Kou Farm

畑の話と日々の雑談

国内で

2022-02-24 18:10:01 | 日々の事
ここの所 農業現場での経費上昇について書く事が多いのですが
今回も
僕は市場出荷をやらないので見落としていたのですが
市場では需要と供給のバランスで値段が決まります
つまり 必要量と供給量によって決まる訳で 生産者の経費上昇が価格決定に
反映される事は少ないそうです

僕の懸念は それが農業者のリタイヤを早めてしまうのでは という事
この業界は平均年齢が高く 高齢者が元気に働けるという世界でもあります
ですが 利益が薄くなり 最悪作るほど赤字になれば あと10年と思っていた人が
数年を待たず辞めてしまうかもしれません
人口減少とはいえ まだ1億人以上の胃袋を満たさなければならない訳ですから
杞憂に終わればいいのですが・・

コロナ禍で散々言われてきましたが
農業(畜産業も含む)も 少なくとも生産は できるだけ国内で完結する仕組みも
あった方がいいんじゃないか・・
そう思える昨今です
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レタスを植える

2022-02-17 16:58:52 | 畑の事
1月早々に種を播いて育苗していたレタスを植える

タイミング良く雨雪が降り 土が十分水を含んだところでマルチを張ってトンネルをセット
植えたら いつものごとく

不織布をかけて

ビニール張って 完了
気温はまだ低いですが お日様の光が強くなってきてるのを日々感じます
4月には収穫できるでしょう


うちの畑は借りているので 電源も揚水ポンプも無い
なので踏み込み温床で暖をとったり ハウスも年2回ビニールを外して雨を入れたりしている
今時 電気を使わないケチケチ農場なのだ(笑)
それに 肥料も牛糞や米糠 など身近で手に入る有機系資材を使い
化学肥料は使っていない

しかし それは うちの様な極小農場だからやれてるのかもしれない
大きな農場で通年出荷していれば 電気や重油 化学肥料を大量に使うでしょう
昨今の原油高 化学肥料の値上げには悲鳴に似た声があがっている
今 皆が安価で野菜や果物を購入できるのは その大きな農場に負うところが大きい
もともと輸入圧力などで 低価格に抑えられていた事もあるので ある程度の値上がりは
仕方がないが 庶民が購入をためらうような価格になるのは誰も望んではいない 

僕の場合 今のところ軽トラのガソリン代のみが直接的な影響になってるが
この状況が続けば まわりまわって購入している発酵鶏糞や牡蠣殻石灰も値上がり
するかもしれない

原因が 国内ではなくグローバルな諸事情に起因してる以上 僕の様な庶民には
どうなっていくのか予測はたたず
今年は 注意深く動静を見ていくしかなさそうです

しかし なんですねぇ 世の中コロナ禍を差し引いても この数年の変化が大きい
そう感じるのですが どうでしょう?
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地元率

2022-02-10 14:51:57 | 畑の事
トマトで使うボカシ肥料を作ります

材料は
ザラメを水に溶かし 混ぜ込んである米糠
牡蠣殻石灰
菜種油粕
魚かす
生ワカメを干したもの

これら野の幸 海の幸を

混ぜて

水を少しずつ加えながら さらに混ぜて
ほど良い所で

ブルーシートで包み込み 発酵が始まって温度が上がるまで保温

今回 市販の魚粉に変えて
隣町の漁港で見つけた魚かすを使ってみる
何が入ってるか詳しくは聞けなかったが 見た所 シラスやオキアミ?アキアミ?が確認できる
おそらく 港で上がった商品にならない雑魚を乾燥させたものだと思う

地元 あるいはその近郊以外で手に入れたものは
ザラメ 菜種油粕 牡蠣殻石灰 の3点
地元率が上がったのは嬉しい限り

それにしても 昨今のコロナ禍 それに伴う農業界の変化が
かえって 思い悩んでいた自分の農業の形にヒントをくれたかもしれない
まぁ 焦らず行こう
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働くこと

2022-02-03 16:48:08 | 畑の事
畑で今年最初の種を播きました

ホウレン草です
不織布をかけて保温

この時期は湿度が下がり 雨が少ない
なので

土がパサパサです
毎年の事ですが 西風も強くなり まきあがる土煙のなか
鼻の穴 耳の穴 真っ黒にしての作業(笑)

また 2月に入ったこれからは 最も雪が降りやすい時期になります
発芽を促すには もう少し水分が欲しいところ
雪でも雨でも 心からお待ち申し上げております(祈)

種はその条件がそろった時に芽をだしますが
それまで 雨もお日様も土も微生物も 無償で絶え間なく働き続けてくれます
最近 パートのお母さん達の 仕事に対する勤勉さモラルの高さに 驚かされる機会がありました
なにやら 畑とだぶり 人もまた自然物であり この様な風土で育つ事と関連があるのか・・と
つい妄想にふけってしまいました(笑)
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