先日、エル・グレコ展に行って来ました。宣伝にたがわず、中々の作品でした。私は絵画には余り詳しくはありませんが、実は余り感激はしませんでした。確かにうまいのですが、何か心に伝わってくるものを余り感じませんでした。有名画家の絵について、そんな批評をすると恥ずかしくなるのですが、これが私の感性なので仕方のないことです。それで、なぜそんな風に感じたのだろうかと考えてみました。彼は、教会の祭壇の絵や金持ちの肖像画を描いていますが、それ自体ほとんど感動を持って描かれるものではないだろうと思いました。実際、支払いをめぐって何度か訴訟にもなっているようです。工房を作って、沢山の絵画を制作していたようです。まあ、歴史的な絵として観賞してきたという感じでした。へたでも感動を持って描かれた絵の方が、感じるものがあるのではないかという気がします。音楽でも、高校の吹奏楽コンクールに行った時はそのひたむきな姿に本当に感動しました。さて、先日CDラジカセが壊れて、というより最初から調子が悪かったので、1年経つ前に修理にヨドバシに持って行きました。すると同じ機種を持って来ている人がいたので、ひょっとしてこれは元々不良品ではないかという気がしてきました。店員さんに聞くと、よく売れて販売台数が多いせいですと言ってしましたが、今時CDラジカセがそんなに売れるはずがないのにと思って帰ってきました。数日すると、修理店から、もう生産中止になっているため修理ができないとのこと。その後継機と交換したいとの事でした。やはり私の邪推は当たっていたようでした。今はカセットテープも余り店に置いていません。もう時代遅れの物なのでしょう。車などなら、リコールをしないといけないのでしょうが、命に関わるものでもないので、文句を言ってくる人だけ交換してもらえるのでしょう。
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