Kou Farm

畑の話と日々の雑談

ハウス

2017-03-30 22:02:31 | 畑の事

ハウスを建ててます
つくばで使っていたものをバラして高萩に持ってきました
延長して30mにしようと思ったのですが・・予算の都合上26mになりました
一人でボチボチやってるのですが トマトの定植までに間に合うか・・
ちょっと焦る・・

想定していたより初春の気温上昇が鈍い(内陸部に比べると昼の最高気温が低い)
春キャベツも
以前に比べれば

育ってはいるのですが ちょっともどかしい


しかし なんですなぁ~ 色々試してみて最近分かった事
鮮度良く それなりに美味しく 小綺麗に袋詰めした野菜は
つくばでも 高萩でも それなりに買っていただけるという事
オーガニックとか慣行(農薬を使う一般的な野菜)とか言う以前に
買い手のために 気を使う
その気持ちの重要さは どこでも一緒なのか と思いました
まぁ そうは言っても できる事とできない事があります
腐らないキャベツを下さいと言われても 僕にはできません(笑)

出来る範囲で 気付く範囲で やる
また その範囲を広げるのが努力
頑張ります それなりに・・(笑)
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稲作とは・・

2017-03-24 22:12:00 | 日々の事
山間部の猫の額の様な田んぼを見た後に 平野部の近代的な広い(と言っても県南の広々とした
田んぼの1/10もありませんが )それを眺めると つい想像してしまう
僕達にとっての農業 特に稲作とは何なのだろう
日本に稲作が入ってきた初期は山間部の細流を利用した極小規模なものであったろう
集落も血縁を中心とした小さなものだったにちがいない

やがて鉄の自国生産が可能となり 農業土木の大規模化 平地での大面積耕作
村と村では婚姻が進み 繋がりが繋がりを生み 村も大規模化していく
なにせトラクターの無い時代 稲作は労働集約型産業 人が集中して住んでいた方が都合が良い
収量増加はやがて富を生み 国の原型ができたと想像する

大昔 田んぼは全て国の持ち物だったそうな
現代人がそれを聞けば 耕作する一般人はみな公務員 それとも奴隷 農奴じゃないか・・と思うかもしれません
そんな言葉(概念)は当時は無かったろうから きっと 偉そうな奴がきて折角できた米をまきあげ
兵役だ 大きな墓を作るだ で働き手の男達をいずかたへか連れ去ってしまう
なんなんだ あの偉そうな奴は コンチクショー!!・・と思ったかどうかは分かりませんが(笑)
実際 逃げ出した人達も少なくなかったようです

遠国 例えば関東などでは政権の影響もまだ薄く 個人で田んぼを開拓し事実上所有してた人達
がいて 逃げ出した人達の何割かは そこで吸収され 大農場主が勃興してきました
後に彼等は武士と呼ばれ全国を統一するのです
百姓の大親玉が天下統一です

そして江戸期 物流の拡大と共に商業が発展し 明治維新以後 西洋文明を移植し大商業時代
に突入するわけですが

今では農業でどんなに大規模化を図っても 総理大臣にはなれそうもありませんね(笑)


現代において 稲作も含め農が様々な思い考えで語られます
それが何であれ 現実社会と繋がっていなければなりません
生産と消費 何らかの形で生活に有用なモノであればこそ
農業と言えるのではないでしょうか

形而上的思考は人が人たる所以ですが それだけでは ただの屁理屈になりかねません
僕にとっての農業は形而下と繋がってこそ と思えるのです


こんな事書いてる事こそ 屁理屈ですが・・(笑)
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さよなら おに魂

2017-03-16 22:00:32 | 日々の事
どうでもいい話なのですが
FM NACK5の『おに魂』が今月いっぱいで終了するそうな
夜の8:00から11:00まで 副題のThe Nutty Radio Showの通り
聞いた後に何も残らないバカバカしい しょ~もない番組です

僕は前身の『鬼玉』時代から聞き始めました
それまで ラジオのFMは 彫の深いイケメンパーソナリティーが 流ちょうな英語交じりの日本語で
語りかけるお洒落なものだと あまり聞く機会をもたなかったのですが
メインパーソナリティーの二人
玉川美沙のグダグダ感
バカボン鬼塚の狂気とも言えるバカバカしさ
にFMの概念を覆され 徐々に僕の脳みそは浸食されていきました(笑)

日中は ほぼ畑
夕方 野菜を収穫し作業場に運び込む
季節にもよりますが それが6時前後
そこからが僕のラジオタイム
野菜を調整して袋に入れる 一人でひたすら単調な作業を続ける時 ラジオは絶好の友達です(笑)
一番多かったパターンは まずNHKの報道系番組 それから東京FMのタイムライン(報道系)
意外と真面目でしょ(笑) なにせ当時は休日もほとんど無く 一日中畑か作業場か引き売り 放っておくと
ホントに浦島太郎になってしまいます
真面目な番組に疲れたところで いよいよ鬼玉
それまでのシリアスな僕は完全崩壊 グダグダとバカバカしさで一日の仕事が終わります(笑)

独立して就農したての僕 ともすれば言い知れぬ不安に襲われる事も度々でしたが
今思えば このグダグダとバカバカしさ 笑い に救われていた部分もあったのです
ゲラゲラ笑って 何も残さない 意外と効果がありますよ

その後 パーソナリティーの交代や僕の生活の変化で聞く機会も減りましたが
おに魂(鬼玉) お世話になりました 

偉大な(?)番組に感謝
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高萩の3月

2017-03-09 21:56:56 | 畑の事
日差しに力強さを感じます
1~2月の育苗ハウス
晴れている日は ちょっとだけ開けとけば日中25~30℃(ほぼ適温)で安定します
それが今では 同じ開け方だと あっという間に30℃を突破40℃まで上がってしまいます
同じお日様なのですが 日に日に勢いを増していくのが実感されれるこの頃です
2月上旬に播いた

トマト 茄子 ピーマン
夏野菜のど定番 これらの生育状況を見れば 通年での試作観察が終わり
本格的な作付け品目の選定に移ります
予想としては 畑が台地の上なので地下水位が低ければトマトには好条件
(糖度の高いトマトを作るには水は少な目が良い)
逆に茄子 ピーマンには不利
まぁ やってみなけりゃわかりませんが・・

春キャベツの生育に

勢いが出てきました
一時は雨が無く パサパサの土が風で飛ばされ 埋まってしまうという危機もありましたが
今後順調にいけば なんとか収穫に至れそうです


さて

まもなく東日本大震災から6年
つくばの被害も大きかったですが(当時住んでいた借家の屋根も瓦が落ちて散々でした)
急ぎ駆けつけた時の高萩の惨状はそれ以上でした
傾いた無数の電柱 崩れ落ちた壁 倒壊した家々
今では ずいぶん綺麗になりましたが 波打った道路のアスファルトが あの時の痕跡として残っています

こちらに戻って知り合いから聞く福島の話は何とも複雑で 一口に被災者と言いますが 一様ではない
事が分かります
ただ6年という時間だけが平等に過ぎ いつの間にか3月11日は過去として語られるのです

あの年生まれた子は今年6歳になります
目も明かなかった子が 小学校に通い 元気いっぱい校庭を走り回る姿は未来です
不安でいっぱいだったあの時を必死に生きた先に今(あの時からすれば未来)があります

そんなこんなを思う高萩での3月です
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日常 暮らし 市

2017-03-02 21:59:32 | 日々の事
先日 3回目のチイニチハンメラに行ってきました
お店をまわりながら話をしていると 対面販売をやっていたつくばでのあれこれを思い出しました

つくばでの営農を終えて1年
当時は必死で 当たり前のように毎日毎日 畑と向き合ってました
身体はきつかったですが 楽しい事も沢山ありました
人との出会いは それまで無かった視点をもらう事でもありました
なんてことはない日常が 大切なのだなぁ と思い始めたのもこの頃です
貴重な時間であったと 今更ながら思います

さて

何処ででも 誰でも 同じものを たくさん 安く 作れれば
より多くの人が その恩恵にあずかれる
人口3万に満たない高萩でさえスーパーマーケットは5店舗(僕の知る限りでは)ホームセンターは2軒
ケーズデンキやユニクロだってある エッヘン(笑)
関東の北の果てでも全国レベル(?)の買い物ができるのである

が・・ 人は我ままなのか 好奇心が旺盛なのか 皆が皆それで満足してる訳ではない
より自分の嗜好に合ったものを求めてしまう そんな側面もあったりする
それが何なのかモヤモヤっとしてたりすると 形になったそれに出会えた時 ちょっとした感動が生まれたりする
そして そのモノが持っているストーリーは 更にその価値を特別なものにする
作者に出会い その人を知り モノの背景を垣間見る
そこにある無機的だったモノが 僕の頭の中で 鮮やかな色彩を帯び体温さえ持ち始める 

市(いち)とは そんな場所


栃木県大田原市から出店の

秋元珈琲焙煎所さん
深入りコーヒー旨かったス

制作が生活の一部 生まれつきのクリエイター(僕にはそう見える) 

Sotto Yorueの齊藤さん と あたかさん
アトリエに入り浸っていた学生時代を思い出し つい 話かけてしまいました

水戸のギャラリー

PUNTOさん
贈り物に可愛いお皿を購入させてもらいました
水戸芸術館でクラフトマーケットも主催してます

そして なぞの(笑) ぼてふり(江戸時代の移動販売)集団

メインは これまた古典的な駕籠かき
駕籠に乗った子供達がきゃっきゃっ言ってはしゃいでました
水戸藩かご屋のほいさっさ さん

などなど・・

生活を 日常を 豊かに彩る品々は
手に取る人 それぞれが特別な意味を見つけるのかもしれませんねぇ
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