tokotoko花日記

富山発 我が家のガーデニング便り
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趣味人生活を満喫しています

紅葉の立山へ

2016-10-01 | ブログ
昨日、紅葉の立山へ行ってきました。
先日、東京の友人の帰省に合わせて一緒に立山へ行く予定にしていたのに、台風と雨で流れてしまい、がっかりしていました。
富山は9月の中旬から長雨が続き、すっきりとした青空を見る事が出来る日が殆んどありませんでした。
昨日は珍しく、ずらりと並んだ天気予報のの中で1日だけが付いていたので、これが今年最後の立山の紅葉を眺めるチャンスと思い、急遽日帰りで出掛ける事にしました。

朝7時前に家を出て、車で立山駅へ。
みんな考える事は同じなのか、駅周辺の駐車場は既に満杯。
少し離れた所でようやく駐車する事が出来ました。
ケーブルや高原バスは、臨時便が次々と出ていたので、乗り継ぎもスムーズでした。
高原バスの車窓からは、美しい弥陀ヶ原の紅葉が眺められ、青い空、白い雲、壮大な立山連峰に胸が高鳴ります。
室堂に来たのは、亡き父が元気だった頃、施設の遠足で来て以来なので、かれこれ10年振り位だと思います。

久し振りに見る立山連峰は、美しく気高く、涙が出そうでした。



立山は、20代の頃に色々人生に戸惑い迷っていた時に、癒してくれた大好きな山です。
残念ながら、室堂の紅葉は既に終わってしまっていました。
今年は例年より1カ月早く紅葉が進んだのだそうです。

雄山へは何度も登ったし、体力的にも自信が無いので、今回は室堂止まりとしました。
立山玉殿の湧水で喉を潤し、友人と一緒にお弁当を食べる筈だったミクリガ池へ。



吸い込まれるような青い水面に美しい雲が映っています。
まだお弁当を食べる時間では無かったので、そのまま地獄谷の方へ。



遠くにうっすらと水蒸気があがっていました。
私が若かった頃は、地獄谷の中を歩き回る事が出来たのですが、今は活動が活発になり、有害ガスが出ているので歩く事は出来ません。

地獄谷からの帰り道で、ハイ松の茂みの間にライチョウがいました。



写真では木の枝と同じ色なので、見分けが付きませんが、確かに映っています。
ミドリガ池と立山です。



右から雄山、大汝山、富士ノ折立と続きます。
復元された日本最古の山小屋。
雲の形が素晴らしい。



左手の扉がアルミサッシなのが、ちょっと許せませんでしたが・・・。
見ると、玉殿岩屋こっちの看板があります。
室堂へは何度も来ていますが、玉殿岩屋へは一度も行った事がありません。
まだ時間はたっぷりあるので、行ってみる事に・・・。
玉殿岩屋は、かなりの崖っぷちにありました。





ほんの5~6年前友人と弥陀ヶ原を歩いた時は、全く体力の衰えを感じなかったのに、今回は結構足にきました。
足に踏ん張りがきかず、途中でトンと勢いを付けて置いた時に、足を軽くひねってしまいました。

日本最古の山小屋がある広場に戻ってから、お昼にはまだ少し早かったのですが、360度の山々に囲まれながら、持参したミョウガ寿司を食べました。
心地良い風が吹き、ずっとそこに座っていたい気分です。

辺りを一周して室堂に戻ってきた頃には、大型バスが何台も到着し、ターミナルは観光客でごった返していました。
騒がしいのは苦手なので、そのまま弥陀ヶ原までバスで降りる事にしました。

弥陀ヶ原は、ぎりぎり最後の紅葉という感じでした。
ゆっくり歩きたかったので、帰りのバスの予約は長めに時間を取り、ラムサール条約登録湿地に向かってゆっくり足を進める事に・・・。



ガキの田です。



木道に沿って外廻りのコースを進みました。





途中で引き返す人が殆んどで、外廻りのコースを歩いている人は、ほんの何組かしか居ませんでしたが、外回りコースの方が断然美しい景色を眺める事が出来ました。

木の天辺に鳥が止まっている様に見えますが、これは木の実です。



一周した後は、珈琲が飲みたくなり、友人と宿泊する筈だった雲上の高原リゾート弥陀ヶ原ホテルへ行ってみました。
ラウンジはバスを待つ人で一杯でした。
せっかくの大自然の中で、騒々しい部屋にひしめき合っていたくなくて、向かい側の立山荘を覗いてみました。
ここには人気(ひとけ)が全く無かったのですが、珈琲を飲めると聞き、こちらで休む事にしました。
靴を脱ごうとすると、痛めた足が急に痛くなり、新設なフロントの方に湿布を頂いて貼りました。

珈琲を飲んだ後、予約のバスの時間までまだ1時間以上あったので、痛い足を引きずりながら立山カルデラの方へ行ってみる事にしました。



展望台から観た立山カルデラです。
もう一段上にも登れるようになっていましたが、足に自信が無かったので、ここまでとしました。
立山カルデラは、5~6年前は松尾峠展望台から眺め、その一年後にはカルデラの中を歩いた事があります。

展望台から戻ってからバスまでの時間は、立山荘の裏の方の紅葉を眺めながらのんびりと過ごしました。
高原バスを降りて美女平でのケーブルの乗り継ぎもスムーズで、夏山程混んでいなかった事が何よりでした。
こうして女一人の立山紅葉の旅は、感動と癒しで胸が一杯の一日となりました。
コメント (2)
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