東京湾の漁師 東京湾海人の日記

青混ぜ海苔の達人のブログです。

バカが主役

2013年05月04日 19時35分46秒 | Weblog

今日は イブ端午の節句
御呼ばれしたのですが 昨日のバカの茹で身を少し持参した。

私は どんなご馳走よりも 美味しいと思う。
さらには この 茹で身を素材として いろいろな 料理をしていただいているが
茹でたての 美味しさに 勝るものは無いと思う。

お醤油をつけないのですか?とよく言われる。
茹でたては 醤油はいりません。
その素材の持つ美味しさ。
それを味わうには わさびも醤油もいらないのです。
逆に その風味を 隠してしまうと考えています。

わさびは 元来 美味しさの助長があるのですが 殺菌効果を期待して
生ものには つき物になったのではないのかなと思う。(私的なおもい)

生きているバカ貝を茹でて その場で食べるものが もっとも美味しい。
昨年 東京のおばあさんとその孫を 干潟に案内しました。
その子に バカの茹で身を 食べさせた。
「美味しい! おじさん お父さんにも食べさせたいです。」
というので パックに入れて 持たせました。
その後に おばあさんから メールをいただきました。
「おとうさん いままで 食べたことが無いほど 美味しいものをいただいてきた。」
といって 父親に バカ貝を食べさせたのです。お父さんは
「おいしいなあ」といったそうです。
しかし その子は それを食べて
「ん 木更津で食べたほうが美味しい」
といったそうです。
おばあさんは どうしてでしょうかと聞くので
茹でたては 美味しいのですが 時間が経つと 美味しさは減ってゆくのですよ。
と答えておきました。
事実です。
その子の 味覚は すばらしいものがあると 考えます。

コメント
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