Kou Farm

畑の話と日々の雑談

下君田

2016-04-28 20:26:21 | 自然
ぼちぼち 畑の準備をしています
育苗ハウスを建てようとしています
少々傾斜があるので 均してからと 高い所の土を低い所へ
半日程しかやりませんが もう5日もやってます
水糸張って測ってみたら 高低差50cm以上・・
なるほど スコップ一丁では なかなか終わらぬはずだ
まぁ もう少しです あと一回やれば 終わるはず・・かな?

しかし なんですなぁ こうして畑に出るようになると
時折 つくばを思い出します 
野菜を作って 箱に詰め あるいはトラックに積んで売りに行く
一日中 一年中 仕事仕事で楽ではありませんでしたが 楽しかったなぁ~ 
何より学ぶことの多い時間でした


さて

ホントに久しぶりに(たぶん昔行った事はあるはずだが記憶にない)市北部の山間部
下君田に行って驚いた
古くからの日本の風景 その原型が垣間見れる場所
もちろん幹線道路は舗装してあるし一枚当たりの田圃も広くなっていると思われるが
それでも 十分 ちょんまげを結っていた時代の光景を想起させます 

ここは日本全体の近代化からいえば 乗り遅れた地域と捉える事もできますが
違う角度からみれば 最も貴重な心象風景を残しているとも言えそうです
山からの清水を使い 傾斜を利用した段々畑



水を入れ始めた水面に映る空の青 鮮烈な新緑と相まって見る者の心を洗います

そして こんな看板が

詳細は分かりませんが 渓流釣りができるようです
市内を流れる3本のうち一番北側を流れる大北川
上流部へは遊歩道(なかなかワイルド 滝山渓谷といいます)があり散策できます
入り口付近は 緩やかですが


少し入ると




さらに奥へ


もっと行くと


3人以上では登ってはいけない スリリングな梯子を昇ると


大声もかき消されそうな 凄い水音


荒々しい岩肌を 縫うように流れる急流にそって進むのは
自然界の深奥に向かう厳(おごそ)かさがあります

僕達の日常は とかく快適であるようにできています
それとは 真逆の世界の鮮烈さが 僕の心をざわつかせ 慣れるに従い やがて静寂が訪れてくる
今は青々としたモミジが 秋の紅葉の見事さを想像させます
夏にはセミの鳴き声 そして吹き抜ける涼風が日頃の垢を吹き飛ばしてくれそうです


近くのお寺(松岩寺)には 樹齢350年の枝垂れ桜

今年は見逃したので
来年はお弁当もって見に行こうと思います
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たつご味噌 Part1

2016-04-23 22:30:50 | お店
人の強さ 逞しさ について

先日 たつご味噌さんに行ってきました

飛び込みにもかかわらず 蔵を案内していただきました

安政元年(1854年) 創業です
この年 ペリー提督が再び来航し 日米和親条約が調印されました
以来 
明治維新
日清戦争
日露戦争
第一次世界大戦
世界恐慌
第二次世界大戦
敗戦そして戦後

江戸末期から明治 大正 昭和 平成と激動の時代 暖簾を守り続けてきた老舗です
教科書にも出てくる上記のような出来事は もちろん日本中を揺り動かしてきました
それ以外にも地域経済の変容やローカルな出来事
直近では東日本大震災
少なからず被害を受け 復旧しましたが 蔵の菌を守るため
残すべき部分は残したそうです

160年以上も続けるとは どういう事なのでしょう
変わり続ける世の中に 柔軟に対応した・・だけなら 味噌屋じゃなくなってたかもしれません
そこには ずっと変わらぬモノが何かあるのでは・・と思ったりします
作り手の思い 努力 誠実さ 皆に愛される味     
それともお味噌という 日本人にとって なかば普遍性をもつ食材への欲求 

今回は急な訪問で 味噌そのものについてのお話は聞けませんでしたので
ぜひ もう一度お訪ねして詳しい話を聞きたいと思います

力士が10人ぐらい入りそうな 大きな仕込み桶

もう ほとんど生産されてないそうです
厳選された国産の材料で仕込みます

菌を残すため あえて残した場所の梁

長い長い歴史が凝縮されてます

直売所では各種商品が
味噌は数種類 原料 仕込みの時間で味が変わるそうです

加工品もレパートリーが豊富

これが大人気の

めしどろぼう


見学会や味噌作り体験も好評です

本物の味噌の味 その違いは誰が食べても分かります
決して失くしてはいけないモノだと思います
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災害について

2016-04-17 19:46:32 | その他
TVのニュース映像を見ながら 母に3 11の時の事を聞いてました
余震が続くなか避難所での生活の事 家でのかたずけの事
いまだに 思い出すと あの時のいいしれない不安が甦るようです
九州で被災した皆様も 避難生活が長引きそうです 日が経つにつれ肉体的 精神的な負担が心配されますが
少しでも環境が改善されればと思います
今回 犠牲になられた方々のご冥福をお祈り致します


今回の地震も まさかここで・・でした
不意打ちのダメージは大きい
しかし それが天災です 地震に限らず 竜巻 洪水 大雪・・など 直撃は免れたとはいえ身近に経験してきた僕としては
出来る範囲でかまわないので 備えが必要だと思います
食料や水 震災グッズは もう一般的になってきました
できれば保険など 被災したその後の生活に繋がる様な事も 

そうは言っても 僕自身 常に天災を意識してるかといえば そんな事は全くなく
もっと緊急性の高い・・日常の事でいっぱいいっぱいです
災害が有る度にメディアを通じて 状況を知り 考える そんな所です
防災に関わる仕事でもしてないかぎり 他の人も似たり寄ったりではないでしょうか

そうであればこそ メディアによる報道 その後の検証を伝える事は重要であると思えます
視聴率の為ではない 災害時生き残るために有用な情報提供
さらに それを より多くの人に伝える努力
それらを期待します

ちなみに 茨城県でも
高萩断層 北茨城から十王にかけて山間部をはしる17kmの逆断層
棚倉断層 茨城県北部から福島県南東部にかけて20kmの逆断層
又 県南県西でもM5~M7クラスの地震が過去に有りました
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近況と柴田農場

2016-04-15 09:31:30 | 日々の事
風に舞う桜吹雪が幻想的な今日この頃ですが

そろそろ 佐藤は何やってるんだ
あっちこっちフラフラして 肝心の自分はどうなんだ 遊んでるんじゃないのか!
と叱られそうなので 僕の近況

まずは こちら

柴田農場は代々続く由緒正しい農家さんです
受け継いできた 田畑で米や野菜を 牛も育てていましたので
堆肥も自家製 まさに循環型農業の見本 高萩では有名な生産者です
現在は野菜苗や花が中心になってますので 空いた畑をお借りする事ができました

連棟型のハウスでは 野菜の苗や



お花の苗が



所狭しと 育っています
まぁ 僕がやっていた規模とは桁が違います これぞ農業者といった感じです
社長の柴田さん いい顔してます

奥様 二人の娘さん そして従業員の皆さん

皆さんから 街の農業事情 その他を教えて頂きました
何もかもゼロから始めた前回からすると ホントに助かります 有り難い事です


僕が借りたのは試験作用に1反部ほどですが

取りあえず1歩です
こちらの農園とは縁がありまして 奥様と僕の母は独身時代からの知り合い 娘さんの一人は
学生時代 僕の実家でアルバイトをしていて看板娘でした
皆 一様に まさかここで僕が畑を借りて野菜を作るとは・・と思ったでしょう 僕自身がそう思いました(笑)
縁とは不思議なものです

つくばと比べると 年間平均気温は低めですが 冬の冷え込みは 海が近いので それほどでもなさそうです
ともかく 育苗ハウスを建てて 堆肥を作って 秋からは試験的に葉物類を播いて 来春から少しずつ充実さ
せていきたいです それまでに販売ルートの調査 暫定的でも作型と販売方法を構築していきたいですね
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ら麺 はちに

2016-04-11 09:31:51 | お店
キャンプ バーべーキュー場が二つ続いた所で
今回はお店
前回紹介したラ・フォレさんの近く 高萩インター下りてすぐ

ら麺 はちに (ニチハンメラ)


ドアを開けて 右を向くと(首を右に90度傾けてみて下さい 修正できませんでした 笑)

左を向くと

まず 一般的なラーメン屋さんのイメージとははちがいます ビックリ
ピークの時間帯は満席で待つ事が多いのですが 店内 店外に椅子が用意されていて
席に案内されると 荷物が置けるようボックスを出してくれます この気ずかいが嬉しいです

前回は味噌ラーメン 今回は岩海苔塩ラーメンを注文
ここで大きなミス・・ あるじのタカシさんの話が興味深く お腹もペコペコでラーメンの写真を撮るのを忘れる
あ~~ごめんなさい・・

ラーメンについてですが 一言で言うと 進化しています
実家が定食屋で 子供の頃死ぬほどラーメンを食わされた(笑)僕の率直な感想
特にスープ あの頃のラーメンとは比べものになりません
この材料からしても

複雑になってますが 何かが突出する事なく一つにまとまってます
ごまかし無しで しっかり出汁をとればこその旨み(これ重要だと思います) 麺の心地よいモチ感と絡まって
何とも美味い

店内は

雑貨あり

ドラムセットあり

テーブルも実は

足踏み式ミシン
全体的にはレトロ調な感じですが ちょっとした所に遊び心が垣間見えます

お話をしていると タカシさんのバランス感覚の良さが印象に残ります
ユニークな内装で攻めてるように見えますが けっして不快ではない
メニューも しっかり印象に残りますが 味は奇をてらわずに また食べに来たくなる味わい
押さえるべきはしっかり いや 生真面目なほど押さえ それは客層の広さが物語っています
そしてまた 勉強熱心・・と言うと 大袈裟と謙遜するかもしれませんが
良いものは貪欲に取り入れていく姿勢 その源泉にある好奇心
まだまだやりたい事があるようです
いつか それが形になり 僕達を楽しませてくれる時を待ちましょう

それにしても

この棚には 色んなお店の名刺やらパンフやら
お店もSNSで常時お知らせを
ラーメン屋さんであると同時に 様々な情報発信の場となっています
開店以来4年の努力と相まって 先日 ラ・フォレさんと共同で開催したイベントでは多数の出店者
そして 予想をはるかに超えるお客さんに恵まれたそうです
大都市ではないこの街で 情報発信は重要なポイントではないでしょうか
イベントの成功は それを証明している様に思えます

保守的な田舎町では 新しい事をやるのは勇気のいる事ですが
常にお客様の事を考え 自己満足に終わらせない発想と思考 そして実行力は
この街に刺激を与え 新たな常識を作っていくのかもしれません

楽しみです
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