Kou Farm

畑の話と日々の雑談

9月の仕事

2017-09-28 21:50:54 | 畑の事
何もせず 放っておけば 当然ながら 雑草が生えてくる

こんな風に

雑草を抜き 追肥をして株が倒れないよう土を寄せる

こんな風に
別にやらなくても収穫には至れる あっ これブロッコリーです
それは分かっています 過去に手が間に合わず ボサボサにしてしまった経験は一回や二回ではありません
大抵 実はなります ですが光の遮断による光合成の低下 土壌養分の雑草との競合
結果は明らかに違ってきます
やっぱり 立派なモノを収穫したい これはもうお百姓の習性みたいなもんです


人参は

初期成育悪くありません 全部ではありませんが がっちりした葉が多い
今回 ある資材を試験的に使っています その効果か

ジャガイモは

この時期に花芽もついて なかなか順調
しかし 今季は秋播きジャガイモの種イモが品薄だった 九州豪雨の影響か?
今冬 値段が上がらなければいいのですが
ちなみに 6月に掘り上げたキタアカリも播いてみたのですが・・ダメでした
いつか芽は出るでしょうが9月後半になっても出ないんじゃぁ 間に合わない 諦めました

今月 ブロッコリー キャベツを植え 大根 カブ 小松菜 ホウレン草を播いて
トンネルが4本半

まだまだ収穫は先ですが 気持ちが満たされていきます これもお百姓の習性・・か?
良いもの 美味しいもの を作りたい というのは常に念頭にあるのですが
昨今の健康ブームよろしく 健康な野菜でありたいとも思います
美味しい=健康であれば何の問題もありません
が・・時にそれはちょっと・・と思うような事も無くはありません
この件 単純に白黒つけられそうもないので まぁ 模索中です


畑を横切る足跡

猫?イタチ?猪?狸?
何処からきて 何処へ行くのか
僕の畑は ただの通り道 自由だなぁ~(笑)
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お出かけ

2017-09-21 21:58:59 | 日々の事
先日 気になっていた水戸の八百屋さんに行ってきた
車で何度か通ったが見つからない コンビニの駐車場に車を置いて(ちゃんと買い物もしました 笑)
歩いてみる やっと見つけた小さなお店 初見でしたが店主さんと小一時間ほど話をする
生産者への思い 商品への思い 小売りの原風景を見る思いがしました
合理性 機能性 大事な事だと思います しかし 買うのも人売るのも人作るのも人
その接点に文化が生まれる 
昨今 小綺麗でお洒落なお店はどこでも見られますが 面と向かって話ができるお店は そう多くない
希少です


さて 夕刻 大変お世話になった知人の演奏を聞きに行く
和楽器です 生で聞くのは初めて 僕はその筋については明るくない 素人ですが
一つ一つの音がシャワーの様に降り注いでくる心地よさ
時に流れるように緩やかに 時に激しくはじける様に
小さな流れが大河となり 深山の谷を 田園の中を 街の中を 
桜の花びらを浮かべながら 紅葉したもみじのは葉を浮かべながら流れる川
個人の印象ですが そんな風景が浮かびます


文化とは地から生えてきたようなモノ 特定のエリアの固有のモノ
和楽器は そういうモノと思っていました 確かにそんな側面あるのですが

音楽という文明(方法を知れば誰もが参入できるもの)の下に なんの違和感もなく収まる
そりゃそうでピアノもバイオリンも 元をただせばローカルな楽器
聞き手にしてみれば それが和室であろうと コンサートホールであろうと それぞれに素晴らしい
和楽器と洋楽器の混成も面白い 洋楽を和楽器で聞くのも楽しい

伝統的なモノには深い深い魅力がある
一方で和と洋 新しいと古い 都市と田舎 素性の違ったものがクロスするのもまた魅力がある
様々な楽しみ方ができるのも文明なのか・・
などと 愚にもつかぬ事を 軽い興奮が続くなか考える

そして 家について我に返る とっとと大根播かなきゃ(笑)
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丁度いい

2017-09-14 22:08:34 | 畑の事
あれから一週間ばかり 堆肥の中心に近い部分の温度を確認

ほぼ50℃ 中温帯だ 高すぎず低すぎず 望ましい温度
牛糞ベースの堆肥作りは4回目 やっと要領が分かってきた
温度が上がるという事は 活発な微生物の働きを意味してます それが重要
お百姓は良くできた畑を 地力 があると言います 堆肥の中には生ではないが半分解程度の栄養分も含まれ
それが 土中で徐々に分解され時間をかけて作物に吸収されます つまり肥切れ(肥料切れ)のリスクを軽減して
くれる そんな効果も堆肥には期待できるのです
試行錯誤がありましたが 順調な推移が素直に嬉しい よかった よかった

さて 今は作の切り替え時期
収穫物がピーマンしかない・・それも僅かばかり
寂しくはあるが・・秋冬の準備で忙しいこの時期 丁度いい

トマトも抜根し完全に終了
根っ子はどうなっているかと 断面を確認してみた

細かい根も含めて水平に広がっている これは肥料が入ってる深さ幅とほぼ一致
2ヶ月程度の短い収穫期ならこれでもいいと思うが それを越えるなら もう一工夫必要だ
これも来年の課題

課題と言えば ポロ葱

最終的には販売できるモノ(甘味はあるし食感も良い)になるのですが
栽培方法に今一つ確信がもてない
長ネギの栽培方法をベースにやってるのですが 少々不都合な点もあり
これも 目下 模索中です

去年から これまでの方法を再検討しています
こりゃいかんかったなぁ~と思える事が結構ある
しかし 何かを変えて翌日に結果が出るわけでもなく
何とも気長 まぁ ずぼらな僕には丁度いい(笑)
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堆肥をつくる

2017-09-07 21:56:37 | 畑の事
堆肥と一口に言っても 材料によって作り方が変わる
含まれる水分量は重要なポイント・・という事を身をもって知る

長い事 馬糞ベースで堆肥を作っていた 水分量はちょうどよく(一般に60%程度と言われる)
積み上げると間もなく反応が始まり 中心部分は60℃を越えていた
ざっくり言えば もらってきて積み上げておけばよい(もちろん切り返しはする)
あとは勝手に微生物がせっせと働いてくれる

昨年から牛糞ベースに変わり
なかなか温度が上がらない
水分量が多いのは その見てくれから分かる(一般に80%程度と言われる)
しかし 畑に積み上げるので下は土 水分はそれなりに抜けるだろうと思っていた
それが なかなか抜けない・・よって温度もなかなか上がらない
何度か切り返すうちに やっと上がってきたが馬糞ほどには上がらない

そこで 今回 搬入時に山の様には積み上げず 腰の高さを越えないように低く広く野積みし
まず表面の水分を飛ばす 副資材の籾殻も多めにして水分量の比率を下げる
一か月ほどほったらかしにした後 切り返し

表面から30cmほどで45℃ 中央は50℃を越えてるだろう
内部の空気は膨張し 温まった空気は隙間から逃げる その際水分も水蒸気になってある程度は蒸散する であろう
雨の日は ブルーシートを掛て雨養生

最適な水分量になったかは?だが これまでに比べれば順調だ
が・・堆肥を入れれば安心だ という訳でもない 牛糞にはカリ成分が多く含まれている
理想的な成分比率というものがあり 過剰になればかえって害になる

堆肥舎があって 設備が整えば もっときめ細かい管理ができるのですが
農業も経済活動の一環 分を越えた投資はできません 分かり易く言うと金がない(笑)

とりあえず今できる事で対応
土壌分析は重要です 作物の観察も重要です
そして それらから土の中 見えない世界をイメージする事が必要になってきます
なには無くとも 自分の体と頭は維持費を考えなければタダなのです
もっとも この維持費が一番の金食い虫なのですが(笑)
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