トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

7月定例会

2010-07-18 | 月例会

2010/07/17(土) 9:30~14:00

会 員  8名

活 動  午前:遊歩道雨水浸食部の補修作業

         ☆V字型浸食の坂道に間伐材を利用して段差工を施す。(約15m)

         :拠点までの作業道へ間伐材で階段設置

      午後:棚田の生育状況等の確認

         ☆水田内にコナギ、ミズアオイ、藻が繁茂してきた。草取りを実施予定。

           水中には水生生物多数、飛翔するトンボの種類も数も断然増えた。

★梅雨明け初日。大変蒸し暑い。林内の道普請では藪蚊の襲来に悩まされた。

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*吸血虫

2010-07-18 | 小人閑居して憮然

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   『野良掻けば掻くほど出でし蚤あまた』

 『プチプチと血をほどばして爪染まる』

 『まえうしろ忙しく迫るアブの音』

 『血を孕み飛び立てぬ蚊転び落つ』


遅い産卵

2010-07-18 | 小父のお隣さん

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 16日、ようやく雨が上がった。溜池と水路の状態が気になって刈り払い作業をする前に確認に出かける。二坪ほどの溜池の頭上に新しいモリアオガエルの卵塊があった。すでに盛期は過ぎているがポチポチと産卵が見られる。

 この場所は三年前までは単なる湿った草地だったところだ。地表の排水を兼ねて溜池を掘ったのだが、渇水期もなんとか枯れないで経過している。水中は、といえばオタマジャクシやヤゴは当然生息しているが、マツモムシ、アメンボも見られる。藻にはマキガイが着いている。

 右巻きなのか左巻きなのか確認してないからサカマキガイかモノアライガイか言いようがないけど、色合いからはサカマキガイかなあ、というところだ。溜池と言うより水溜りといったほうが馴染む大きさの水辺であるが、溜まっているだけで生息する生物が増えるのは少々嬉しい。

 そういえば、拠点小屋にある45リットルのペール缶に、この五日間の雨水が溜まっていたのだが、その中に体長3mm弱のオタマジャクシが多数群れていた。卵は見ていないから胎生のカエルでもいるのかどうか、そんなカエルは生息していないと思うが不可解な現象だ。

 


ルリボシかなあ?

2010-07-17 | 小父のお隣さん

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 草刈りをしていた草の中にトンボが一匹息絶えていた。オニヤンマより小振りだがヤンマの仲間だと言うことは見当がついた。尾の三角形にも見える瑠璃色の模様が特徴的だ。

 瑠璃色から「ルリボシヤンマ」の名称が浮かんだのだが、ネット検索では模様を確認できる標本まではたどり着けなかった。だから名称不明だ。

 頭部の色彩も特徴的に思える風貌だ。蛇足だが宝石の瑠璃は焼いて人工的に作るということを昨年始めて知った。


*一丁目一番地

2010-07-17 | 合混で闘作すれば

 今日も暮れ行く 尾張の土俵

   手入れ終わるは 暮れ六回 ハア コリャコリャ      弥生姐さん

 捏造なりと 上等ことば

   自分に喉輪 せにゃいいが ハア コリャコリャ     トロル

 張り手なら 相撲界とか

          住もうかいとか やっといい         道程

 出る者も投ずる者もゴマメなり次の選挙の政局開始  不安

 当落は風評次第立候補煩悩次第            賛党蚊

 まつりごとフニャでそうろう参陰戦            登仙


 空蝉

2010-07-16 | 小父のお隣さん

 天候が不安定で、陽射しが回復かと思うと雨が風と共に舞って来る。フイールドには出かけれないが室内だけでは気が滅入るので、少しの晴れ間を盗んで家の周りの草取りをした。

 ローズマリーの株もとの草をとっていたら瘤の様なものに気がついた。よくよく見れば蝉の抜け殻だった。小振りで全身泥まみれの空蝉だ。それだけでニイニイゼミの抜け殻と理解できた。フイールドでも見かけるが、地上部一尺程度のところで羽化していることが多い。

 庭の空蝉もほとんどその高さ以下のところで群がって羽化している。ローズマリーは列植してあるのに、どういう訳か一本の樹だけが羽化に利用されていた。他の樹には1個体も見出せなかった。広い庭でも無いし土壌の状態も同じなので怪訝に思えたが、推定では直ぐ横に三つ葉アケビの株があり、恐らくこの根から養分を摂っていたのだろう。

 何年か前には東側のリンゴの幹で見出したことがあったが、今年は一匹も付いていない。リンゴの根よりアケビの根のほうが樹液を吸い易いのだろうか…。

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*段駄羅 1

2010-07-16 | 温故痴新

 自民党 乾杯したよ

        菅敗したよ 民主党

 運動は 大々的に

        大体敵に 票は逃げ

 偽事堂は 一番地なり

         いちばん地位なり 偽員様


トンボの羽化

2010-07-15 | 小父のお隣さん

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 棚田でトンボの羽化が盛んだ。大半がムギワラ色のトンボだがウスバキなのかどうかは判らない。午前9時頃でも羽化直後の個体を見る事が出来た。

 一体だけ前足で稲にぶら下がっているヤゴがいた。「これでは羽化できないだろう」と触れてみたら抜け殻だった。止まった葉が下部で折れてぶら下がったみたいだ。抜け殻は残っているから無事に飛び立ったことを信じている。

 葦原の頃はトンボの飛翔など珍しかったが、今は静止していると麦藁帽子に止まりに来る。「ブブッ」と突然に羽音がするからビックリするが、オオスズメバチの羽音とはことなるから気楽なものだ。


*花咲かぬ爺さん

2010-07-15 | ペット
『後輩の家の車は動かざる愛犬看取る時きたるを知る』
『我が犬の看取り終えたを聞きしおり涙の後輩いま渦中なり』
『我が犬の記念樹は枯れ蔓草に巻かれし今夏花は見ずして』
『記念樹は枯れて朽ちても愛犬の灰は大地に染みて生き行く』

*展損降臨

2010-07-14 | 今はうたかた

Photo 『もういない主亡き舎の青野原』

 『青野原石灰の舞うもうもうと』

 『青山を広げ高千穂雨しとど』

 『この家も牛盆となる日向かな』

 『採草地草茫々の丘土成る』


ガマの穂

2010-07-14 | 小父のお隣さん

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 溜池のガマが穂を伸ばしている。若いのから並べてみたが「因幡の白兎」にでる「ガマの穂綿」になるまでは時間が必要だ。

 十分に熟して種子を飛ばす頃に触れると、面白いほど連続してモコモコと綿毛に包まれた種子が膨張?してくる。そんな悪戯を「楽しい」と遊ぶ子ども達はいなくなった。

 今回、しげしげと見つめて気がついたのは、雄花から出ている葉のようなものの役割だ。今までにも見ていたにも関わらず気がつかなかった。二枚出ているのだが、何のためのものか見当もつかない。見慣れた当たり前の風景の中に不思議や疑問がいっぱいだ。


*一気夏盛

2010-07-13 | 感じるままの回り道

 『湧き上がる夏雲のごと新緑の木々は膨れて山体を産む』

 『今日の日は日の本一の暑さなり木陰に居りて汗噴きやまぬ』

 『葛蔓は夏日に盛ん逞しく幼木覆い天へと伸びる』

 『草を刈る服に絡まる蔓草はママコノシリヌグイとか申す』


美味しい形

2010-07-13 | 小父のお隣さん

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 林内で「美味しそう」を連想させたキノコに出会った。一つは「栗饅頭」で、もうひとつは「チョコチップのついた「メロンパン」風なのだ。

 メロンパン風はカサの裏側の様子から「イグチ」の仲間であろうことは推定できたがここまでで終わり。栗饅頭風は正体不明。

 名前など知らなくても色彩や形体の多様性が楽しめるのがキノコ類だ。見ているだけで「不思議の国の小父っす!」になれる。


*熱烈奮闘

2010-07-12 | 温故痴新

 牛呵る声に鴫たつゆふべかな   支考

   牛埋ける声に怒号の夕べかな

   牛埋ける声は嗚咽の青野原

 牛部やに蚊の声暗き残暑かな   芭蕉

   牛小屋に蚊の声空し土饅頭

   牛小屋に幻影を追い月に立つ

 蛸壺やはかなき夢を夏の月     芭蕉

   蛸占いはかなき夢はどいつかな

   蛸占いはかなき夢を待つはツキ


侵食防止

2010-07-12 | 今日は真面目に

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 トレイルの急斜面が雨水で浸食され歩き難くなってきた。道普請が必要だと思いながら土木系はいつも後回しにしてきた。しかし、何時までも放置できないので下側から間伐材を埋め込んで侵食防止を図り、平坦な路面に戻す作業を行う。

 トレイルに「水が集中する傾向が顕著」なんて事は、林床の状態ひいては周囲の環境悪化の証左でもあるが、とりあえずは対照療法だ。

 予想していた通り、雨後で高温多湿、日陰の環境だから藪蚊の襲来が半端でなかった。蚊取り線香の両端に火を点けて、電気蚊取りも身に着けての作業だが全く数は減らない。思い余ってチェーンソーをアイドリング状態で稼動させ排気ガスを作業場所の方向に向けて作業を行う。これは効果が有ったが、作業が終わる頃は軽い頭痛がおきてしまった。当たり前である。

 残りは7月の例会日に会友総出で埋設することにした。作業を始める前、シマヘビに遭遇したのだが1メートルを超える立派なシマヘビだった。蛇類に遭遇するのは珍しくは無いのだが、大半が逃げ去ってしまい写真を撮らせてくれない。慌てないのはマムシくらいだ。

 今回は、草むらに頭部を入れて静止してくれたので一部だけだが撮影できた。全身を撮るには捕獲しなければならないが、一人で尻尾か頭部を持っての撮影は毒蛇ではないけど願い下げである。