富山マネジメント・アカデミー

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中国の地方新聞に活気が生じた

2018年01月02日 | Weblog

地方新聞の典型は、上海の「新民晩報」である。タブロイド判である。最近調べると、もうデジタル版が主力となり、「大学版」が別途の編集されていることが分かった。中国でも、若者の紙バージョンの新聞離れはあるが、ニュース離れはない。そこで、「新民晩報」は、スマホ対応させ、「大学版」をスタートさせている。これは、将来の「地方紙」の役割をみすえたものである。単に大学生を対象にしたのではない。「大学」へのあこがれが、市民の知識階級にあるので、そのニーズにもこたえている。つまり、社会面よりも、新しい文化情報を主において、紹介の対象を一般大衆に対して差別化している。たとえば、知識財産権のオリジナル保護の制度が教化されたという「ナレッジ・ワーカー」を主体とする情報社会が、すでに「上海人」の地元プライドを刺激する形で展開されている。上海から、中国の内陸に流行は波及する。香港⇒台北⇒上海⇒中国大陸という流行性の外来知識の連鎖がある。この「大学版」は、内陸でも利用できる。海外でも、利用できる。

日本では、平成天皇の退位にあわせ、老人の影響力のあるひとも退位されたら、中国で起きている情報革命を活かした新時代が、国境の壁なく体験できる。底流では、もう次世代の新時代が始まっている。それに遅れているのが、朝鮮半島であり、日本の高齢者だ。


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