シモキタのtokyoboy

下北沢に居を構える初老オジのエクスサイズ、呑み歩き、美術館巡りなどの備忘録生活記録ブログ、含む膝蓋骨骨折リハビリ記録。

東洋文庫ミュージアム「フローラとファウナ」 ぐるっと2022Part5Vol2

2023-02-23 | ぐるっとパス2022

ようやく「乗り物」企画が終わり、1月後半位から本展になった東洋文庫。

この日は朝から氷雨、しかも月曜日ということで、万難あい尽き💧車でこちらに向かいました。

本企画展タイトルがカタカナであることは承知していましたが、2枚目写真にあるファサード部分の展示が皆シーボルト関連の図書。

3〜4枚目がそれで、結構不思議な解説があり係の方と議論してしまいました。

 

そしてそのフローラは植物相/誌、ファウナは動物相/誌、この2つで全ての生き物を網羅するデータベースといったところなのかな、と…

そしてシーボルトが日本の動植物分類などの嚆矢という位置付けのようです。

3枚目は展示室の入口、動植物誌の東西交流とサブタイトルにあります。

 

それでは展示室内から私が選んだ資料などのご紹介。

先ずは動植物に全く縁がありませんが、国宝「史記」司馬遷の冒頭。

そして江戸時代末期より先の動植物誌の例として、「神農本草教経」神農という伝説の帝王の名を付して権威付けしたと思われる1〜2世紀頃の書。

 

時代を今企画に合わせて、先ずは中国の古典的本草学書「本草綱目」と日本の違いを検討するようになっていった。

「大和本草」、そして平賀源内「物類品しつ」。

 

ここから明治のお雇い外人たちの貢献。

シーボルト「NIPPON」、「日本動物記」に「日本植物誌」。

 

更にいきなり宇田川榕菴「植学啓原」。

2枚目はグールド「アジアの鳥類」。

 

 

さらに私の実家というかふるさとネタ。

江戸時代には園芸が盛んでそれに伴い品種改良とかもあって分類学の観点からも盛んだった、とはこのパネル解説。

おして、その中心地がこの東洋文庫からほど近い…というかお隣の駒込染井村。

はい、私の生まれ育ったソメイヨシノの故郷であります。

2枚目が桜の品種に関する書物2冊。

最後がそのソメイヨシノを開発した伊藤政武さん著書の園芸百科辞書「地錦抄」。

 

桜があればもみじ🍁も、

「紅葉図譜」、ここでも染井の職人が全てのもみじの品種を持っていた記載があるそうな。

ケンペル「日本誌」、そして最後が牧野富太郎、次の朝ドラの主人公、の「日本植物志図篇」。

などなど、勉強致しましたメメ

さてこちらの入場料は900円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は計1,900円となりました。

 

 

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