Kou Farm

畑の話と日々の雑談

春の日差しに

2021-03-25 14:08:29 | 畑の事
立春の頃からお日様の力が変わってきました
顔に当たる光が力強く 晴れた日はヒリヒリするぐらい
3月も下旬になると 桜もほころび春を実感しますね

畑では
これまで種を播くと 防寒保温で不織布ベタガケでしたが


これからは防虫がメイン
種を播いたら
支柱を建てて

防虫ネットを掛ける

もうひと手間 風で飛ばされないよう抑えのポールで固定

これでトンネル完成
面倒ではありますが この作業が畑の冬から春への切り替わりを実感させます

虫害でタメ息がばかりだった冬が終わって やってくる期待の春
トマトやピーマン 夏野菜の苗も順調です

さあ 切り替えていきましょう!

春キャベツが

もう 食べごろだと言ってます
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ふるさと

2021-03-18 14:58:43 | 日々の事
故郷への思い

俳優さんが自転車で東日本大震災の町を旅する番組
再放送でしたが 視聴者から届いた手紙 切々としたためられた思い出の地
俳優さんが視聴者の代わりにそこへ向かいます

僕は長い事故郷から離れ そして戻ってきました
もう一昔ですが僕が生まれ生活していた頃とは大分変わり
賑わいという点では随分寂しくなりましたが それでも故郷に戻った という感慨がありました
どうも 故郷とは単に場所を指すのではなく 精神的な側面があるようです

両親と行った山菜採り 友達と泳いだ海 蟹を釣っては焚火で炙って食べる
今の子供達には経験できない ちょっと危ないけど楽しい遊びの数々
無垢な子供の心で経験した風景は 格別なものです
荒んでいた頃に見た風景は やはり荒んで見えたりして(笑)

いずれにしても もう戻どれない風景
なればこそ郷愁を帯び 切なさにかられます
そして それが自身の内面から湧き出す事に気ずきます

年を取ったという事でしょうか(笑)

僕にとって故郷とは
経験の記憶 と言っても良さそうです

今 この街で育つ子供達は どんな故郷を心の中に作っているのでしょうか
泣いても笑っても怒っても 未来に良い風景として思い出せればいいですね
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3月11日です

2021-03-11 14:27:33 | 日々の事
人参の種を播きました

思えば あの日も人参播いてました
あと少しで播き終るところで 聞いた事の無い地鳴り 続いて地面が揺れる
大きいとは思いましたが まさかあれ程とは思わず 残りの種を播ききりました
自宅に戻ろうと 軽トラを飛ばす・・飛ばせない 道が波打ってる
ここで初めて尋常じゃない事に気ずく 今思えばおめでたい奴です(笑)
それ以来11日に人参を播くのはやめました
今回も10日です あまり意味はないのですが おまじないみたいなモノです

10年後の今 日々をルーティンの様に過ごしてますが あの日の緊張感を思い出して
みると まったく夢の様です
蛇口をひねれば水が出る スイッチを入れれば電気が付く トイレもお風呂も入り放題
あの日の夜 炭をたいて溶けてしまった冷凍庫の肉を庭で焼こうとしたのも切羽詰まった
状況を物語る(結局 プロパンガスだったのでコンロが使えた それが直ぐに分らない程混乱してた)
 
あの異常な緊張から解放されるため 日常を取り戻すため 皆 懸命に復興に努力してきた訳で
すが 天災による被害は後を絶ちません

そんな時代

を僕達は生きている
避けられない以上 向き合うしかないですね
それで見る特集番組 10年経った被災地 被災者の方々
もちろん一様ではなく様々で 切なかったり 勇気と努力に敬服したり
しかし その姿も もしかしたら自分であったかも 或いは未来の自分かも
そう思わせる
そんな時代なのかもしれません
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10年

2021-03-04 14:45:06 | 日々の事
間もなく震災から10年
先日見ていたテレビで 被災された方が語る
10年は何か節目の様に思われますが 私の中ではそうではなく ずっと続いてるんです・・

当時 僕はつくば市で被災し 震源に近い県北部の実家に向かった記録は前のブログに詳しい
つくばで借りていた家の破損や 原発の風評被害で野菜が売れず 散々な目にあった
と思っていましたが 今となれば それも想い出の一コマに変わりつつあります

幸いにも 僕自身はもちろん身近で深刻な被害を被った人は無く
壊れたものは直せばいい 風評被害も時と共に収まる場合もある
しかし 時の経過も解決できない事があるのだと 切なくなりました

思えば 震災直後 未曽有の被害から立ち上がり前へ進み続けるのは 一点の光すら見えない闇の中を
歩くような不安が付きまとったのではないでしょうか
それでも10年がたち 振り返ってみれば未舗装でデコボコかもしれないが歩んできた道がある

それに思いを致せば
人の強さを改めて知る
儚く脆くもあるが 強く優しくもある 
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