初夏が一番好き

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ノブドウ    イノチあふれる豊かな葉    千葉県市川市の深い森

2020-07-23 00:02:49 | 千葉県市川市の深い森

 

甘い大気の深い森。

 

ブドウ科の葉が持つうつくしく豊かな印象は、

果実としてのブドウのすばらしさの影響が大きい。

しかし、野にあるブドウ科の仲間たちに惹かれるのは、

そのイノチあふれるスガタでしょうか。

 

(野葡萄)ブドウ科ノブドウ属。

原産、日本・アジア東北部。

花径3~5mm。花期、7~8月。

白い実以外は、虫の寄生果の説。

緑色から白色、淡紫色、青(碧・空)色と成熟する説。

いまだに諸説あって、確定されていないよう。

ただ、大きさは、通常1cmくらいが、寄生果はおおむね2cmくらいになるものも。

隔離環境で栽培すれば検証できるはず。

行われていないのはその価値が認められていないということなのでしょうか。

名の由来、古代ペルシャ語でブドウは「ブダワ」。

中国に伝わり葡萄(ブダワ)を当て、日本ではブドウに訛った説。

 

 

 

 

アーカイブ。

7月中旬。

 

8月初め。

 

8月中旬。

 

10月中旬。

 

 

 

 

仲間。アーカイブ。

ヤマブドウ

(山葡萄)ブドウ科ブドウ属。

原産地日本、中国、朝鮮半島。

古名、エビカヅラ(葡萄葛)。

花期、初夏。草丈3m以上に。

雌雄異株。収穫期9月中旬~10月上旬 。

生食、ワイン、ジャムへの利用が拡大している。

葡萄色(えびいろ)は、この果実に由来。

 

 

エビヅル

(蝦蔓)ブドウ科ブドウ属。

北海道南部以南、山間、森林縁に。

朝鮮、中国にも分布。

花期、6~8月。秋に熟す果実は食用。雌雄別株。

名の由来、海老色とはブドウ色、赤紫色を指す。

ブドウ色の実とツル性から。

 

 

 

ヤブガラシ

(藪枯らし)ブドウ科ヤブガラシ属。

つる性多年草。3mくらいに。

原産地、日本、東アジア、インド、マレーシア。

花期、6~8月。花径、5mmくらい。

若い芽は食用。根は生薬。

名の由来、藪を覆って枯らしてしまうほどの

生育の旺盛さから。