トシコロのありのままの暮らし


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ロシア通貨の下落

2014-12-17 11:19:58 | 日記



  昨日(16日)の新聞記事で僕が最も注目したのは、ルーブル(ロシア通貨)の急落です。何分、今の石油の世界価格は下落幅が大きく、石油の大量輸出国で、また、世界の大国でもあるロシアが輸出が振るわなくなり、経済状態も悪くなり、通貨も下落したわけです。そのようになった原因は、アメリカの「シェール革命」。それまでは大量の石油輸入国だったアメリカが、科学技術の発達により、シェール岩層から大量の石油と天然ガスを採掘できるようになり、輸入も必要なくなり、更には、近く日本にも石油が輸出されるようにまでなるわけです。その他、すでに世界各地で太陽光や風力発電も増えており、石油は世界的に余剰傾向で、原油価格も下落の一途をたどっています。

  多くの人は「石油が安くなれば、結果的に物も安く、たくさん買えるから、いいじゃないか」と思ったとかもしれませんが、世界経済はそう簡単ではありません。原油を売って生活が成り立っている国々が非常に困るわけです。それらの国々に入るお金が減り、その分だけ、貧しくなるからです。すでに、中米の

産油国、ベネゼーラでは国が非常に貧しくなり、福祉も切り捨てられ、失業者も増え、政治も不安定になりました。大国ロシアもそうなりつつあるわけです。ロシア経済がさらに悪くなれば、ロシアと結びつきの強い東欧諸国、ギリシア、中国、ベトナムなどの経済も悪化します。東欧やギリシアが落ち込めばEU諸国もそれに引きずられる形で不景気になりますし、中国が落ち込めば同様に日本や韓国が不景気にもなるわけです。非常に大きな問題を秘めています。

  丁度百年前、第一次世界大戦が起きました。きっかけはサラエボの皇太子の暗殺事件でしたが、根はロシアとイギリスの覇権争いだったと言われています。今は国際状況も大きく変わり、今回の件から大きな戦争が起きる事はないと思われますが、ロシアは世界的に見て、因縁深いものがある大国なので、ロシア経済の動きには目が離せません。

  今は何とも予見できませんが、あるいは、今回のロシア経済の動きが時間を置いて、日本経済にも大きな影響を与え、それが日本経済の大規模な構造改革、それに、政治改革をもたらすのかもしれません。歴史を見ても、日本の政治・経済改革はほとんど「外圧」によるものですし。そのようなわけで、ロシアの件は日本にとっても、他人事ではないと僕は見ています。

今回の衆議院選挙の投票率の異常な低さについて

2014-12-16 14:20:39 | 日記



   理由は簡単である。高校生でも判るはずだ。

   「与野党共、思想が不明確で、確固たる未来の日本・アジア・世界のヴィジョンを打ち出す政治家・政党がなかったため、日本の有権者たちは政治家や政党を選べなかった」点にある。決まりきった話だ。経済成長路線も、それへの批判も、規制改革みたいな事も、小手先に過ぎない。例えば、「共生思想に基づき、日本を世界一の福祉国家にして、それを全アジア・全世界に広げ、福祉の分野から世界平和に貢献する」と唱える政党や政治家が出ても良さそうなものだが、僕の見た限りはそのような政党・政治家にはお目にかかった事がない。各政党共、近視眼的過ぎる。これでは、「投票率52%」にもなるよ。大学の試験の場合、60点以下が落第点である所が多いが、ならば、今回の日本の民主主義は落第点である。

  政治の思想について、はるか過去から考えてみた。今の日本の政治状況の元祖は百年以上前のヨーロッパにすでにみられたのかもしれない。19世紀は資本主義が台頭し、又、唯物主義も全盛になった。でも、それらだけでは、人々や国々は互いのエゴと利益をぶつけ合うだけで、果ては大きな戦争にもなる。その通りで、1914年から第一次世界大戦が起きた。それは毒ガスで殺し合う恐ろしいものだった。戦争の恐怖から、その後に国際連盟も作られ、平和の枠組みも模索されたが、その基礎になるはずの思想や理念が生まれなかったため、上べだけになり、多額の賠償金を払わされたドイツが経済混乱に陥り、それもあり、ナチスが独自の思想を掲げ、ドイツ国民には新鮮に感じられ、あのように政権を取ったが、結果は御承知の通りだった。その戦後も今に至るまで、平和の枠組みが模索されているが、まだそれに至る共生思想が現れていない。その間、それまで世界をリードしてきた思想の一つの共産主義が行き詰まり、ソ連は滅びた。

  今は19世紀とは各国共、大きく社会状況が違い、高齢者福祉や環境問題も重要な課題になっている。ならば、それに見合った思想も出てもいいのに、まだ現れていない。

  思想は少数の天才が作るのではないと思われる。民衆の底辺から、その人たちの泥のような生活から現れ、天才みたいな人が汲み取り、生まれるのだろう。イエス・キリストも、シャカも、ガンジーも、マルクスも、皆、当時の民衆の底辺の人達の生活を見て、声をよく聞き、まとめて、思想にして、社会を変えていった。その果てに政治も変わった。ならば、今回も世界各地の民衆の底辺から新しい共生思想が生まれるはずだし、それは時間の問題だと思う。それについて、我々は何ができるか。まず、しっかりと生きて生活する事である。それから、他人と関わり合う事。その関わり合いには、独身の方は勿論婚活みたいな事も含まれる。

  追伸的に述べると、自然災害は人々の生活に強制的な影響を与え、民衆から湧き出る思想を早める働きがある。ならば、東日本大震災から新しい共生思想が出て、政治に影響を与えてもおかしくないわけだが、今回の選挙でもそのような新政党はでなかった。まだ時間がかかるのかもしれないが。

  とにかく、次の国政選挙の時は新しい日本・アジア・世界のヴィジョンを各党・各候補者が競い合って欲しいものである。そうすれば、確実に投票率も上がり、日本も活気付く。

ラジオサーバー

2014-12-12 15:38:32 | 日記

 左側がラジオサーバー、右側がパソコンです。

  購入したのは以下です。顧客に非常に親切なので、世田谷区と杉並区の人はメモして、電気製品が必要になった時に連絡してください。

丸電第一株式会社

 世田谷区 南烏山 5~3~8
 ☎03(3308)6527、6528



漢方薬関係

2014-12-11 18:53:07 | 日記
  以下、フェイスブックで交流している、聖マリアンナ医大出身の医者にあてた報告書。最近、当帰四逆加呉茱萸生姜湯を飲み始めたもので。

   昨日(10日)午後2時、入浴前の体温は36.6度。1週間前よりも0.6度上昇。日差の他、当帰四逆加呉茱萸生姜湯の影響もあり、上昇したと考えられます。体温を高めて、免疫系統の働きを強めて、風邪・インフルエンザ・肺炎などに掛かりにくくするわけですね。
  漢方薬は色々ありますが、免疫力を体質に応じて強める働きがあるものもかなりあるはずです。但し、漢方薬が成立したのは非常に古く、まだ免疫も、病原菌も発見されていない時代だったため、あのように古代中国の五行や陰陽論に当てはめられ、現代人には訳の判らない理屈になっているわけでしょう。
  聖マリアンナ医大では、漢方薬の科学的検証も行われていますが、免疫系統との絡みで見る事が今後は更に必要です。そうしないと、漢方薬は廃れてしまい、全人類の医学の面から大きな損失ですからね。
  何かの参考になれば幸いです。
  (尚、このウォールをご覧になる方に申し上げますと、漢方薬は本当に一人一人の体質に合わせて、飲む薬を変えるわけです。僕はたまたま当帰四逆加呉茱萸生姜湯が合いましたが、合わない人も多く、合わない人が飲むと強い副作用を起こします。従って、僕の真似をして、その薬は飲まないでください。漢方薬に詳しい医者の下、頂き、お飲みください。非常に大事な事です)

原宿表参道と渋谷

2014-12-09 14:54:35 | 日記


  2日。北風は強めだが、12月としては暖かく、快晴。午後1時ごろ家を出て、豪徳寺駅から小田急線に乗り、代々木上原で千代田線に乗り換え、表参道駅で降り、エレベーターで地上に。いわゆる「原宿の町」である。

  僕は中国茶が好きで、「茶のチカラ(菫占軍著・中国放送局取材・講談社)」という本に紹介されている「遊茶」という中国茶専門店が2日の第一目的地である。(文末に「遊茶」の住所記載)。僕にとっては見慣れぬ地で、東西南北もよく判らないが、ヘルパーさんはよく知っているらしく、徒歩3分でたどり着く。「遊茶」というのれんが出ていた。喫茶室は地下だが、売店は一階。でも、このビルの構造は一階でも段差があり、遊茶の御主人に手伝ってもらった。今時、そのようなビルの構造はいかがなものかと思う。地下にはその他に店もあるが、それにもエレベーターはないし。でも、遊茶の主人夫婦は親切に応対してくれた。「茶のチカラ」は中国の医者が書いたもので、当然、漢方医学に基ずく体質別の中国茶が記されている。晩年の父が漢方医学を独学した関係で僕もその知識は一応あり、僕と母の体質に合ったお茶を本から抜け書きして行ったが、全部はなかった。それでも、御主人夫婦は最善を尽くしてくれたし、以前から飲みたかった「ジャスミン花入りウーロン茶」があったから、それも買った。

  店を後にして、再び地下鉄駅に。原宿の道路は広く、街路樹は落ち葉。69年に流行ったシューベルツという楽団の「風」という歌を思い出させる光景だった。

  それから渋谷に。地下鉄から降りて地下道から地上に出るのがややこしい。一旦更に下に降り、そこから上がるという。東急プラザを目指した。ロシア料理のロゴスキーで、買い物。ピロシキの他、ボルシチのレトルト・パック。ロシア風水餃子。鶏肉の燻製を買った。内、何かの本でロシアの御馳走の一つに、ダチョウの燻製がある事を知っていたが、日本ではダチョウがないから、鶏の燻製を作ったのだろうと思った。一度は食べてみたかったものである。ピロシキと並んで、ボルシチもロゴスキーの名物だが、今はレトルトや缶詰も作られているとか。それにしても、本場のロシアの人たちから見れば、日本のロシア料理はどのように感じられるだろうか。日本風に変えてあるはずだから。寿司もロシアでは相当変えられて、寿司の具に天ぷらもあると聞いている。同じだと。

  そこを出て、帰途。井の頭線の乗り口に行こうとエレベーターを上がる。そこに目の不自由な青年男性もいた。僕らはエレベーターを降り、乗り口に行くが、無人改札口で、しかも、狭く、車いすが通らない。インターフォンでヘルパーさんが駅員と話をしたが、「一回に降りて下さい。そこの降り口からお乗りください」。仕方ないから再びエレベーターに行くと、まだ目の不自由な青年がいる。道に迷ったようだ。一緒に降り、ヘルパーさんがその青年をサポートして、目的地の方向を話すと、そっちに彼は向かった。偶然とは言え、出会って良かったと思う。それにしても、例えば、家を出る時間が少し遅れたら、あるいは、地下鉄を一つ乗り遅れたら、買い物の時間が少しでも早ければ、その青年には出会わなかった。「偶然」の不思議さを感じた。

  その後、井の頭線に乗り、東松原で降りて、帰りました。僕の住んでいる家は、複数の駅から徒歩で行けます。中国やアメリカの町ではほとんど見られない事ですね。

  (中国茶専門・遊茶. 150-0001  渋谷区

神宮前5~8~5-100 [m:135] 03-5464-8098)