Kou Farm

畑の話と日々の雑談

現代のお百姓

2020-07-30 15:08:27 | 日々の事
東北でも大雨による被害が出る
またか とゆう思い
しとしと雨の梅雨は もう昔の事なのか

畑の方は 大被害ではないものの ボチボチ影響が出ている
問題を調べていくうちに 妄想力が膨らみ(笑) タメ息が出てきた

台風 大雨 旱魃 虫害 病害・・ 等々 自然災害は今に始まった事ではない
こんな時期だから特に 自然の力の大きさ いや巨大さを実感する
それに翻弄されながらも 天からすればゴマメの歯ぎしりの様な努力をし 
お百姓は永遠と田畑を耕し 種を播いてきた

その昔 手袋も無ければ靴もない 手足は傷だらけだったに違いない
自分の手足をフルに使って鍬をふるった体はガチガチだったに違いない
そんな努力も自然の猛威の前では芥子粒の様に吹き飛んでしまう
落胆 絶望 そんな思いに何度襲われたのだろう
それでも・・また種を播く 
まことに 健気  
社会制度上やらざるを得ない場合もあったでしょうが 我が子を飢えさせないためにも
気力を振り絞る
切なくてタメ息が出てしまう・・

日本人の多くが ご先祖様をさかのぼれば そんな人達にたどり着くでしょう 
翻って 今
鍬を PCやフライパン などなど現代の道具に持ち替えて汗水たらす 

現代のお百姓(まっとうに働く全ての人達)の皆さま

頑張りましょう
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除草しつつ・・

2020-07-23 15:41:13 | 畑の事
ポロ葱が 草に埋まる

救出
梅雨になると除草が出来なくなるので あらかじめ綺麗にしとくのですが
だらだらと降り続き 梅雨の合間がなかなか無い
すると 取り切れなかった草が元気いっぱいに
そこは 手除草しかないので ちまちまと手で抜いてゆく
あ~腰が痛い(笑)

早め早めで草を取らないと養分を持っていかれ 初期成育が悪くなり 
後々まで影響が出る
それに湿気がこもって蕩けてしまったり 虫や菌にも侵されやすい

こういった事を 雑草に負ける と言ったりします
なんと 負けてしまうのです
そもそも 僕達がお店で買う野菜の大半は品種改良されたものです
遺伝子なんちゃら ではなく 大昔からやっていた交雑や分離育種(良いモノを選別する)を言ってます
何のために改良するのか
主に 作り易い 食べて美味しい
結果 弱くなりました(原種と比べて) 
一つの例ですが 野菜の渋みやえぐみは虫や動物 あるいは紫外線から身を守るためですが
どうですか最近のホウレン草 昔ほどえぐみが無く食べやすくありませんか
栄養も昔より少なくなってるものが多い様です

まことに 世の中?上手くできたもので
自分に寄せれば その責任を負わざるを得ない
雑草や虫に負けないためには 草を刈る 農薬を使う などなど
防除をしなければまともな収穫は望めません

もし 牛や馬の内臓を持ち 味覚も一緒なら その辺の草をむしゃむしゃ食べられるが
そ~ゆ~訳にいかんでしょ(笑)

そんな訳で 僕らは あ~でもない こ~でもない と試行錯誤をせねばならんのです
例えば 病害の三要素というのがありまして
○主因(病原菌)
○素因(作物の性質)
○誘因(環境)
この三つが互いに関連して病害がおこる
そうならない為に試行錯誤するわけですが 農業を始めて以来
いまだ正解が見えない 
ずっと正解が見つからないかもしれないので ずっと試行錯誤は続く(笑)
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まだ明けない

2020-07-16 19:10:55 | 日々の事
水田を平地で広げるには農業土木が必要です
遥か上流からミリ単位の勾配で水路を作る
一昔二昔前は米の増産が豊かさにつながる
何百年も前から 国中で新田開発に汗を流してきた

そんな土木工事が得意なこの国でも 河川の氾濫を完璧に抑える事は出来なかったそう
僕が住むこの街には二本の二級河川が流れてる 両方とも流路延長20kmに満たない小さな川だが
御年80歳を超えるベテランお百姓さんの話では 子供の頃には大雨が降ると下流域でしばしば
水が溢れたそうです
その後ダムができたり 堤防ができたりして 滅多な事で溢れる事はなくなりました

今 各地で被災してる地域でも似たような経緯を経て 今回の氾濫を経験してる所も多いかと
思いますが とんでもない水蒸気量による降雨で想定を超える

これで大丈夫 と思っても そうならない
過去にない資金と技術をもってしても 防げない
それは 歴史という経験が証明しています

それを思いますと
近頃言われてる 減災 という考え方に注目します
完全には防げなくとも 最大限被害を減らす ととらえますが
単純にコンクリートで防災構造物を作るよりも難しい事だろう とも思います
何故かと言うと そこに 人の意識 が入ってくるから
しかも その継続が必要になるから
水や保存食の管理 避難行動の検討と更新
日々の事で一杯々で しかもずぼらな僕には高いハードルなのだ

しかし 高齢の母は 完ぺきではなくとも それなりにやっている
体力も気力も衰えた分 やはり 恐怖感が強いらしい

なるほど 恐れる事 
行きすぎてはいけないが 天変地異に対する その思いが行動につながる
思えば日本人の歴史は 自然への恐れ でもある
この国に住み続ける以上 逃れ得ない事なのかもしれない

それにしても 来週には明けるかもと期待をさせつつ
やっぱり 明けそうもない
意地悪だ(笑)
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足音が聞こえない

2020-07-09 15:55:37 | 日々の事
雨が続いてます
九州では甚大な被害 お悔やみ申し上げます
冠水した田んぼを見るのは忍びない ジャガイモの収穫は済んでいたのだろうか
さつま芋は無事なんだろうか
仕事柄 気になってしまい 被害を想像するのも嫌なものです

茨城の県北も危険なレベルではありませんが 降ったり止んだりが続いてる
夏の爆発するような成長は影を潜め オクラなんぞは虫が飛ばず受粉が出来ない
なので花が咲いてもポロリポロリと落ちていく あぁ悲し
救いは今年から再開した6月からのキュウリ 風で傷が付いたりしましたが

まぁ ぼちぼち採れてます

改めて思いますが もう僕が子供の頃の様な気候ではない
ベテラン農家さんに聞いても 昔とは(昔と言ったって半世紀と経ってはいない)
随分変わったそうな
昔は 暑い日には夕方雲が湧き夕立が お湿りとクールダウンで人にも作物にも優しかったが
今は 晴れれば晴ればかり 雨降れば雨ばかり 極端になった とぼやく
なるほど 僕の記憶でも 子供の頃は夏に30℃を越える日は数日 31℃なんて暑くてしょうがなかった

随分変わったものです 
毎年これだけの被害を目の当たりにしてると もう野放図な土地開発は時代遅れなのではないか
と思ったりします
人が住んだり 活動する場所には リスク評価が必要
既に国がやってますが いまいち遠くて認知されてないような
そう言えば
大正生まれの ある作家さんが高度経済成長期の乱開発を嘆き(日本文化の破壊)
バブルで土地を金儲けの道具にしかしない事に怒っていたのを思い出しました
それだけが 昨今の自然災害の原因では無いでしょうが
なるほど 僕達が暮らす場所を 経済的繁栄だけで評価するのも もう時代遅れなのかもしれない

それにしても・・
梅雨明けの足音が聞こえてこない
今年は冷夏か?TVでは猛暑と言ってたのに・・
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ボンヤリしてても

2020-07-02 19:09:14 | 日々の事
千葉の可愛いネズミの国が再開
いわき市の日本のハワイも再開
ファンにとっては嬉しい限りですよね

ニュース映像を見たら コロナ以前とは比べようもありませんが
それでも 一歩前進した感がありました

一方で 何となく思ったのですが
東日本大震災の時とは 何か違う
あの時は 日常を取り戻そうという思いが強かった気がするのですが
今回は 日常を変えていこう という空気を感じます
with コロナ でマスコミが伝える様な事ではありません

もともと内在していた事が表に出てきた感じです
全力で回転してた車輪が 減速する事で 血が上っていた頭が冷めたというか
少し冷静になったというか

そう思えるのは 僕が多少なりとも冷静になったから・・かも(笑)
この騒動の間 僕の生活は 影響を受けて大きく何かが変わった事はありません
なので ある種観察するような感じで見たり聞いたりしてたのかもしれず
結果として リスクの常在 という事に思いが至る 
それが 人による作為なのか 人知を超えた何事かなのかは分かりませんが
のほほ~んとばかりはしてられない

・・が 僕の様な庶民に何ができるのか?

のほほ~ん・・んっえっ!? といったところか
わけわからん(笑)

ぼんやりしてても おかしな事には疑問を持つ事 でしょうか
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