
シラミとともに、代表的な外部寄生昆虫。
衾(ふすま)は寝具、小さな葉を蚤の寝具にたとえ。
雀舌草は、ちいさな花びらをスズメの舌に例えている。
また、原料が雀の舌のように小さな若芽を使用している
上質な中国茶を雀舌とも。
アリナリア セェリペリフォリア
1cm巾側溝植物園。自宅。
学名Arenaria serpyllifolia アリナリア セェリペリフォリア。
ナデシコ科ノミノツヅリ属。越年草。
標準悪名、ノミノツヅリ(蚤の綴り)。
ヒトの血を飲むということばが訛ってノミになり、
綴りとは粗末な衣服のこと。
どこにも良い意味のかけらもない。
オランダミミナグサ
(和蘭耳菜草)ナデシコ科ミミナグサ属。越年草。
ヨーロッパ原産。明治時代末期に帰化が確認。
本州以西に分布。