トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

貴方は論理的じゃあないねぇ! 2

2015-12-02 | 感じるままの回り道
 さて、映画に採用された「雌牛の章 第7節から第12節」へのモヤモヤは「1」で記した。監督が言いたかったことと言いたかった相手は小生が想起している狂徒と同じかどうかは別にして再放送を待っている間に人質になっていたフランス人記者へのインタビューを視聴する機会があったが、それは小生も共感できる見解だった。要約すると人質期間中、彼らの凶友がしばしば揶揄いに来て慰み者にしたという事で、その実体験から幼児性を強く感じざるを得なかったと言う内容だった。
 「矩を越えず」という一節が論語にあるけれど、彼らの言動はまさしく「矩を超えた」そのものでしかない。小生はそこに幼児性を感じていたし大脳前頭葉の未成熟を推測もした。正しく適切な解釈かどうかは別にして、理由原因の大きな要因はゲーム世代の「ゲームでの刷り込み」が矩を低くしたというより「矩」そのものを消滅させたと思っている。
 貧しく虐げられた人々は何時の時代にも存在していたがこうまで人間としての矩を当然として超えられる世代はなかったのではないか。
 「林住記」に起こす内容ではないが、映画から久しぶりに喚起されたモヤモヤだったから整理してみたのである。はい、また「やっぱり貴方は論理的じゃあないねぇ!」とあの人に言われた気もしています。彼女、お岩木山を見つつ達者にしているのだろうか…。

今日のトンボ「今季見納め」まじか

2015-12-02 | 小父のお隣さん
 当地では既に初霜の便りがあった。ほどなくトンボのシーズンは幕を閉じる。シーズンの「とり」を務めるのは大方マユタテアカネと相場が決まっていると思っていたものの、今期はオオアオイトトンボも姿を並べたりしていた。珍しいと言えば珍しいのだろうけれど「ご苦労さん」てな気分で見ている。
 世話している訳でなく、勝手に産卵し羽化し飛翔しているだけのトンボであっても、何となく絆があるような気分なのは耄碌したせいもあるのだろう。12月になって姿を確認できているだけでもビックリなのだが、まだ交尾しているカップルがあったのもビックリだ。まあ、トンボの生態を知らないからそうなだけかもしれないけれど、大岡越前守母堂が火鉢の灰を掻いて示唆した故事からすれば、至極当たり前の性態、いいえ生態なのでしょうなぁ。
 ところでトンボの野合を熱心に撮影しようとしていた小生は「変態」に相当し軽犯罪法に触れるのだろうか。答えが見つからないと今夜は眠れない…。
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