Kou Farm

畑の話と日々の雑談

太陽熱消毒を

2021-09-30 18:24:31 | 畑の事
やむを得ず
太陽熱消毒を引っ張ってる



ビニールは一枚しかない
なので一気にできる訳もなく 5~7日間隔でずらしながらやってきた
お日様が照らなきゃ効果が無いので お盆からの雨曇りで随分遅れてしまった
そろそろ太陽の力も弱まってくるので 残りの面積をどうするか?
不安だったので普及所で聞いてみた
ありがたいことに 様々な資料をいただき 今回の目的 土中に残ったハクサイダニの卵の処理について
とても参考になっている(まだ読み込んでる途中だが)

今 継続してるのは 以下の理由
水分を含んでいれば 地表から10cmとは言わないまでも 5~6cmまでは まだ温度が上がる
又 それ以下でも30℃以上になれば微生物が活性化し タンパク質である卵を分解してくれるのでは
と勝手な推測が根拠です
そして 資料と普及員さんのアドバイスからも また違う理由で継続する価値がありそうです


まぁ 結果は今冬でます
効果があれば 虫害で困ってる農家さんにお勧めです
効果が無ければ お勧めしません 当たり前か(笑)

明日は台風
直撃はしないとはいえ 影響はありそうな勢力
用心用心
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食ってはいけるさ

2021-09-23 17:24:41 | 日々の事
近くの畑の人と立ち話
ボサが増えたねぇ~
ボサとは手を入れず 篠竹や雑草だらけになった田畑 つまり放置された田畑です

僕の畑の周りでも 何らかの事情で管理しきれなくなった畑が増えてます
面倒でそうなる場合もありますが
高齢で手が回らない 持ち主の生活が遠方になる などなど いかんともし難い事情など

全国的にも 耕作放棄地あるいは荒廃農地が増えて 問題とされている
何故問題とされるか 調べればもっともな事が色々書いてあります

それとは別に 作り手として想像する事がある
そこに在る田畑は 一朝一夕でできたものではない
耕運機も重機も精密測量機器もない 遠い遠い昔から
木を倒し 抜根し その手で草をとり 手間と時間をかけて肥料を作り投入してきた
ほんの最近まで それを続けてきました
なので それを知る高齢のベテラン百姓ほど 田畑を荒らすことに嫌悪感 あるいは罪悪感を
感じるように見えます

その感覚は 僕の世代や その下の若い人達に無いとは言いませんが
微妙に違っていて 世代間ギャップがありそうです

まぁ 明治の御一新以来 いや江戸後期か?随分急速に世の中変わってきたのですから
それもしょうがない
もっとも 食料生産というテーマで世界と関わっている事は変わりがない
一口に農業といっても 今は様々な選択肢があります
技術面 精神面 でどう変わっていくのか?
面白いですね

ちなみに この国では何かあっても森と海がある限り 一時的な困難はあったとしても
食っていけると思います
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一玉800円!

2021-09-16 14:13:04 | 畑の事
ポロ葱に

追肥をして 土寄せをしました
お盆からの 長雨曇天で生育は遅れ気味
特に 後播き(と言っても1週遅らせただけ)が細い
これからのお天気に期待しましょう

昨日の空
東は雲間から青空のぞく

西は曇天

雨こそ降らないものの 微妙な天気
TVニュースで見ましたが
白菜が一玉800円 ビックリです
夏の白菜に向いてるのは 涼しい高地か北の地域に限られる
それに需要の大きい冬に比べれば もともと生産量が少ない
そこへ長雨による病害と雹害
それでこの値段になったのだろう

しばしば白菜価格の高騰がある
大きな図体だが軟弱野菜 近年多発する大雨 長雨で病害が発生してる様だ
保険にでも入らなければ 白菜農家はたまったものではないでしょう

リスクを考える時 今後の農家はどう変わっていくのか
栽培規模 資金 年齢 様々な条件のなかで 対応せざるを得ない
まことに 難しい時代なのかもしれません
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水色の雲

2021-09-09 14:03:18 | 畑の事
空一面 灰色がかった水色の雲


先月までトマトが植わっていたハウスは

天井ビニールを外して たっぷりと雨を吸わせる
約5ヶ月間 わずかな量の潅水を2回やっただけなので もうパサパサ
浸み込んでいきます

暑さ寒さも彼岸までと言いますが 先月後半から雨がちで 残暑とは思えない日が続く
後半の夏野菜は随分遅れて困っていますが
植えたての苗は常に土が湿ってるので 暑さで枯れる心配がない
人参も人力で潅水の必要がなく 発芽は良好

多品目栽培の場合 天候不順が全面的な不利益とならない事がある
ただ差し引きどうかと言うと・・ケースバイケース 分かりません(笑)

雨ばかりでも 工夫と根性でできる事もあります
でも まぁ
いかんともしがたい事は いかんともしがたい・・
そんな時は・・前向きに諦める(笑)


秋のジャガイモも

しっかり発芽しました
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腑に落ちる

2021-09-02 15:30:52 | 日々の事
本で読んだ知識が 経験によって腑に落ちる という事がある
コミュニティー あるいは 共同体というもの

随分前ですが 僕が社会人になった頃までは 会社は二重構造で機能していたそうです
一つは利益を上げるための機能集団としてのそれ
もう一つは 村落共同体などと言いますが その共同体 今は分かりませんが昔の中小企業
の事務所には神棚が祭ってあったといいます
どんな村にも神社があり 企業にもそれが受け継がれていたのですね

当時 会社に入るという事は 共同体への参加でもあったのです
アフターファイブの上司 先輩との交流(ほとんど酒だが 笑)は入社して暫く
昼の仕事より重視されていた気がする (笑)

今では モラハラ セクハラ パワハラ がやかましく 随分ドライな関係になったと聞きますが
古い会社では 何かあった時の助け合いや思いやりが組織としても人情としても
残っているとも聞きます

僕が思う共同体は 参加者の自制が必要 それぞれ勝手をしていては成り立たない
若い頃の僕は 自由になりたくて 何とかしてそこから逃げ出そうとしていた
二重構造の企業群が 戦後の経済成長と1億総中流という社会を作ってきた事を思えば
皮肉な話です

さて これから・・
随分 世の中的に揺れてる様ですが 悪い目もあれば良い目もある
それも 絶えず変化していく 一喜一憂せずにとは思いますが・・
・・が 一喜一憂するのが人情 人間だもの(笑)


追記
必ずしも 昔の共同体に戻ろうとは言ってません 良い所も悪い所もあったと思います
それに時代という背景があります 今には今の在り様があると思ってます 
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