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高齢男性に求愛された女子大生高齢男性に求愛された女子大生

2018-12-11 17:42:49 | 日記
  1970年代、「いんなあとりっぷ」という若者向けの雑誌があり、僕も父に勧められてよく読んだ。その中で忘れられない記事が一つある。表題通りの事です。


  記事はその女子大生の手記。読みやすいように編集はされていたと思いますが。その女子大生は高齢者夫婦の家にお手伝いボランティア。洗濯などの用をこなしていたわけですね。夫婦ですが、夫はたくましい性格。妻は元は貧しく、遊郭に売られましたが、夫が「救い出した」とのこと。妻もその事をいつまでも喜んでいました。


   ところがその女子大生が手伝いの為に行き、しきりに高齢の夫に優しい言葉を掛けた所、恋愛感情が呼び覚まされ、求愛まで。それを知った妻は泣き崩れた。手記は「私のした事は何だったの?」で終わっていました。その後の様子は書かれていませんでした。

   確か、1975年。当時の僕はまだ福祉会や身障会にも入っておらず、「何だ、これ」と変に思っただけでしたが、印象に残りました。その後、施設関係で影の話として、ボランティアの人が異性身障園生に優しくして恋愛感情が呼び覚まされ、トラブルが時々起きている事を聞き、ある施設キャンプの時もその幹事の一人に「気を付けろよ」と言われたわけです。

   今、記事を思い出し、その女子大生は考えが足りなかったと。男女面で。いくら年長でも、異性は異性。優しくしたら、こうなる事もある事は考えないといけなかったのに。その人は男女交際は余りせず、そのような事ばかりしていました。1955年生まれだったそうですが、1950年生まれの全学連世代以降はそのような例が多くなったわけです。

  もし、ちゃんとした恋人がいたり、恋人候補の男性が何人もいれば、そっちに優しい言葉を掛けて、高齢者夫婦の家庭では洗濯などの用をこなすだけだったと思います。また、それが本当のボランティア活動ですね。優しい言葉を掛ける事は、ボランティアから外れており、その面でもおかしいと今は思うわけですが。

   さらに、高齢者や障碍者を男や女とは見ない日本社会の困った風潮も見えます。これこそ、この問題の根であり、この件は僕が行ったS園にもありました。書いていくと。以上の思い出しはその役にも立つと思います。更には、僕も男としての面も訴えたいし、女の人の性の面も尊重・尊敬したいです。一番大事な事かもしれません。

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