Kou Farm

畑の話と日々の雑談

ストレスが

2018-09-27 18:59:31 | 日々の事
先日のNスぺ 卓球世界ランク上位で活躍する二人の特集を見ました
両人共に親は元卓球選手 対照的な家庭ではありましたが
幼い頃からラケットを握って 今は中国選手と互角に渡り合う
当然ながら (本人がそう思っているかは分かりませんが)厳しい練習に明け暮れる
結果を出せば さぁ次も いやいや ストレスが溜まるだろうに・・もう ろくに体が動かないオッサンは思ってしまう(笑)

ここで野菜と繋がってしまう
実は 作物も四六時中ストレスにさらされている
寒暖差 雨 風 太陽光 などなど
作物の形状を決定するのは このストレスです
同じホウレン草でも夏と冬では 全然違います
また 僕達はこのストレスを旬と呼んで その恩恵にあずかってもいます
真冬のホウレン草やキャベツ その甘い事 これは水も凍る寒さ=ストレスのなせる業です

ここでまた 若い友人と繋がってしまう
社会人として生きる事はストレスの中で泳ぐようなもの
時には耐え切れず逃げ出してしまう それでも踏ん張って全面撤退はせずに三歩進んで二歩下がる
ハラハラしながら見守るしかないのですが 緊張と緩和を繰り返しながら その心が次第に柔らくなっていく
過去に重ねてきた硬い殻が少しずつ剥がれていく
小さな一歩かもしれないが 本人にとっては大きな一歩
しかし それも変化のない日常では起こり得ない事


どうも ストレスとは善悪だけでは語れない様です
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9月です

2018-09-20 19:10:33 | 畑の事
9月も半ばを過ぎました
秋冬の種蒔き 植え付け その準備が目白押し
そんな時期に お天道様は雨の大盤振る舞い サービス良すぎ(笑)
作業が押す分 帳尻合わせで無理をする
案の定 腰と首を痛める
腰が曲がらず 靴下がはけない・・ あっ 膝を曲げればいいんだ(笑)
ともかくも 10月上旬までが山 やり遂げるぞぉ~


過行く夏を象徴する

キュウリ もう下葉は枯れて 終了までのカウントダウンが始まりました

しぶとく頑張る

オクラ 花は咲くのですが 雨が多くて虫が飛び回れない すると受粉できずに
オクラの実は大きくなる前にポロリポロリと落ちていく
それに虫の活動も活発になり 虫食いも増えてきた
頑張ってはいるが・・そう長くはなさそうだ

そして 秋冬の野菜
キャベツ

これは11月下旬収穫予定 今のところ順調
この前の10月後半採りは虫食いがけっこう出てるが
これは それほどでもなく綺麗なモノです

綺麗に出そろった大根

肌が荒れないよう 堆肥を入れてから 十分養生期間をとったつもり
美人さんになってくれれば

ジャガイモも

しっかり発芽してくれました
その他にも ホウレン草 カブ が芽をだしてます

終わりゆく夏の野菜は 反省と共に一旦はピリオドを打ち
芽吹いた若き秋冬野菜に希望をたくす

季節の移り変わりを 身体の痛みで感じる今日この頃(笑)
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与太話

2018-09-13 20:03:22 | 日々の事
15年ぐらい前だろうか
当時 僕は沢山の有機農家さんと関わる仕事をしていて その一軒で聞いた話
代々続いてきた農家さん 現当主が愚痴をこぼす
今の農家は 先に投資して規模拡大なり設備の充実をするのが当たり前
それを 爺さん婆さんは現金が十分たまってからやるもんだ なんてぬかしやがる
そんな悠長な事じゃあ みすみすチャンスを失っちまう いつまでたっても
金はたまらねぇ

何かの拍子で この話を思い出し 今考えると面白い
大昔の百姓を想像してみる
手にする物は 鋤 鍬 鎌 動力は牛
これでどれほどの面積を耕作できるだろう
畑や田圃の管理 最大の敵は雑草と虫 農薬なんて当然無い
抜いても刈っても また生えてくる
ただただ 酷暑の日も 凍る様な寒い日も 真面目に体を動かし働き続けるしかない

それに江戸期の年貢は五公五民なんてましな方 六公四民 七公三民なんて諸藩ではざらだったらしい
(後期になると新田開発も進み 少しずつ蓄積ができたらしい)
7割税金で持っていかれるなんて どうやって生きるのか

ひたすら働いて 倹約に努める
まことに いじらしいが 何百年も続くと それが文化になる

農業を基盤に成立した江戸幕府が倒れ 明治維新が成立した背景には
一説には 成長を続ける経済に 世の仕組みが合わなくなったから とも言われる
以来 工業と商業が大手を振って勃興する

もう150年も経とうとする現代
爺ちゃん婆ちゃんとはいえ 篤実に手堅く生きる姿は 江戸期百姓の末裔なのだと思えて仕方がない

自分はと言えば 薄くはあるが やはりその血脈にいる様な気がしないでもない


そんな とりとめのない事を考えてしまった
妄想癖は治らない(笑)
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台風

2018-09-06 11:36:51 | 日々の事
今回の台風 凄まじい威力で猛威をふるいました
被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます

車が転がる 大型タンカーが流される 空港が高潮で水浸しになる
まるで映画かなにかの様で にわかには信じられない光景です
農業被害も甚大になるでしょう

関東の北の端に住む僕にとっては 深夜一時的に雨風が強まった程度で
被害が というレべルではなかった

しかし 今や台風がどんなコースをとってきても不思議ではない
この街を直撃する事も十分あり得る
もし そうなれば
停電 断水 は一週間以上続くかもしれない かろうじてガスはプロパンなので使えるかも
電車も止まるどころか 断線や土砂崩れ等 線路そのものの復旧に時間がかかる
それにもまして 地方の足である車 停電でガソリンスタンドは閉店が続き最小限の身動き
しかできない
僕の畑は トマトはシーズンも終わりビニールを外しておけばいいが 路地のキュウリは支柱ごと
吹き飛ばされる 植えたばかりのキャベツやブロッコリーも風で振り回され千切れるか 痛んで腐る
或いは 長時間の湛水で腐る ジャガイモも腐る
それに当面は復旧作業で買い物どころではない
僕の車も2台とも転がって使い物にならないかもしれない

想像するだけで恐ろしい

正直 畑に関しては このレベルの台風だと打つ手が無いに等しい
とにかく 諦めるものは諦めて 身の安全を守るしかなさそうです

頻発する大小の自然災害 あるレベルまでは生活を守るための対策ができると思いますが 
命を守るのが精一杯というレベルもあります
これからは 段階的な対応を考えなければならないようです


さらに 北海道では大きな地震がありました
親戚とはなかなか連絡が取れず 先ほどやっと無事が確認できました
大規模な停電 これは被災者にとって心身共に大きな負担になると思います
しかし 復旧に向けて必死の作業がなされているはずです
現状 僕には何もできません
不安でいっぱいだと察しますが もう少しです 頑張ってください
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