Kou Farm

畑の話と日々の雑談

腰が砕けても・・

2019-11-28 18:55:47 | 畑の事
毎年言ってますが(笑)
今週で11月も終わり 来週はもう12月
はやい
去年より売り上げを伸ばそうと頑張ってきましたが
春は前年並み 夏は若干ながら前年を上回り さあ秋冬もうひと踏ん張り!
と勢い込んでいましたが
秋の暖かさと度重なる台風の影響で10月11月は収量そのものがダウン
主力のカブとホウレン草の落ち込みが特に酷く 頑張ろうと踏ん張ったとたんに腰砕け(笑)
まことに 思うままにはいかぬものです

それでも 種を播き続け 先日今年最後のホウレン草を播き終えました
大型台風や竜巻などの極端な気象は別として 気候は一日二日だけでは分かりません
寒い日もあれば 暖かい日もあり ひと月ふた月経って 今年の秋はあったかいねぇ となるわけですが
僕らお百姓は データよりも先に作物の生育状況でそれを感じます
つまり 後追いなのです
先が読めれば 何の苦労もないのですが 僕はノストラダムスではないので(古いか・・笑)
経験をもとに起こりうる事を想定し できる範囲で対策をとるしかありません
こんな事を書くと 露地野菜はなんて不効率なんだと思われるかもしれませんが
栽培適期にお天道様の時間で育つ野菜は 美味しく栄養価が高いのです それに低コスト
単純には計れない魅力があります

しかし何ですね 農業は切り口によって色んな見方が出来て面白い
短期と長期では評価が逆転したり 
まぁ 思いつく事をそのうち書きたいと思いますが
ともかく
12月 収量も回復してきそうなので
腰が砕けない程度にガンバロウ
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改めよう

2019-11-21 20:20:15 | 日々の事

田んぼの向こうの森 鮮やかだった紅葉も大分おとなしくなりました
暫くポ~と眺めていて 脈絡もなくふと思う 

お百姓文化

勤勉 協調性 謙虚

何度か触れてきましたが 日本人は長い事 米作りに依拠してきました
便利な内燃機関で動く機械や農薬 化学肥料が登場したのはごく最近の事
それ以前は 人力 あっても牛馬の力ぐらい
地を均し 土手を作り 水を引き込む水路を作る
泥に足をとられながら苗を植え 収穫の秋まで何度も草取りに入る 
雑草に負ければ収量は落ち 下手すれば無収穫もあり得る
とにかく真面目にやるしかありません
そして やっとの思いで漕ぎついた収穫 腰を曲げ永遠刈続ける

やってみると分かりますが なかなかの重労働です
一人の力では限界があり 必然共同作業が生まれる
協調して苗を植える あるいは稲穂を刈る

そして お天気
毎年の様に自然災害に見舞われる昨今だから 分かっていただけると思いますが
どうにも抗しがたい巨大な力の前では 人は己の無力をしり
できる事はただ祈るだけ
無事潜り抜ければ それはもう感謝
今年豊作でも来年は分からない そんな不確定ななかで 人は謙虚にならざるを得ない

戦後 奇跡の様な復興発展を成し遂げたベースには
数千年かけて醸成してきた この お百姓文化 があったからと思えるのです
なので 現代社会は 数千年の結晶と言えるのではないか
僕達は先人達の苦労に感謝しなければ・・と思えます

さて

そして今の私達
100年先の子孫から 同じように思ってくれれば幸いなのですが
自身を見返ると そんな立派な行いをしているか・・
う~ん・・
改めよう(笑)
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一喜一憂

2019-11-14 17:40:04 | 畑の事
無残

台風による大雨で ホウレン草 窒息して一畝全滅
次の畝が上の画像 全滅こそ免れたものの 生き残りは半分程度か
その次は2/3程度 満足なのは更に次の畝から
けして水はけの悪い畑ではない それでも この被害
改めて尋常じゃない雨量を認識する

一昨年は台風じゃなくて 秋雨前線の影響で長雨だった
その時は ホウレン草でこんな被害は出なかったのですが
人参で病気が大発生 原因は糸状菌で 冠水状態が長く続いたので広がった
よって今年は 菌数を減らすため直近での堆肥投入は見合わせた
そのお蔭か 病気は出ず 良い人参が採れている


これぞ正に
一喜一憂
(笑)
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誰のために

2019-11-07 18:54:23 | イベント
さくら宇宙公園で 再び たかはぎ花まるしぇ
例のごとく 花と野菜のお店で出店


今秋の荒れた天気が嘘の様に ニコニコのお天道さん


そんな陽気の下では 子供のはじける様な笑顔が良く映える
心なしか家族連れのお客さんが多かったようで
なるほど 大人も子供も楽しめるブースが多かった

思えば 僕が農業を始めた頃は 誰のために作っているのか?
もちろん食べてくれるお客さんですが お客さんという漠然としたものでしかなかった
それが ハッキリしたのは つくばでやった引き売り(移動販売)以降です
何十人ものお母さんと子供さん なんて事はない会話の積み重ねが
野菜を介して自分の仕事が何なのかを鮮明にしてくれたのです

今時は 毎日家族そろって食卓を囲むのは難しいかもしれませんが
それでも 一つ屋根の下 時間はちがっても皆で共有できるのが食事なのです 

しかし そんな時もけして長くはありません
子供達もいつか独立し 一つ屋根の下の時間も想い出に変わっていきます

思い出してみてください 子供の頃の食卓を
今となっては 味以上の価値があると思いませんか?

その素材をを提供させていただいてるのです
下手なモノは出せません
下手なモノだしたら セピア色の思い出が どどめ色になってしまいます(笑)
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