東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

春インカレ 予選

2015年05月06日 20時32分12秒 | Weblog

こんばんはスナイプクルーの海野です。

 
今回のインカレは今年の2月でスナイプクルーに転向して初めてのインカレでした。
今まで470クルーとして一年生の秋からインカレに出てきましたが、やはり今まで慣れ親しんだ470クルーでのレースとはたくさん違いがあり、難しさと楽しさがありました。
今回は春葉山でのスナイプ練習の思い出も絡めながらお話できればと思います。
 
スナイプに転向するまで、スナイプの艤装も分からない程スナイプに関しては無知でした。最初は艤装の確認、陸シュミを行ったことで、数年前にさかのぼったのような純粋なヨットへの探究心が再確認できました。
今まで470クルーとして、多くの練習を積んで身につけてきた動作の工夫やコツみたいなものが一切通用しない世界に飛び込んでみて感じたものはやはり、ヨットというものの奥深さであり、探究心の重要性だと思います。
というのも、スナイプにはランチャーというものがあるんです、トラピーズが無いんです。笑
今までの動作は一切通用しません。するとしたらキビキビ動かなきゃというイメージだけで、全く動作をどうすればいいのか分からず困惑の毎日でした。
恥ずかしながら、陸シュミは2年のスナイプクルーの宇佐美くんに完全監修してもらってました。彼は一年生の頃から色々な所から知識を吸収してきて、かつ練習の中で、こうすると動作がうまくいくという、今まで私が470クルーで身につけてきたものを一年生(当時)ながらに身につけていたのです。素晴らしいです。
そんなこんなの陸シュミ生活と平行でスナイプにどんどん乗り込む日々が続きます。最初はランチャーを上げるのに手間取ったり、ジャイブでフォアステイにランチャーがどうしても引っかかったりと難しいことだらけでもう嫌だ!と思ったこともありました。笑
でも、やはりそこで頑張れたのは純粋なヨットへの探究心があったからだと思います。470もスナイプも基本は同じで、いかにスナイプを速く走らせるかという事はひいてはいかにヨットを速く走らせるかということであり、すなわちスナイプの事を探究しようとすれば、ヨット力は上がっていくんだと思えたからこそ、スナイプを練習する事が楽しくなってきたのだと思います。
 
こんな感じで練習をしていく中で、一番大変だったのは、やはり2年スキッパーを引っ張っていかないといけないという事でした。自分の方がスナイプ経験が浅いとはいえ相手はまだまだ未熟な2年生。これは大変でした。でも今ではお互いにこうしましょうあぁしましょうと言い合えるいい関係が築けたのでよかったです。
 
さて、春イン予選の話をしたいと思います。
結果から言いますと、スナイプは予選敗退となってしまいました。
原因は多くありますが、まずはまだまだ乗り込みが足りないという事です。走っていてじわじわと周りに置いていかれ最終的には大差がつくという感じでした。各動作でまだまだ下手だなと感じる所はありますし、そういう所から直していく必要があると感じました。
また、タクティクス的な面でもまだまだ弱さがあると思いました。
下マーク際での攻防でジャイブのタイミングが悪く、内側を取れず競り負けてしまいました。
上マーク際では潮が強くマークを回りきれずにケース沙汰という最低な事もしてしまいました。
 
とりあえず、今自分で思うとこはこんな感じです。
まぁいろいろスナイプチームとしても変わっていく必要があると感じる春インでした。
秋インに向けて残り半年ありますが、そこまでに着実に上手くなって行こうと思います。