星・宙・標石・之波太(しばた)

星、宇宙、標石、之波太(しばた:柴田)をこよなく愛するサイト。

カネのない宇宙人 信州 閉鎖危機に揺れる天文台

2020-02-23 23:26:09 | 
2月9日深夜のNドキュは…
『カネのない宇宙人 信州 閉鎖危機に揺れる天文台』
信州・八ヶ岳の麓にある国立天文台 野辺山宇宙電波観測所。
世界初となる巨大ブラックホールの発見を始め、日本の宇宙研究の発展に貢献してきました。
その観測所が閉鎖の危機に陥っています。
「選択と集中」の成長戦略を取る国からの交付金が削減されているのです。
職員のリストラ、施設の縮小、そして、電気代節約のために観測時間を短縮…。
苦渋の選択を次々と迫られていきます。
そんな中、国立天文台の執行部は防衛研究に国が助成金を出す制度への応募を検討。
平和の理念を貫いてきた研究者たちに動揺が広がります。
揺れる野辺山観測所に1年に渡り密着。
困難に直面しながらも宇宙への情熱を貫こうとする天文学者たちの姿を追いました。
予告動画は下記です。
https://www.youtube.com/watch?v=NENhUQmIWIk
画像は

観測所のシンボル45m電波望遠鏡

第13代所長の立松健一さん
放送時間 :2020年2月9日(日)24:55~
語 り:田中 泯さん(舞踊家)
制 作:テレビ信州
再放送:2020年2月16日(日) 11:00~BS日テレ
    2020年2月16日(日) 5:00~/24:00~CS「日テレNEWS24」

NNNドキュメントとは?
「NNNドキュメント」は1970年1月4日にスタートしたドキュメンタリー番組で
「3分クッキング」「笑点」に続く、日本テレビでは3番目の長寿番組です。
NNNとは、NipponNewsNetwork(ニッポンニュースネットワーク)の略で番組の制作
には日本テレビをはじめ民放ニュースネットワーク29社が参加しています。
北海道から沖縄まで様々な出来事を取材し時には海外にも目を向けてきました。
人々の日々の喜怒哀楽を見つめ、生きる力となる"希望"や"絆"を描いてきました。
何かに思い悩み、それを乗り越える瞬間に、カメラは寄り添ってきました。
こうした番組作りが評価され、「文化庁芸術祭大賞」「日本民間放送連盟賞最優秀」
「日本放送文化大賞」「放送文化基金賞本賞」、日本のTV番組としては初の受賞と
なった「国際エミー賞」を獲得しています。
番組はこれからも、時代を記録しつづけます。
そして今日より明日、明日より未来へ、すこしでも笑顔が増えていきますように
日曜日の深夜、視聴者の皆さまとともに考えていきたいと思っています。

●管理人は、2月16日(日) 11:00~BS日テレの再放送を見ました。
国の研究機関の予算は、毎年夏頃、概算予算要求し、12月に財務省の査定を受け、
予算案が決まります。
通常国会の予算委員会で予算案が審議され、委員会、本会議が通過し予算が確定します。
桜を見る会等の問題で予算委員会の実質審議が進んでいません。
研究機関の予算(運営費交付金)は、毎年1%減額で予算要求することになっています。
(シーリング)
毎年1%の減額ですが、ボデーブローのようにジワリと効いてきます。
10年で10%ととなります。
このようなことが背景となっています。


朝日新聞2月20日、きょうの番組ー「はがき通信」に投稿された記事

日テレのNNNドキュメントに投稿された意見等
・基礎研究があるから「すぐ金になる」応用研究ができると私は思います。研究者の理解者が
 どうか増えますように。
・番組観ながら泣けてきました。『お金になる』『役に立つ』『軍事がどうとか』って難しい
 ことはわからないけど、知らない世界(宇宙)を私たちに見せてくれることは素晴らしいと
 思う。果てない宇宙に想いを馳せながら、一生懸命好きなことを極めている研究者さん達は
 ほんとにステキです。がんばって!
・その悪魔に日々生かしてもらっている訳なんだが・・・なるべくしてなった結果としか言えんわ。
・アメリカの研究者は国家への奉仕を誇りに思ってますよ。
・見ていて、とても辛く、苦しくなる内容。これが、現実とはいえ、あまりにも切ない。なんと
 かならないのかと、やり場のない思いを抱えて悶々とした夜を過ごしました。
・閉鎖は。。。。ものすごく空気も綺麗でちょっと神秘的な空間でした、初めて行ったときに
 「ここならUFOも見える気がする」って真剣に思ったのを思い出しました。
・TEDに出て予算がつくようなプレゼンをすればいいのに。嘆くだけでなくアイデアやプレゼン力、
 デザインにも意識を向けたほうがいい。宇宙は魅力的だし。
・人間の歴史は 戦いの為の武器にお金をかけ科学技術の発展となった経緯があり 各国は宇宙
 戦争的視野での展開となりつつあるワケで そういった中 純粋に生きるのは難しいのでしょうか
・研究予算が減ると研究が減り研究が減るとコンテンツにめざとく2匹目のどじょうを捕まえては
 食べるだけの自転車操業になるだけだ
・35年ほど前に見学に行きました。以降、話題になった記憶はないので優秀な研究者が集まっても
 大きな成果は出なかったのでしょう。縮小は止むを得ないかな。ロマンは感じるのに残念ですね。
 資金調達がうまくいくことを祈ります。
・頑張ろう、野辺山天文所見学したことがある。圧倒された。
・クニノシャッキンガー
・川口淳一郎氏は「出口戦略はセレンディピティという科学や技術の本質に逆行するもので出口が
 見えるような短期的な視点で生産性を追うだけでは、革新的な技術は生まれない」と指摘した。
 軍学連携が悪いとは言わないが基礎科学を削ることは革新的な技術を逃す可能性を高める
・電気の消えた、今にも壊れそうな研究所。泯さんの声が静かな怒りを秘めているように感じました。
・軍事研究を悪とする考えを捨てよ
・研究費を削る国なんて(日本以外に)あるわけないじゃーん
・予算を削減していって、軍事利用のためならお金出すよ、っていう国のやり口だと勘ぐってしまう。
 科学が戦争に手を貸すことがどれだけ恐ろしい結果を招くか、賢明な科学者たちは痛いほど知って
 いるはずだというのに…
・野辺山はミリ波を観測している。車の衝突安全装置のレーダーでミリ波が多く使われるようになって、
 観測のノイズも増えただろうし、周辺に観測ノイズを出す施設があると聞く。電波天文学はアルマが
 中心になっている。でも、太陽の観測ではまだ一日の長があるはず。
・軍事分野に対する単なる差別心の現れなんだよなあ
・三木忠直 技師 を思い出す。戦中、特攻機『桜花』の機体設計を担当し戦後は、桜花設計により
 若者達を死なせた罪責の念から「平和産業」の鉄道分野へ転身。新幹線の設計に携わり・・・
 私「鉄道って軍事に直結してますがそれは」軍事と一切関わりのない研究なんて無い。
・新聞ラテ欄やタイトルだけ煽ってるのかと思ってたが、中身もその通りだったな。世界の大半が
 国家から軍事目的、それがいずれ国民に還元されることが最終目的な資金援助されてることを悪と
 してる。科学者のこれ以上ない驕りを表す放送だった。自分の理念の為に国民は死ねというテロ思想と被る。
・防衛・国防は、国民の生命と財産と主権を平和を守るものですよ。平和を実務とする生業そのものです。
・こういう仕事にスポンサー付いたらいいのにね〜閉鎖危機になってる、後継者や研究員の為に国が
 お金出すとかできたらいいですね!
・軍事利用の何が悪いのでしょうか?軍事力が強化されればそれが抑止力になり平和が維持されます。
 軍事利用研究は平和に貢献する大事な研究だと思います。
・ちなみに番組は見られませんでした・・・16日のBSで見られれば。
・なんということになっているんでしょう、いよいよ安倍晋三仲良しグループ政権にはお引き取り願
 わなくてはなりませんね、それも、可及的速やかに
・『カネ』にならない研究はするな。『カネ』になる人殺し研究をしろと国は言う。この大日本帝国
 の未来は暗い。
・ところで、軍事技術の研究が悪いって言ってる人は何故ツイッターしてるんでしょうか?インター
 ネットは軍事技術ですよ?後、腕時計は窓から捨てましたね?懐中時計じゃ戦いながら時間が見れ
 ないから、腕にしたのが腕時計です。フリーズドライのインスタント食べてないですよね?
 イタリア軍の保存食です。
・日本はアメリカに科学で負けたから酷い目に遭ったのに、軍事に繋がる研究を「悪」と決め付ける
 考え方をする人々、「本当にあの戦争の反省をした事があるのか」と思わざるを得ない。
・科学者なら学生運動の残りカスみたいな理想さっさとすててフォンブラウンくらいはっちゃけたらどうや
・武士は食わねど高楊枝では済まないはずなんだどね…申し訳ないけど、現実を直視した方がいいし、
 お金には名前は書いていないのだから、気にせずに防衛予算でもいいから使ったらいいのよ。妙な
 プライドは捨てること。
・同情を引きたいのに他をディスるってのやっちゃいけないんだとよく分かる。貴賤をつけちゃいけ
 ないよな。防衛省予算って感じのは他国では普通なんだが、頼らないのならば他国でやらないことを
 始めないといけないのでは?
・天文学が平和とはね。軍事行動に必須の自己位置を天測から求めるための基礎データを収集したのは
 どの分野ですかね? あとなぜ防衛省からの予算がダメなのか、イデオロギー抜きの論理的な説明は
 聞いたことがない。学者として恥ずかしくないのか
・文科省系統の予算なら良くて防衛省からの予算は良くないということですか? よく分からない
 発想ですね。科学を軍事利用と民間利用に線引きするのは、昔はもちろん現代でも不可能ですよ。
 ゲーム機のプレステの技術だって他国では軍事転用されたのですから。
・こんな事になるのも、どいつもこいつも赤字財政がダメだと思いこんでいるからだ。国が印刷すれば
 済むカネの話と科学技術の凋落とどっちが大事なのかは議論するまでもない。もっと怒ろうぜ。
・宇宙開発は軍事利用があるのは当たり前、米軍では「通信衛星」などを介した軍事用のネットワーク
 を駆使していますし、中国ではキラー衛星があります。理想は結構ですが、まるでこういうのには
 目を瞑るという偽善者のようにも見えます。そもそも、軍事利用反対と言っても自衛隊しか批判出来
 ないんでしょ?
・研究費削った上にそれを何とかしまいと元々無い防衛費を削ってお金出してるのをそういう負に言う
 のってないと思う
・普通に国防にも協力すればいいのでは?
・軍事研究を批判するのに軍事研究の成果物であるコンピューターとインターネットを使い批判する
 矛盾をどう説明するの???
・科学に色はない。色を付けるのはそれを使う人間。軍事技術が平和のために役立つ事もあるわけで。
 銃で守られた命が無いとでも?そもそも戦争を防ぐのは防衛力という“軍事技術”ですよ。
 人間の問題を科学に転嫁するな。
・えー、国の予算担当、酷い。首相や国会議員には無駄金出すくせに
・軍事研究のおかげで平和なんじゃないのか?武器を持たないことが平和??歴史上そんな国は存在
 していたのか教えて欲しい。
・その理念は良いと思います、個人の思想ですもの。ただ、研究で儲けることを悪徳とし、お金がなく
 ても研究を続けることを美徳とするのは、他の分野の研究者を含め誰ひとり幸せにならないと思うん
 ですよ。研究者の個人的な思想で軍事研究が嫌なら、天文台観察ツアーとかで稼げないものでしょうか。
・ノーベル賞受賞した中村修二教授は、米軍関係機関(DARPA)の資金提供を受けるため、米国籍を
 取得したそうで。研究優先で、イデオロギーとかは二の次の彼の姿勢も見習ってほしいものです。
・うちのハゲも海外の訳分からん会社に何百億という無駄金突っ込んで損金出すより、こういうこと
 に金使えよと思う。