各出版社の思惑に乗せられて、夏休み中の学生たち、はたまたその昔夏休み中に読書をしていたであろう社会人たち(私も含めた昔は学生であった人たち)に向けて文庫を売り出し中の本屋さんで、いかにもそれっぽい本を買ってきて読んでます。
エッセイとかそのたぐいのものは、作者がその当時の人々を思って書かれている場合が多く、今の私たちが読んでもなんだかよく分からないものが多いような気がします。その当時流行っていた言葉、その当時起きた衝撃的な事件、その当時主流だった当たり前の考え方、そういうものを前提に書かれているものだから、読んでいても「??」と思うことが多々あるように思います。もちろん、私自身の教養が一定レベルに達していないことは理解していますがね。ええ。
そういう中でも、なるほど!と思うことがあるからこそ、人はそういう本を読むのだし、また、多くの人がそう思ってきたこそ時代の洗礼を受けてもなお今まで残ってきた本たちなのであろう。
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坂口安吾『堕落論』 角川文庫
この中に収録されている『青春論』が面白い。
この中の1節に、『世の女の人というのは、日常の中に微妙な秘密を見つけながら生活しているに違いなく、過行く1時間1時間がいとおしいものであると同時に、髪の毛の1本眉毛1本にも“小さないのち”を感じているに違いない(←私の独断と偏見に満ちた要約)』みたいなことが書かれていて、妙なくらいにストンと納得してしまった。なるほどね。
こういう感覚が、男にはない繊細さ鋭さにつながるのだろう。
女性の魅力というのも、こういうところから湧き出るものなのだろう。
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新しいものも読みたい。
エッセイとかそのたぐいのものは、作者がその当時の人々を思って書かれている場合が多く、今の私たちが読んでもなんだかよく分からないものが多いような気がします。その当時流行っていた言葉、その当時起きた衝撃的な事件、その当時主流だった当たり前の考え方、そういうものを前提に書かれているものだから、読んでいても「??」と思うことが多々あるように思います。もちろん、私自身の教養が一定レベルに達していないことは理解していますがね。ええ。
そういう中でも、なるほど!と思うことがあるからこそ、人はそういう本を読むのだし、また、多くの人がそう思ってきたこそ時代の洗礼を受けてもなお今まで残ってきた本たちなのであろう。
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坂口安吾『堕落論』 角川文庫
この中に収録されている『青春論』が面白い。
この中の1節に、『世の女の人というのは、日常の中に微妙な秘密を見つけながら生活しているに違いなく、過行く1時間1時間がいとおしいものであると同時に、髪の毛の1本眉毛1本にも“小さないのち”を感じているに違いない(←私の独断と偏見に満ちた要約)』みたいなことが書かれていて、妙なくらいにストンと納得してしまった。なるほどね。
こういう感覚が、男にはない繊細さ鋭さにつながるのだろう。
女性の魅力というのも、こういうところから湧き出るものなのだろう。
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新しいものも読みたい。
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