想像してみる

このポロ葱を

抜くには　根張りが凄くて　そのままでは抜けない
両サイドの土を掘り下げる

根っ子が張ってますねぇ

引っこ抜くと　真っ白な根がいっぱい

このポロ葱を育てる土を作るために　
自家製堆肥＋発酵鶏糞　米糠　牡蠣殻石灰　を投入するのですが
まず堆肥は
市内の牧場で牛糞をもらってくる　牛達の餌は配合飼料　その原料は輸入された穀物が
多く含まれる
発酵鶏糞は
鶏の餌の多くも　輸入された穀物
米糠は精米店で購入
精米して出てくるカスですが　稲を育てる肥料の多くは化学肥料　その原料の一部も輸入品
そして農業機械を動かす燃料も輸入品

うちでは農薬も化学肥料も使わず　できるだけ身近で手に入るものを使い　
生産コストは比較的安いと思いますが　上記の様に世界経済と無縁ではない

仮に　輸入がストップするか　とんでもない価格の高騰がおきたとしたら
ちょっと乱暴な例えですが　生産は戦前のレベルまで落ちるかもしれません
その時の人口が７０００千万人程度ですから　今の人口を養えるかは疑問です
当然ながら生活レベルは落ち平均寿命も６０台になるかもしれません
そんな想像をしてみると　物の輸出入無しでやっていけるとは思えない

昨今の世の不安定さが　上記の様な想像をさせるのですが
もし国の偉い人が危機意識を持ったとしても　国内農業の転換はすぐにできるものではない
それに震災で経験した通り　安全性バイアスや同調性バイアスという罠がある

まことに　資源の限られた小さな国の辛い所ではありますが
もし弱者である事を認識すれば　必死で知恵を巡らし　何とかなるかも・・
・・と思いたい（笑）