トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「マユタテアカネだけで寂しい…」

2024-09-29 | 小父のお隣さん

 九月も末であってもまだ九月なのである。ところがフイールドで見かけるトンボ、今日はマユタテアカネだけだった。9月は水の奴隷となっていてトンボに目を向ける余裕さえ無かったのである。今日は前日に続き上の池の浚渫に行ったのだが広い空間にマユタテアカネ5~6匹程度と言う寂しさだった。それでも泥浚いをしていると浚っている堆積土の丁度良く水面の高さになった泥土を好んで打泥産卵にやって来る。オスは鮮やかな赤色だけどメスは地味で目立ち難い体色なのはどの種にも共通だ。

 作業が現在進行形の狭い水域とでもいうべきか泥域と言ってもいいのだろうが孤爺の近くに群れて来る。だからこそ思わぬ近さに止まるから撮影できたのであるが水面ギリギリの泥土に産卵していくから作業が出来なくなった。まあ、「孤爺、無理をしないで!」と言われているようでここは率直に作業中止して撤退遁走した。孵化率を上げるためにはしばし作業は放棄するしかないなあ。しかしその一方で水源地の埋没も何とかせにゃならんし、気分的にはお手上げに近い。BGMには平山美紀のけだるい歌声が気分に合うのだった。今日のマユタテアカネは数少ない翅端濃色のタイプを撮影できた。

     


上の池、連日の濁り・・・

2024-09-29 | 小人閑居して憮然

 つい数日前は外出もならずクーラーを入れた室内で終日よゐこにしていたのに突然夜間は毛布では寒く感じる気温になって、何て極端な気象なのかと思ってしまう。そんな最中、水見回りをすると水域は何処も濁っているではないか。8月末の10号台風以来、濁り水の流入は無いので夜間に飛来する水鳥によるものだと推測しているが確認できていない。今期はトレイルカメラを寄与されて設置すれば写るやも知れず、と思いつつ水源地の取水堰探索に疲弊してしまいそこまで作業が進まない。電池を交換して幹に括りつけるだけだけれど「水の確保には繋がらないし・・・」と腰が引けるのである。

 とは言え「そのために寄与していただいたトレイルカメラ」なのであるから必至の形相で設置撮影すべき義理はあるのだが心に余裕が生じず、どうしても水源地の被害を優先してしまう。水域には写真のように大量の砂泥が流れ込んで水鳥の塒には相応しくは無くなってきつつあり、泥浚いも必要だけれど取水堰掘り出しが優先事項であるから毛髪を抜きフッと息を吹きかければすべて解決、にはならない光頭なのに解決への光明は少しも射して来ないのであった。裏金を作れればこっそりと小型重機をいれるのになあ。まあ、小生は何食わぬ顔でアジって居れるタイプにはなれないから裏金もへそくりも出来ん。しかしながら溜まるものは溜まるのであって、臍の胡麻とか砂泥とか・・・その上、オオカナダモなんてのも繁殖し続けているしまあ、あっちの沼にはオオカネダモウが浸潤してるわい。