Kou Farm

畑の話と日々の雑談

霜が降りずに つい考える

2018-11-29 18:23:58 | 日々の事
ぬるい!
朝晩の冷え込みが厳しくなってきて このまま順調に霜が降りるだろうと ホッとしていたが
降りない もう12月だってェのに
例年なら保温材の不織布でトンネルを覆うところを防虫ネットに変更 でないと葉物が伸びすぎてしまう
某CMよろしく 渡辺謙に叫んでほしい ぬるい!(笑)

昔 7~8年の間 ほぼ毎日その日の最高気温と最低気温 それに天気を記録していたのですが
前年をなぞるような1年というものは一度もありませんでした
特に近年は1年のどこかで大きくバランスを崩す
それを念頭に置き 考える
施設栽培
と言っても今では色々 簡単なものはただビニールを張っただけのモノ(僕がそう)
重油を焚いて温度管理ができるもの さらには完全に外界と遮断し人口光で育てるもの
ITで一括管理できるもの そうなると もう工場である

今後の気候変動を想定した場合のリスク管理
農業従事者減少への対策
地方の雇用創出
旧来の農業のイメージを覆す スマートで儲かる農業⇒若者の就農
など 集約化 大規模化 雇用創出 を目的とした流れは止まらないだろう
しかし一方で 日本の様な多湿地帯では栽培上のリスクも大きいように思われる

また 管理を高度化するほど環境(自然)との距離は開く
雨が降ろうが 旱魃になろうが 大雪が降ろうが 関係ない
作物は施設の中で粛々と生産される
お天道様の機嫌に一喜一憂し ハラハラ オロオロする必要がなくなる事が
はたして人の意識にどんな影響を与えるのか・・
昭和生まれの僕としては 情緒的あるいは精神的な側面から一抹の不安をおぼえたりする

まぁ この件は掘り下げるほど視点も多岐にわたり 意見百出
僕なんぞに答えを求められても わかりません と言うしかない(笑)

これまでの経験から言えるのは
野菜が育っていく事の不思議さ そのプロセスとメカニズムは
残りの人生をかけても とうてい学びきれないだろう
なにせ ぐうたらなもので(笑)
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暖冬予想に思う

2018-11-22 19:32:57 | 日々の事
やっと初冬らしくなってきた
今冬はエルニーニョも発生し暖冬予想 嘘ではなさそうだ
その影響はスーパーマーケットの野菜売り場に行けばよく分かる
あんなに高かったのが いまや超お手頃価格
本来なら気温の低下で生育が鈍るのに この暖かさでブレーキがかからない 
よって 前倒しになり供給が過剰気味
買い手には嬉しい限りでしょうが 生産者にとっては・・
売れるのは嬉しいが あんまり下がると う~ん・・微妙な気持ち

しかし 前倒しになるぶん終わりが早く来る
今後のお天気にもよりますが 来年2月以降また高値になるかもしれない
だったら 安い今のうちに食べておこう
が・・毎日大根では飽きがくる かといって一ヶ月も置いといたら腐るし栄養価も落ちる
そこで提案 沢庵や甘酢漬けなどの漬物 切干のような乾物をつくろう 長期保存ができる
i忙しいのは分かるのですが 親子でやれば手が増える しかも この素晴らしい文化が
継承される いかがでしょうか 僕の小さな希望です
昔の人も そう思って漬物や乾物をはじめたのではあるまいか・・そうに違いない(笑)

さて 脈絡は無いが
気質 というものが話題に上る
以前 母の心配性がどうにかならないか とお医者さんに聞いた事がある
医者曰く 『どうにもなりません』 と一言(笑)
自分の気質ほど分かりずらい物はなく 他人の指摘を受けて はぁそんなもんかぁ
と 分かった様な気になる程度
この気質が原因で失敗したり いらぬ苦労を背負い込んだりする時もありますが
『どうにもなりません』なのだから 生まれ持った才能と思うほかない
足が速いとか 歌が上手いと同じように

仮にネガティブなものであっても 音痴と思うよりも 笑いの才能と思った方が 気が楽だ
そういう問題じゃない?
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夜に

2018-11-15 19:29:23 | 日々の事
先日 とっぷりと日も暮れた頃
花貫渓谷 汐見滝つり橋によってみた  

カメラの扱いが稚拙でこんな画像しかとれませんでしたが
ライトアップされた紅葉が静かに ただそこに在りました
小さなつり橋で 人をして圧倒するような場所ではありません
正直なところ ああ そうか こんな感じね・・と感動とまではいきません

それよりも そこへ至る道
小さなLEDライト(?)が足元を微かに照らしていましたが 上を見れば漆黒の闇
渓谷を下る川の音だけが聞こえる
感じるのは 音とわずかな森の気配 だけ

こんな感じは いつ以来だろう 
怖くもあり 心地よくもある 深々たる空気
ほんの三世代も前には この感じが もっと身近にあった事は容易に想像できる
夜の深い静寂 心身には必要なモノなんじゃないか・・
とりとめもなく そう思った
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子葉

2018-11-08 19:40:47 | 畑の事
今収穫してるホウレン草

10月に入って 早々に播いたもの 大きく展開した葉がたっぷりと太陽の光を浴びている
40日はかかるだろうと予想していたが その前に採れ始めた
先月は少し暖かかったのか?

根元から小さな細長い葉が出ている 

子葉です 種を割り最初に出てくる葉っぱ 芽が出るとは これの事です
それが 収穫期になっても 綺麗に残っている
とても健康に育っている証拠と言えます
生育適期に入った事もありますが 土が育っている事も示している と思えます
投入する堆肥の質も少しずつ改善され その成果かなぁ~と一人ほくそ笑んでいる(笑)

葉色からは まだマグネシウムが足りないかと思えますが
対処するアイディアが浮かび 次回の堆肥作りで試してみたい
山と海には使えそうな材料がほったらかしになっている
使わない手はありません
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秋の深まりに

2018-11-01 17:04:27 | 日々の事
夜の冷え込みに呼応するかのように

山が色ずいてきました

この街に帰って3回目の紅葉
渇水だ 台風だ 異常気象だ と言いながらも いつものように艶やかな衣装をまとう
最初の年は 懐かしさと共に眺めたものですが 
今年は またこの季節がやってきた・・と多少は住人らしい感想を持つようになりました

約2年半 あっという間ですが 知人達の変化進展は目まぐるしく
僕だけが取り残されてるようです・・がっ・・まぁ いいのです(笑)
その変化の中 不器用でも 難事に正面から向き合い ブーブー キーキー言いながらも
答えらしきモノを見つけていく
その様は 自分を見つけていく過程の様でもあり
何か助けになれればと思っていた僕のうほうが 逆に助けられていた事に気ずいたり

真摯な行為 
と言って 特別な行為ではありません 子供達の話を聞く 共に考える 
恋人と共に生きるため話をする 喧嘩もする 
どこにでもあるシーンですが 飾りのない真心でぶつかっていく その姿に
互いにポンコツなどと言い合ってますが(笑)
敬意を覚えてしまうのです

それが わずかながらも 僕の変化でしょうか・・(笑)
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