は・な・し・の・種

話の種のつきるまで・・・

「静かな落日」

2009-07-28 | 暮らし

劇団民芸 静かな落日★広津家三代  演劇鑑賞会
戦後日本の黒い霧 松川事件に挑んだ広津和郎
明治・大正・昭和にわたる作家三代の姿を鮮烈に描く

周知の通り・・・ほんの半世紀余り前の事でも 
松川事件の事も 作家広津和郎の事も 詳細は知らなくて
何時のときも そう そんな事が有った と 思い返すだけであるが
それでも 複雑な家族関係から 父親不信であった娘桃子が 
父の助手を勤めながら 共に過ごす日々がとても良い
ストーリー以外にも 
話し方 立ち居振る舞い 来客に対する物も含めて
そして 避けることの出来ない 関わった人たちすべての別れ
必然 とは言うものの さみしい幕切れ
初演は2001年とか なんと言っても新劇界きっての2枚目 伊藤孝雄 
雰囲気のある 樫山文枝のコンビ 悪いわけが無い
新劇の人たちは こういう物を持って 舞台装置をトラックに積んで
2回公演ぐらいのペースで 地方を廻って居る

 どんな事があつてもめげずに、忍耐強く、執念深く、みだりに悲観もせず、楽観もせず、
生き通して行く精神・・・散文精神★ というらしい
桃子がフッとつぶやいたセリフ  ゴロが良くって気になっていて


柏崎へ

2009-07-27 | 暮らし

何でもそうだが 間が空いてしまうと
自信が無くなり 不安になるもの  きっと
もっと 年を重ねると そう言う悪循環で 
何も出来なくなるのだろう と ボンヤリ考えたりする

4時間以上もバス 一泊 新潟は柏崎・大花火 7/26
久し振りのお泊り・・中々スッキリしないお天気・・近ずくに従って 不安が募る日々
それでも 4人で 2日間たっぷり一緒に過ごせる
のは タノシミではあった
心がけが良いからか 用意万端では有ったが 幸せなことに降られる事も無く
15000発と言う大容量の花火 を 2時間近く見ることが出来た
鎌倉花火は2000発程とか それすらもう 見たのは遠い昔

写真を と思っても
全くそのタイミングをつかめないまま
アタフタするだけで
どの位置にポイントを合わせれば良いのか 
すら解らない 暗闇
シャッターを押した時は
もう 星屑のようになっている

眺めとしては
絢爛たる花を開かせ
一瞬にして散る 
これ以上の贅沢はない



折角のこういう機会は
チマチマと写真 等考えずに
ゆっくりと  
カラフルな色合いと 精密な細工と 
振動を全身に感じて
浸っていれば良いと 途中から諦めた
たった1日だけの行事は そう出会えるものではなく
誘っていただいた事に 感謝している

写真風景は 高速バス・車窓から 群馬辺り?  


リモコン

2009-07-24 | 暮らし

 一昨日 考えもしないで TVのリモコンを使っていて
BSのチャンネルが動かなくなった 
モチロン画面も出ない のに電源も切れず
ズ~ッと 103 の数字が付いたまま。。。
キッと 変なボタン 押したのにチガイナイ と思い込んでしまって
こういう時 マニュアルを読もうなんて気は さらさらない
仕方が無いから 昨日 サービスに電話した
いろいろ 状況を聞かれ操作した揚句・・・ ‘電池を換えてみてください’
そういう事 なんです でも他は何も支障が無かったので 思いも付かなかった
                                      初歩の初歩! 
お蔭で 先日見過ごした 徹子の部屋
 細川俊之に会うことが出来た
途中からだったが びっくりした
随分変わっていた 齢 を差し引いても・・・
 やはり 病気だった
20年以上も前の 番組出演の動画★
そう・・・ こういう感じだった 
ラジオの‘ワールド オブ エレガンス’
聞きながら よく夜なべ をしたものだ
どんな時も それと言わなくても すぐわかる声 

遅いお昼の後 一休みのTV・「相棒」 に出演していて・・・
このごろ 再放送だの 再々放送だの 古い物を見ていると 
みんな若くって 一体今は何年なの??
なんて 一瞬 時の居場所 を 見失う@@@ 
 


蜜の味

2009-07-20 | 暮らし

晴れた日は殊に
朝から はたらきものの 花蜂の羽音がする
蝶は春早くから クロアゲハ 等も見られ驚いたが
多くは無いが 今 色々の蝶の飛来がうれしい
名前は定かではないが 黄蝶 モンシロチョウ 黄揚羽 青筋揚羽・・・
なんと言っても多いのは ツマグロヒョウモン★

ブッドレア★房藤空木
まさに を呼ぶ花 であり

西洋ニンジンボク は を呼ぶ花
昆虫も それぞれ好きな蜜の味が有るのだろう
でも それは舐めて見なければ解らないわけで
        きっと 代々のDNAで受け継がれて居るに違いない(^_-)-☆
関係しないが 「O型の人は蚊に好かれる」 と聞いたが
蚊はその人を見ただけで O型 と解るわけ・・・かな?
   これも 昆虫界のフシギ なんて


ノラ・(=^・^=)

2009-07-18 | 暮らし

ノラ・(=^・^=) なのに
ウチのメッチャン★ と言うのは可笑しいが
長い つきあい である
職人さんが入って居た時は顔も見せなかった
少しオドオドしていたが このところ 
すっかり以前どおりになって 雨戸を開けると 
ホボ毎日テラスで待っている たまに 夕方も
  
どういう訳かもう一方の耳も折れてしまって
立たなくなって いる
口を開けても 声があまり出ない
夏場は体が半分ぐらいに痩せるので
もう おわかれかな と 思ったりするけれど
自分が齢をとった なんて 感慨があるのだろうか
体の具合は どうなのだろう・・・ それでも テラスで少しくつろいで
悠然と 庭を横切って ホボ同じ位置の塀にヒョイと乗り消えて行く
餌も寝場所も 確保されていると言うものの・・・
自由とは 孤独とは キビシイものであろう など 考えているのか 達観しているのか

=人間がどれほどのものかと・・・・・孕み猫公然と行く=
=生きるとは などと疑わず 
                           石臼を回していた母静かでした=
                                               (金子きみ・作家 歌人 6月末死去)
出来もしないことを アレコレ思い煩い愚痴を言わず
黙って身一つの始末を付けて行きたいもの と
メッチャン を見て思ったりする・・・

朝 落合惠子さんのコラムを読んで

涼風がたつ夕闇の中で
モナルダ が 白くポッと浮かんだように揺れていた
                                       ↑上写真は 薄紫


おしゃべりっ!

2009-07-15 | 暮らし

何時 とは言わないが あの頃から
私は だんだん おしゃべりになった と思っている
自分の しっかりとした主張や 
生きる姿勢が あるわけでは 毛頭ない

折角の出会いに 話の間が空くのが勿体ない とか 
自分の触れられたくない部分!? に 話題が及ぶのが イヤ とか・・・
今日こそ 人の話を聴こう と思って出かけるのだが
結局 あれこれ話をして 疲れ果ててしまう ワケ で
なにも そんな七面倒くさい事を言わなくっても たんに おしゃべり! なだけでしょっ
と 大向こうから声がかかる 気もする

以前 今更新しいともだちは要らないわ しんどい思いをするのも・・・と言う友人に
思いもよらなくて その時は驚いたけれど
その後も 私は ‘一歩踏み出す’ 事によって
思いがけない出会いを楽しんでいる
今日は 先日来 気掛かりの 邸の
タジン鍋料理
 
左・モロッコ製        右・有田焼
水は入れないで 野菜やお肉を入れ蓋をして 直火でも レンジでも 蒸すだけ
今 流行の ヘルシー
蒸料理★ 
殊更暑い一日だったが 他に種々歓待に預かり 
モチロン アチコチ飛んだ話も楽しくて・・・  長居をしてしまった


老いとともに

2009-07-11 | 暮らし

=老いぬれば メッキもはげて 生きやすし=
                  (田辺聖子)
で始まった 今日の天声人語 は
ウイズ・エイジング★ 訳せば 「老いとともに」 
 記憶力は衰えても 季節や身辺への感性は むしろ豊かになる そうな
70才の語彙は20代の2倍以上もある とか
あるがままに 肩の力を抜いて おだやかに過ごしてゆければ

どちらかというと 私 スポーティーなスタイルが好きで 
気分は アンチ・エイジング 気ばかり先立つと 転んだりすることになる (>_<)
気がつかないうちに そんな心と身体のアンバランスが
イライラの元になり 心配の種になる
心配に取り付かれると どうしたら良いか
それはもう
 
お経を唱え 座禅をして瞑想にふけること 以外に道は無い とか (別な人生相談) 
愚痴ばかり言っていないで 
毎日黙々とやるべき仕事をこなし 黙って生きることが大切! とも
「会話が大事なのよ」 と 誘いがあれば何を置いても出かけてゆく
そして 押せ押せになった 仕事の山* と つかれ* に 愚痴を言う
揚句の果てに・・・ ワケのわからない blogを書く (@_@)

ウイズ・エイジング・・・齢相応に・・・ 齢 って


みなとみらい

2009-07-08 | 暮らし

こんな僻地に住んでいると
ここは 名前のとおり 未来空間 と言う感じがする
それでもこの辺りは 未だ 
迷子になる と言うほどの事も無く
それ以上に 昨日は 異空間 夢から覚めた*古代エジプト王朝
    海のエジプト展  パシフィコ横浜で 3時間もウロウロしてしまった
それでどうだったのか と言うのは 墓穴を掘りそうなので言わない・・・
・・・けれど けっこう楽しめた


 この辺りだったらアソコ と 言っていたお店が無い 少々雲行きが怪しくなってきた
喉はからから 兎に角座りたい  混みあっても居ないのにセッティングに手間取る 店
結構しょっぱいスープ 前菜が終わっても・・・ なかなか来ないピザ*
やっと来たそれも あんまり~・・? で coffeeまでぬるくって
こんな時 ひとり しょんぼりする
 久し振りに晴れた スカイブルー***  海はインディゴブルー***に波立って
このロケーションには 不服は無い


七夕

2009-07-07 | 暮らし

先週 平塚の七夕を見に行って来た 
と 言う友人に バスで 出合った
賑やかな道中だった様子が 垣間見られた
今日迄 ではなく 5日には終わる と言う事だった

5日 さわやかセンターの玄関に  ↑ 
 七夕飾★ が有った
‘健康長寿’ など の他に
‘高校生になれますように’ 
なんてビックリしたが 
近くの中学生が 
ボランティアで来たのかな と思った 
ちょっとさみしい飾 だったが 雰囲気 だけでも良いかな とも

あと何分かで 今日も終わる
昼間は久し振りに青空も見られた が
今 外は 向かいの屋根の向こうが見えないほど 深い霧の中に静まり返って
そうだ 願い事は・・・? メゲナイデ!   ふと思った


紫陽花にお別れ

2009-07-06 | 暮らし

アジサイ あじさい 紫陽花
この夏 何度口にしただろう
そして どれだけ沢山の種類のそれに会っただろう
そして・・・  又出会えた喜び は 一入であった

雨間を見ては 少しづつ切り取っている
切り取ったものも 捨ててしまえば楽なのに 
まだまだ捨てられないで
色合いを一人楽しんでいる
とても 絵の具では出せないグラデーションの
沢山の はなびらのひとつひとつ
紫陽花ならではのものと思っている