Kou Farm

畑の話と日々の雑談

春の準備

2018-03-29 19:25:00 | 畑の事
春作の仕込みが終わる
2月の頭に播いたホウレン草は

こんな感じ
トウ立ちの恐れがあるが・・どうなるか

高萩に戻って まる二年 季節と野菜の関係が少しずつ分かってくる
こればかりは経験が必要
一つ分かった事 ここは茨城県でも農業がやり易い気候である事
県南県西の様な広大な平地は無いが 比較的冬の寒さも夏の暑さも優しい
なるほど大昔から人が住み 集落を作り 後に城が築かれ城下町になったのも頷ける
それだけの人間を養うだけの生産力があったのでしょうね

これは

一月に種蒔き 二月に植え付けたレタス
土中水分が少ないせいか 思ったほど大きくならない
だいぶ暖かくなってきたし トンネルのビニールをはがして防虫ネットに取りかえよう
一雨有れば 生育も加速するでしょう

そして夏作も
前作終了時の土壌診断のデータを確認し
(前々作のトマト終了時 残存硝酸態窒素が異常に多く この値が特に気になっていたが
後に作った大根 かぶ ホウレン草が十分消化してくれていたようだ 値は低い 一安心)
堆肥 ボカシ 牡蠣殻石灰を散布
今回は さらにスペシャルな液肥もまいて耕運

ここに植えるトマト
踏込み温床で 去年の様な生育遅れはないのですが 連日初夏の様な暑さ
逆に生育が進みすぎて 中玉トマトはもうすぐ花が咲きそうだ(これが植え付けのサイン)
肥料をいれてからの養生期間を考えると 植え付けるハウスの準備がギリギリ 間に合うか?
う~ん・・ まぁ 何とかなるだろう(笑)
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トマトの準備

2018-03-22 18:32:41 | 畑の事
トマトが大きくなってきました

やはり熱源があると違います
手間と時間はかかりましたが 踏込み温床 やっただけの事はありました
温床内部は30℃前後でしばらく安定 近頃は20℃前後まで下がってきたが
気温が上がってきたので むしろ都合が良い
夜はビニールで蓋をして その上に毛布を二枚 厳冬期でも夜間温度12~15℃が保たれた 
これが何より有難い
場所によって温度にむらがありましたが 致命的な問題ではない
とにかく やってみるものですねぇ

それを受けて 畑の準備も始まりました
前作をかたずけて 堆肥を撒く

牛糞堆肥に変えてから 最も出来がいい
もっとも理想には まだまだ届いてはいない
あれがあればもっと良くできるのに・・という思いはありますが
それを言ったら切りがない 現状できる最上を目指せばいい

あとは土壌診断の結果を待って ボカシ肥料の散布量を決める
トマトの植え付けまでに 仕事の半分以上が終わる
言い換えれば 出来不出来の半分以上が これで決まると言っていい
ドキドキ

データ 目で見た状態 触れた感触 嗅いでみた匂い
それらを基に 堆肥の状態や土の中を想像する
いつのまにか 日々の仕事で想像力が培われ
時に脱線して妄想力になる
気をつけねば(笑)
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3月11日に

2018-03-15 20:21:01 | 日々の事
3月11日 たまたま 法事で親戚一同 お寺に行って お墓に行って
その後お店で食事会 叔父達はお酒も入って上機嫌
久しぶりに皆集まり楽しいひと時を過ごしました

あの日 7年後の同じ日に こんな時間を過ごせるとは 想像だにしてませんでした
まったく電話が通じない 母のもとに向かいたくても橋が壊れて水戸より北には行けない
復旧したら 今度はガソリンが手に入らない
あまりに特殊な経験で 今では別世界での出来事の様に感じます
津波の被害を受けた北茨城市 いわき市も普通に見てる分には その痕跡すら見出せません
それが いっそう遠い世界の出来事の様にさせるのか・・?と思ったのですが
特異で強烈な経験ゆえ 平常に戻った今と あまりにかけ離れてるせいか とも思える

いずれにしても 日常を取り戻し 前を向いて 希望をもって 楽しみ生きる事ができるのは
尊い事です

そして あの時を思い出すこ事も 大切な事です
それで 今のその尊さが 何故尊いのか もう一度噛みしめる事ができるのですから

復興のために心と額に汗してきた皆様に思いを致し
そして 震災で犠牲になった皆さまの ご冥福をお祈り申し上げます
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贅沢な時

2018-03-08 17:09:54 | 日々の事
収穫もピークが過ぎ 落ち着いた生活に戻れると ホッとしていたら
ここの所の雨で(とても有難い雨なのですが)春作準備の段取りがずれる
別日にしわ寄せがくる ピークは過ぎたとはいえ収穫出荷もある
結局 あっぱとっぱ(あわてる)してる

あぁ その日の予定を気にせず朝寝坊がしたい・・(笑)


ところで 同世代の人達と話していて思う
子供の頃は贅沢だった
大人が持つ心配などかけらも無く 家にいても 学校にいても 遊んでいても
四六時中 子供であった 時間は無限の様に感じていた

そんな時期をこの街で過ごせたのは贅沢だった
浜で泳ぎ 魚貝をとり焚火で炙ってはほうばる
春秋には親に連れられ山菜採りや栗拾い
新緑の野山を駆けまわり 収穫後の田んぼでは稲藁にまみれて遊んだ

もちろん スマホもオンラインゲームも無く 不衛生で危ない事も一杯あったが
海も山も川も野原も 特別なものではなく日常であった
僕の性格を作るうえで この環境からの影響は少なくなかっただろう

大都会や新興都市でも暮らしてみたが
やっぱり 僕の根っこは 田舎者 であるらしい(笑)
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2018-03-01 16:37:14 | 自然
冬作の収穫もピークを過ぎ 終わりが見え始めた2月末日
つい 気が抜ける 何かとボケをぶちかまし 
ありゃ
しまった
やっちまったなぁ・・
が 口癖になる こまったもんだ(笑)

そんなボケた自分に鞭打って 春作の準備で畑を這うようにいったりきたり
その間 なにげに気になるモノがある チラ見はするものの身体は機械の様に作業を続けてしまう
そのうち忘れる(笑)

先日 意を決して(大げさだが) そのモノのもとへ

じっとしてれば 足元から氷漬けになるような冷え込みの中
静かに咲いている梅の花
離れた所から眺めていると その淡い白がいっそう目の奥にまで沁み込んでくる
吹きさらしの露地で 唯一 春の足音を聞かせてくれる

今日から3月 いよいよ春ですなぁ~
にしても暑い 暑すぎる ホドホドでお願いしたい(笑)
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