tokotoko花日記

富山発 我が家のガーデニング便り
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川柳勉強会と「やすごと」せんまいかい!! に参加

2015-06-08 | ブログ
昨日、自遊人倶楽部友の会主催の "川柳勉強会と「やすごと」せんまいかい!!" に参加しました。
自遊人倶楽部友の会友の会は、自然を愛し暮らしを楽しむ人々の会です。
私は、その会の事務局をしています。
今回は、射水市本江の旧田中家、「勘兵衛はうす」で開催しました。

川柳の講師は、私の義妹の「伊東志乃」さんです。
富山県川柳協会の副会長や川柳さわらび会の会長を務めておられます。
又、NHKの「富山人川柳」の選者としても活躍されています。

今まで川柳に縁が無かった人が殆どでしたが、先ずは川柳についてさっと基本を教えて頂きました。



実は私、川柳って「サラリーマン」川柳しか知らなかったので、そういうノリだとばかり思っていたのですが、なかなか高尚で奥が深いものですね。



今回のお題は、海辺にある勘兵衛はうすにちなんで、「海」でした。
前もってお題を聞いてはいたのですが、さした句も浮かばず当日を迎えてしまいました。
説明を聞いたからと言って、急に浮かぶものでもなく、なんとか2句提出しました。
その後、全員の句の発表と佳作と優秀賞の発表がありました。

佳作の作品です。
「生き恥を 晒してもまた 波さらう」
「真夜中の ラジオの向こうに 海想う」
「寄せる波 新幹線で 越える波」

優秀作です。
「どの道も 生成流転 海に帰す」

伊東志乃さんの句です。
「体内へ隠しています 海の赤」

なんだか自分の書いた句が恥ずかしくなってしまいました。
文章を書くのは割と好きな方ですが、川柳の才能は無い様です。
下手の横好きと言った所でしょうか。

勉強会の後は、「やすごと」せんまいかい です。
「やすごと」とは、農作業が一段落した今の季節に身体を休める日の事です。
「せんまいかい」は、富山弁で「しましょう」という意味です。
ほんのちょっと勉強した後に、もう「やすごと」してて良いの? とも思いますが、古くからの伝統や習わしを学ぶ事も大事です。
砺波地方で、「やすごと」の日に食べられていた「ほうわまま」を作りました。

先ずは、おかまに火をくべてご飯を炊きます。



その間に朴葉を綺麗に洗って、拭きます。



ほんのりおこげの美味しいご飯が炊きあがりました。
お椀にご飯をよそって、



十次にした朴葉の葉っぱにあけます。
塩を軽くまぶして、黄粉をたっぷりかけます。



握りながら、



願いを込めて、



藁で結びます。



はい出来上がり。



「こよもん」さんのご指導の下、各自が自分の「ほうわまま」を作っている間に、傍らでは川柳の先生のご指導の下、海鮮汁も作りました。
着物に割烹着姿がなかなか板に付いています。



本日のご馳走の出来上がりです。
「よしなの塩こぶ和え」は、私のリクエストで「こよもんさんの奥様」が作って下さいました。



先生には他にも、べっこう、サラダ、ドーナツまで用意して頂きました。



「べっこう」というのは、富山の郷土料理です。
醤油と砂糖で味付けしただし汁に卵をといて、寒天で固めた、デザート感覚のものです。
富山では、お祭りにかかせないお料理でした。

初夏の風を感じながら、古民家「勘兵衛はうす」の庭先で食べる素朴な郷土の伝統料理は格別でした。
私は、自分の分の「ほうわまま」をほんのりおこげで作りました。
「こよもん」さんのご飯の火加減が絶妙で、香ばしくて美味しい特別な「ほうわまま」になりました。
ああ美味しかった。ご馳走様でした。

満足してすっかり和んでしまっていて忘れていた事がありました。
そうだ 出来上がった川柳を短冊に書いて貰うつもりだったのに・・・。

後からお願いしましたが、見なさん遠慮されて、結局この3枚だけになってしまいましたが、勘兵衛はうすの玄関に展示させて頂きました。



先生の句も書いてもらうべきだった・・・。
後から頼んでみよう。
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