Kou Farm

畑の話と日々の雑談

最初の一歩

2016-08-29 21:03:52 | 畑の事
ニンジンの芽が出ました 高萩で最初に蒔いた種です
まずは現状の地力を見るため 施したのは発酵鶏糞少々と牡蠣殻石灰だけ

発芽率は落胆するほどではないが 大喜びするほどでもなく
まぁ ぼちぼち
冬用は つくばなら9月に入ってから蒔いても大きくなるのですが 
こちらは気温が2℃前後低そうなので 気持ち早めに蒔きました

しかし 明日の台風 心配です
本葉が出て少し大きくなったぐらいだと 風に振り回されて葉が折れてしまう事があります
逆に このぐらいの方が安全かもしれませんが 雨で水没してしまうと酸欠で枯れてしまうかも

二回目に蒔いたほうは まだ芽も出してませんが
あまりに雨量が多いと土が締まりすぎたり 種が腐ってしまったりする恐れがあります

あ~ まさか台風が戻ってくるとは・・予想してませんでした
もっとも 種には薪時がありますので 分かっていても結局蒔いたでしょうね
まぁ なるようにしかなりません あとは祈るのみです

ジャガイモも

少しだけ蒔きました

あとは 9月なかばに堆肥を入れて
ほうれん草 小松菜 小かぶ 大根など蒔く予定です

どんな野菜ができるのか 不安と期待がシーソーしてます

残暑の頃に

2016-08-24 20:28:17 | 日々の事
残暑の頃 妹と姪が帰省 甥は受験なのでパパと二人で留守番
姪は東京育ちの中学1年生
そんな彼女のリクエスト 海へ

初めは 恐る恐る波打ち際へ 足先を洗う小さな波
直後 膝までくる大きな波に驚きの表情
都会育ちの彼女には そんな事でも新鮮らしい
海水に指を浸して舐めてみる 渋い顔(笑)

30分もすれば飽きるだろうと思っていたら 貝殻を拾いはじめ 気がつけば2時間が過ぎ
普段は動画や写真でしか見れない海を体で感じ 満喫している様でした

浜には 残り少ない夏を惜しむかのように 家族連れが目立ちます
お爺ちゃんに手を引かれるちっちゃな子
パパに支えられながら首まで浸かって目を白黒させてる子
危険は想定しない所にあるの どこでも危険よ! と矢の様な注意を受けながら子供を遊ばせる困り顔のパパ(笑)
それぞれの時間が流れていきます

いつか姪も年頃になって 
海ぃ~ 暑くて 焼けるからイヤァ~
とか
かったるいショッ
とか
まじ ダサいショッ
とか 言われるかもしれません(涙が止まらないぃ~ 笑)

でも いつか彼女がママになった時
潮の香を 足を洗う冷たい波の感触を思い出し 
海と繋がった小さな感動を 子供たちに伝えるかもしれません

それが もし この浜だったら・・
嬉しすぎて 僕はお墓から抜け出し 感涙にむせびながらこっそり見守っている事でしょう(笑)

堆肥切り返しました

2016-08-17 20:53:59 | 畑の事
あ~~っ 堆肥の切り返しが終わった!
スコップ一丁で外側が内側に 内側が外側になるよう積み替える

今回はローダーを借りてやろうか・・と思いましたが
牛糞ベースで作るのは初めて 機械を使えば楽に早くできるのですが それ故に分からなくなる事もある
温度の上がり具合や分解の程度 それに匂いやスコップから伝わる感覚
五感や五体で知り 体で記憶する事も大切なのです
・・が 馬糞に比べると重い重い 10分もすると汗が噴き出す
翌日は もう手も足も腰もぐだぐだです(笑)

さて 

その昔 都会に憧れていた僕は 自分が生まれ育ったこの街に何の関心もありませんでした
まぁ ありがちな話です
それから数十年 あらためて話を聞いたり 調べてみたりすると
へぇ~ そうだったのかぁ~ と思うような事があります

キーワードは石炭
この地で石炭が採掘され始めたのは江戸末期 那珂湊の反射炉で鉄を溶かすために使われたそうです
本格的には明治・大正・昭和の40年頃まで
資本が投下され 常磐線に高萩駅ができると 炭鉱からの引き込み線も整備され成長期の日本の産業を支えました

当時 石炭は主要エネルギーでしたから さしずめ高萩は北関東のアラブ首長国連邦といったところでしょうか
大げさすぎますね 笑
しかし 実際 街は活況を呈し 人が集まりました 市役所のホームページで確認できるところでは
昭和29年で3万人を超えていました その後も増加を続け平成7年3万5千604人でピークに

石油の登場で炭鉱は昭和40年代前半に相次いで閉山
しかし 先人達はすぐに手を打ちます
ビーチガーデン(プール・ボーリング場・スケートリンク・ホテルなど総合レジャー施設)
大芯苑(合宿施設)など観光レジャー産業への転換 日本加工製紙高萩工場の設立
また 工業団地への企業誘致 
それに隣市の日立製作所のベットタウンとして人々の流入がありました

私見ではありますが
炭鉱が人を集め  閉山後も仕事の受け皿を作り発展してきた それを団塊・団塊Jr世代の登場が後押ししてきた
つまり これまでは全国的な人口増があって その恩恵をこうむってきた訳です
さて 炭鉱時代の恩恵も使い果たし(?)人口減のこれから・・いかがすべし?


ちなみに
自然人口増減(出生数と死亡人数の差)は昔の
社会人口増減(転入人口と転出人口の差)は今の
街の魅力を示す指標だそうです
どちらも う~ん・・見なかった事にしよう(笑)

第46回 高萩まつり

2016-08-01 21:05:08 | 自然
7月30・31日 第46回高萩まつり が開催されました
梅雨も明けて 気温もグングン上がり 文句無しのお祭り日和
会場になる駅前通りは 人人人・・ 3月に帰って以来 こんなに人がいるのを初めて見ました
見物客には浴衣が目立ちます

初日のメインは流し踊り
僕にとっては懐かしい 高萩市民音頭
子供も大人も 昔と変わらない振りで 駅前通りを練り歩きます
 

 

昔と変わったのは 市外からの踊り手さん
 
友好都市 埼玉県飯能のソーラン節

それから 踊ろうと誘われても 嫌だ嫌だと断っていた母が
当日の雰囲気に飲み込まれ?やっぱり踊ると飛び出していく
楽しかった やっぱり踊ってよかった! 今夜は良く眠れそうだ・・だって(笑)

二日目はステージでダンスコンテスト 30余年前にはありませんでした

ヒップホップや

ジャズダンス?

などなど

ここで ランチタイム
五浦ハムのホットドック

でか!

そして メインと思われる 町ごとの山車とお神輿
僕が住む春日町の山車
 

僕が子供の頃も祭りが近ずくと太鼓の練習が日課でした
この子達も毎日練習したのでしょうね

そして 威勢のいいお神輿
 

  
終盤には神輿を逆さにしてコマの様に回る 遠心力で吹き飛ばされる人も 豪快です

こればかりは代が変わっても変わらない
せいや!せいや! ほとばしる汗と原始のパワー
やっぱり まつりは祭りです フェスティバルじゃありません
元をただせば神様への奉納
今風にアレンジしても 土着の匂いがぷんぷんします
DNAレベルで沁み込んでいるのでしょうか 何かがふつふつと湧き上がってきます
来年はかつごうか・・いや・・次の日の仕事が・・こう思うようになったらオッサンです(笑)


小さな街の 手作り感いっぱいのお祭り
皆 ゴミも分けて捨ててます

終盤だというのに ほとんどゴミがなく きれいな道路

これには驚き 昔よりマナーは格段に良くなりました

そして祭りが終わるや否や降り出す雨
皆の熱気を冷ましてくれてるようです

僕が子供の頃に比べれば 人が減って規模は少々小さくなりましたが
それでも工夫をしながら子供も大人も楽しめる祭りを続けてくれたのは
出戻り市民にとって嬉しい限りです


それにしても お祭り会場は僕の家から目と鼻の先
ずっと高萩音頭が聞こえてくる
耳について離れない 今日になっても頭の中で無限ループ
つい口ずさんでしまった ここは そ~れたかはああ~ぎ たいへい~よう・・
いかん 洗脳だ 助けてぇ(笑)

おまけ (道化のひょっとこさん)