東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

7大戦

2009年07月20日 20時01分07秒 | Weblog
4年の高橋です。7大戦おつかれさまでした。まだ会計処理が問題を抱えておりますが、俺がひっそりやります。


5月に都倉さんや監督にけつをけられて始まった7大戦でしたが、無事やり遂げられたのは部員みんなのがんばりとOBのみなさんの協力のおかげです。なんてあいさつはおなかいっぱいですよね。ただ1年生がほめられたりするのを聞くとうれしいんですよ。早野もレースにあんまり関われなかったけど、あらゆる雑用をこなしてくれてました。わざわざきてくれた我有もありがとう。相本、元気?めい、まさみ、まいもいつもながらありがとね。


レースについて。
このレースで松木とどれだけやれるか、というのがそもそもの個人的テーマでした。レベルもそこまで高くなく、プレッシャーも少ない、抜きどころ考えどころたくさんのレースはいい経験になるかな、と。ただちゃんと段階を踏まなかったら1R目、スタート5分で、2回連続でスタボポートをやらかしました。さすがに不親切だったのか、そんくらい考えろよなのか、なんにしろ松木の心の準備はできてなかったようです。
ただそのあと普段どおりのコンビネーションで走ったら前でした。松木も成長しているみたいです。

以上感想。

以下、特に伝えるべきだと思うこと。

①前の船を抜く
 松木がふってくれているので。要は博打をしないということです。監督も常々おっしゃっていますが、勝負どころでないところでせめてもしょうがない。ブローと振れにあわせておいて、相手がベストのラインから落ちたところを抜きにいく、といったところだろうか。目標を5艇先の船にすると順位を落としかねないってことです。不親切な書き方ですが、長くなるのでまた後日。

②チームレース
 チームレースが必要な際、絶対にやってはいけないことが2つ。
1、味方艇をブランケに入れてしまったら、後続艇が逃げる。先行艇は第1線に残ることが大事。後続艇がうまくかわすべきで、先行艇は何も気にしてはいけない。
2、安易に逆を行くことがリスクヘッジではない。たとえばあるマークを1、2で回航したとき、後続艇は先行艇と逆を行くべきか否か。彼は風のあるほうへ行くべきです。ただたまに逆に突っ込むやつがいるので、自分が風的においしいポジションに入ったらケアしに行きましょう。

「後続艇を救おう」なんて考えてはいけない。ベストのコースをそいつが引いていれば、その後をいけばよくて、楽なんだよね。


なんてことをかんがえてました。長くなったのでこの辺で失礼。また時間見つけて書こうかな。

七帝戦→最後の夏

2009年07月20日 13時15分48秒 | Weblog
 山中です。七帝戦の反省と、今思うことを書きます。

 七帝戦は結果からいえば他でもないぼくが足を引っ張りました。総合優勝に絡めない状況にしてしまって申し訳ないす。

 個人として何が足りなかったのか、技術面からいえば今までと変わらない課題が上がりました。①自分が引っ張らなければならないスタートでの判断②微軽風の走り(速い・遅いというレベルではなく船を止めない・止めるというレベルで)③マーク際のハンドリングが大きいところです。
①風や潮などの情報をきちんと集め、それをラインに並ぶ位置に利用するという当たり前のプロセスができなかった。下方向への潮にも関わらず待つ位置が低い、逆の場合逆、など。レース前に測ってはいるが、いざスタートになると他のことに気を取られその情報をまったく使えてない。インカレのように形成されたラインに合わせればいいスタートと異なり、ライン形成が遅く自分でポジション取りが分かっていなければならないレースになるとちんぷんかんぷんなスタートしかできなかった。
②久し振りのスナイプに戸惑っていた部分もあったが、リーチの詰めすぎや不規則な波の対処など、走りがおかしかった。クルーが田島に代わった4レース目からスピードの感覚は戻ったが、スタートも悪く結局活かされなかった。
③マークタッチ。気付かないこともあった。潮が強いことを考慮しない愚鈍さもあるけど、ハンドリングが下手の一言に尽きる。でも③に関しては次に書く気持ちの面でのことの方が大きな原因だと思う。

今回技術面以上の大きな反省は、情けなくも気持ちの面だと思う。もちろん練習にもレースにも真剣に取り組んでないわけではない。ただここ数カ月の間、チーム全体のことで気が散って「個人としての短期的・長期的目標は何かを考える」「自分の課題を見つけ、修正して、次に生かす」「隣の船に負けないために全神経を集中させて船を走らせる」といった去年できていたことを全くできていなかったと感じた。去年は、ヨットが走るための気持はあったけど、単純に下手すぎたり「何が正しいか」でわからないことが多すぎて活かされていなかった。今は「何が正しいか」を頭でわかっていながら、自分が走らせる本人になるとその冷静さや集中力を完全に忘れてしまう、そんな精神構造になっている。ごちゃごちゃ余計なことを考え悩みすぎで、「勝てやる!」っていう単純な闘争心が欠如している気もする。ヨットを走らせるための気持ちの状態を作ること、去年でも当たり前にできていたようなことが全くできていないことを、大会が終わって冷静になってから気づいた。

この反省を秋の結果に活かすには。練習が続く8月前半のうちに「走りに没頭する気持ちの感覚」を取り戻す。周りのことは考えず、自分が走ることだけを考える。言葉で言うのとは裏腹に簡単なことではないが、課題を猛烈に意識して練習するようにしたい。これは②の解決には直結すると思う。その上で、夏の前半は③のハンドリングの向上に努めたい。①は上のができた上で考えることだが、原則としてクルーに任せられるように、フィックスされたクルーと話し合えるようにしたい。

最後になりましたが、レース運営を行ってくださった先輩方、OBの皆様、出れなかった部員のみんな、ありがとうございました。とってつけたような感謝ではなく、皆さんの力なしに大会は実現できませんでした。ありがとうございました。

長くなってしまいそうなので、夏に向けてのチームの課題編はこのあとに。

テスト期間

2009年07月20日 12時46分23秒 | Weblog
ということで閑散とした八景島でした。
東大も1年生がいませんでした。半分減ると寂しいですね。

7/19(土)
三角形&スタ練の予定が、淡青故障。
午前は来和、松k、近小、田宇の4艇で上ったり落したり。
何を目的として走っているのか曖昧で、漫然としてしまいました。

午後。
自主練に来てた横市さんに、ほぼ東大のレスキューとして活躍して頂きました。本当にありがとうございました!
来和、松k、陸武、近小、室伏さん早 レスキュー;田宇
2時間弱いほど三角形を回って、コース練。

三角形はサイドマーク回航後、上りすぎてスピンをつぶしている船が多い。
とりあえず後続艇に抜かれないようにのぼるならいいが、基本はつぶさない範囲であることを忘れずに。

スタ練は、ド下有利になってしまって微妙でした。すみません。
近小は加速のタイミングが遅いことが多かったと思います。下有利でラインまで遠いのに、他の艇の下でかつ遅れてスタートしてる場面をみました。陸武も苦しそうな場所に入ることがあったように見えました。
(と思ったんですけど、下のコメントを見ると他の艇だったのかもしれません。アウターに寄ってたから見間違えたかも。すんません)

ミーティングで決まったことを2つ。
①ハーバー⇔練習海面など長く走るとき
・コーチがいる→スピード練(他の船に合わせて)
・コーチいない→コース練(勝負!)

②練習でも毎回きちんとペナルティーを履行する

日曜は出禁。
淡青塗ってきました。
早くフジツボ絶滅しないかなーー

八景島組の方々、たまやバッグは見つかりましたか??

さて、来週は上級生が関東470やらで消えるため練習はなしです。
自主練したかった1年生、ごめんなさい。


最後に先週の七大学戦について。
東大の成績はヨット部HPにもありますが以下の通りでした。
《470級》 来間・武尾 松木・高橋
東大 74点 
東北 76点
京大 77点
九大 80点
阪大 89点
北大 99点
名大 159点

《スナイプ級》 山中・小山/田島 近藤・川口
京大 35点
東北 60点
九大 87点
阪大 99点
東大 112点
北大 136点
名大 154点

《総合》
京大
東北
九大
東大
阪大
北大
名大

詳細リザルト→
http://www.todaiyacht.jp/event/sititeisenDL/sititeisenresult.html

運営の面では、三日間通して大きなトラブルもなく主幹校としての役割は果たせたかと思います。
準備にご尽力下さったOBの皆様方、ありがとうございました。
戦績、レース内容の面は各自の反省をご覧ください。


3年 宇田川