音楽人

民族楽器の収集、演奏を趣味に生きているおやじのはなし

成功者

2023-10-02 09:30:22 | 民族楽器
先週末は近所で開かれていた無料コンサートに行ってきました。クラシック音楽でプロの人たちがボランティアでやっているようです。聴衆は私と同年代の人が多かったです。最近はお金を払って聴きに行くことが余りありませんが、どこも聴衆は私と同年代かそれより上の世代が多いです。時間があり、金がなく、行動範囲が狭いというのが共通点でしょうか。クラシック音楽のコンサートでは出演者の経歴が書かれていますが、ものすごく立派な感じの経歴に今の状態が釣り合っていないように思われるのがほとんどです。今をときめいてるいるような人は無料のコンサートには出演してくれないのでしょう。子供の頃から一生懸命にやってきて、今も研鑽を続けているのに、それに釣り合った状態になれないのは、大学のポスドクの問題にも似ているように感じます。スポーツなどにしてもそうですが、トップに立ったり、有名になるのはほんの一部の人にしか過ぎません。子供の時は神童と言われていても、ほとんどの人は夢がかないません。だから賢い(?)親は、そんな危険な道に進ませず、進学校に入れて安全な道を選ぶのでしょう。音楽などでも、高校生くらいになって、才能的にプロになるのは難しいと言われてももう遅いようです。それまで一般の勉強をせずに音楽に打ち込んできたので、今更進路変更はできないようです。将棋などでは、年齢制限を設けて、傷が浅くなるようにしているようです。なまじ才能があるから、道を誤った形になってしまうようにも思います。それ程の才能ではなく、趣味で楽しんでいたら、良い趣味を持ったと満足できるのでしょうが。でも、一生懸命努力して目標が達成できなかったからと言って、それで人生が終わる訳ではないでしょう。一生懸命にやったことはその過程に意味があると大学時代の教授が言っていました。それを生かして第二の人生を歩むことができれば良いのでしょう。
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