goo blog サービス終了のお知らせ 

トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のとんぼ「小さい種の羽化盛ん」

2019-05-05 | 小父のお隣さん
 今季は目立つ種になった。ともかく現状では最小のイトトンボなのである。体長は40mm程度で水見回り時には複数の若い個体の飛翔がある。飛翔力も弱いようで羽化直後なら尚の事、ようやく浮遊している感じで飛んでいく。
 色合いも薄く小さいから動くまでは視認できない事が多くて迷惑至極と思うけれど致し方なしだ。トンボと言うよりカゲロウみたいに見える。

 羽化体を見れる事は繁殖している事に他ならないので、独りでニヤつく「変な爺さん」になっている。まあ、周囲に人影はないから「阿呆」と喝破される事はまずないのだ。
 この種の判断は「イトトンボ」としか出来ない小生であっても、そのうち教えてもらえるだろう。教えてもらっても数分後には記憶に無くなるこの身では教え甲斐もないのだけれどそこはそこ、しつこく頼み込むからS先生も迷惑至極であろうて・・・。

 で、写真で同定してもらった。同種と思っていたのだがアジアイトトンボとキイトトンボで、キイトトンボの写真は学術的には「テネラル」という羽化直後を示す表現をするのだそうで当たり前だが初耳である。
 ずいぶん昔だが同じサイズの赤やオレンジに見えるイトトンボがいた事がある。それもアジアイトトンボだったのだが、今期に赤いのは現れていない。わが明晰な頭脳も謎解きには向いてはいないようだ。やはり泥や山に突き刺さっているしかない運命なのか極楽とんぼへの道も険しい・・・。

    同じ個体         キイトトンボ(テネラル)               

みんなで禿げ増し歩きましょ!

2019-05-05 | 小人閑居して憮然
 世間は十連休の終盤子どもの日、ささやかだが環境教育団体様へ小生の贈り物だ。
 原っぱ部の林床が禿げてしまったのは既にふれた。食草園と流路の間は通路になってしまった。本来の道は食草園の8メートルほど北側にあり、当然そちら側を通るべきなのだがショートカットされてしまって禿げてしまった。もうぺんぺん草も生えてこない。
 既に本来の通路は広さもあるのに往来が減って草地風、草地にしておきたい部分は禿げ地、と全く逆の有様である。

 それでも今までは大目に見つつ、オオバコやチカラシバの種子を採り播きして草地の維持回復を図ってきたもののあまりにも踏圧ストレスが高く無理だった。そこで食草園の樹木に支柱を添えるのと同時に通行阻止の仕切りを入れた。この仕切りから先、通路左側は水路だったのを浚渫土で埋め立てが終わったから、この禿げ地になった部分に植生回復させ食草園の環境を整える算段なのである。

 この草地を禿げさす元凶のほとんどが環境教育NPOの活動の成果である。幼児の踏圧などたかが知れているけれど引率者や参加者大人の踏圧は馬鹿にならない。学齢ともなれば活動量は大人以上なので「集団活動は遠慮してほしい」と当初から伝えてきたのに惨状を目の前にしても何も感じない心魂常識とは何だろうと思うのである。
 「公共の場所」と言う理解さえ無い偽善的活動姿勢で、これは環境教育なんて称してもオーバーバカリズムの方便偽弁でしかなく環境破壊ミッションと名を変えた方が嘘偽りがない。
 随分と昔話になるものの、あの巨泉も言っていた「葉っぱ踏み踏み風と共に去りぬ」あるいは「後は野となれ禿となれ・・・」なんちゃって。


 まあ、官僚・議員さえ改竄隠蔽ちょろまかし等々、全くもって公僕とは言えない輩が多数の現状では真暗堕大臣誕生消滅など道理通りそのものなので、あっちは「開いた口が塞がらない」けれど、こっちは「開いた傷が塞がらない」。
 こんなフイールドは今季回復不能で見るたびに怒りの再生産が続く。結果として我が頭頂部の植生もストレス性不毛の禿げ地に直行である。とは言いつつも、こんな繰り言も不毛なのである。
 つまりは「どこもかしこも砂漠」で「筋労呆至」になってしまうし、いやはややっぱり三途の河原の石積みしているようなもんじゃい。どうせ私は二度わらしだし…。

       左行きが本来の通路           在来種タンポポも消えてしまった禿げ地