Kou Farm

畑の話と日々の雑談

入道雲が・・

2020-08-27 19:43:39 | 日々の事
暑い日が続きます 雨も降りません 
逆に雨ばかりだった先月は やりたい作業がやれず
ひたすら収穫 それも低温日照不足で例年ほどの勢いはない
よって 夕方4時過ぎに上がる日もあったりして 
身体を休められてよいのですが・・だんだん 気持の方が休まらなくなる
仕事せんでいいのか・・?やれる事なんかあるんちゃう? 
共感してくれる人もいるかと思いますが
貧乏性とも 職業病とも言えそうです

気持ちが落ち着かないのは もう一つ理由があって
ざっくりとではありますが 毎月の売上目標がありまして
今夏はそれに届くかどうか気が気でなかった
トマトは何パック売れば何万円 キュウリは何パック売れば何万円
そんな計算ばかりして・・
仕事である以上 換金してなんぼ 大事な事です

・・が そればかりだと 心がしぼんでしまうのです

農業を通して学べる事 表現できることは多種多様
作物や土壌 微生物 について学べば知識がつきます(最近 すぐ忘れてしまうが 笑)
この段階では まだ おとぎの国の話
現場で試行錯誤して 失敗したり 上手くいったり する事で
僕は少しずつ 畑(現象) に近ずきます
この仕事を通じて自然や人と関わり理解を深める事は楽しい事です

体験する事 その連続が あるいは僕自身を確認する行為なのかもしれません

それにしても 降らない
山の向こうに湧く入道雲
だんだん大きくなってくる
こっちへ来て こっちへ来い・・と念ずるが
北へ流れ去る・・ああ 僕の恋焦がれる気持ちは届かない(笑)
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昔の本

2020-08-20 20:42:14 | 日々の事
この数年 読んだ本のうち 数冊は大正時代末に生まれた作家さん
僕が中高生の頃には まだ一線で活躍してましたが 古臭いと敬遠した時期もありました
読み返してみると 僕も年を取ったせいか 新たな味わいを感じたりします

当然ながら 戦前戦中に教育を受け 先の大戦に兵士として参加
その親御さん達は明治生まれ 僕が親や爺ちゃん婆ちゃんに太平洋戦争の話を聞いたように
日清・日露戦争の話を聞いた事でしょう(これは戦後生まれの僕達とは全く違った意識を育てたと思います)

昔は良かったなどと 懐古趣味は持ちませんが
彼らの文章に 一種の凛々しさを感じたりします ある種頑固でもあるのですが
頑迷とは違って ユーモアすら感じたり
やはり 人は時代の匂いを持つのかと思ったりします

同様に生活様式も時代性があり 騒動の昨今 家食が増えたと聞いています
雨が降りすぎても お日様が照りすぎても野菜は高くなる
魚 肉 野菜 素材に触れる事は 日常において一番身近な自然

まぁ 高いならそれなりに 安い時もそれなりに
やりくりできます
飢饉じゃないから 大丈夫(笑)
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火の玉とムジナ

2020-08-13 14:53:59 | 日々の事
お盆ですね
例年とは ちょっと違ってますが
ここでは変わらず 皆さん お供えの花を買い求め
数日前から あちこちのお墓で掃除にいそしむ人達

もう亡くなりましたが 僕の父は少年時代 事情があってお寺の境内で生活をしてました
正確には お寺が引っ越して その後に家族で入ったのですが
うっそうとした山の中 古い本堂とお墓の群れ
幼い僕に 父がよくした話
雨上がりの夕方 小学生の父が墓場を通って帰ると
あちこちに青い火の玉が ゆらりゆらり
土葬だった昔は 人体のリン成分が燃えて火の玉になる
なんとも薄気味の悪いものだったそうな

もう一つ
ムジナの話
帰路の山道 ふとムジナが現れる
おかしな格好で じっとこちらを見てる
それがバカにしてる様で 腹を立てて追いかける
ムジナは逃げる 諦めると またこちらを見てる
腹が立ってまた追いかける
そうしてるうちに山の異世界に入り込み 神隠しになる
父は途中で諦めたので 難を逃れたそうな

二つとも ホントかどうか 今となっては確かめるすべがありませんが
ファンタジーとして捉えると
なんとも素朴で 日常にこんな話が散らばってるとは
ある意味羨ましい

こんなファンタジーを語れるようなゆとりを持ちたいものです
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お日様だ

2020-08-06 15:33:48 | 畑の事
お日様だ!
暑い!
でも お日様嬉し!

モロヘイヤが


オクラが

喜んでます
僕は汗だくでヒーヒー言ってますが 夏野菜は嬉しそうに葉を広げて光合成しております

トマトは
こんなんだったのが

こんなになって

もう終盤
やはり雨の影響で 病気や虫の発生がありましたが
なんとかここまで持ってくれた
ありがたい

さて

昨日 ふと思ったのですが
トマトの旨味 甘味 酸味は 完熟時がピーク
それを過ぎると(追熟) 旨味と甘味は微増 酸味は落ちていく というデータがあります
未熟で収穫すると 追熟させても旨味甘味の増加は見られません

なので トマトを美味しい状態で食べるには 完熟したものを収穫して食べる
しかし 完熟したものは実が柔らかく(未熟と比べて) 移動距離が長くなるほど
傷むリスクが高まります 又時間が経てば 酸味が抜け味がぼやけていきます
となりますと 移動距離の短い地元の直売所などで美味しいトマトに出会う確率が高く
まぁトマトに限らず生鮮野菜は地元で買った方が鮮度 味 日持ちが良く 安価である事が多い
又 魚屋さんや肉屋さんも個人商店のほうが質が良い

しかし 多くの直売所は野菜がメインで加工品がちょっと 他のモノを他店に買いに行かなければ
なりません 共働きなど忙しい人には不便です
それに スーパーならトマトにしてもキュウリにしても一年中購入できます

以前にも書きましたが 全国流通と地域流通はリスク回避のため並存した方が良い

皆さん それぞれ事情に合わせて買い物に行かれるかと思います
上記の様な事も 参考に
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