
試作第一号は「泳ぐ魚」のピストンにリンク装置もろとも合体させて確認したのが上の写真。しかし手足がフリーで体幹だけ動くのでは完成度不満足で、前足が同時に動くようにしたのが2号体だった。しかし前足だけ動いて後ろ足は腰節に固定され腰節が動く事で「そう見える」仕掛けだったが気に喰わず、結局は後ろ足も交互運動をするように作ってみる。
これがなかなかの難題で、最初からその用途で作られた機構で無いため組み込み調整に多大な労力を費やしてしまった。とは言うものの、午前8時頃に30℃を記録する日々ではフイールドへ向かう気も起きず家で「工作するには良い日」なのである。
3号体の手足は版木(ホウの木)を使った。全て現物合わせで設計図も無いアバウトさなので「これが苦労の初めでしょうか」と歌謡曲の一節も出てくる始末…。お蔭様でクスリもやらないのに叩けば埃の出る体になってしまった。
まあ、結論から言えば「動作、期待以上!」であるが、右端の写真でリンクとカム機構が想起できるなら「お主なかなかよのう」となる。また今回の工作は釘など金属の使用は全くせず仕上げた。


