Kou Farm

畑の話と日々の雑談

今年の初植え

2017-02-23 22:02:02 | 自然
風のやむ日が無い!
毎日ビュービュー 風速4~5mになると トンネルのビニールがかけずらい
ちょっと気を抜くと バタバタバタッー!!と飛んでいく
それを追いかける僕の様は まぁ~なさけない
トイレ中に 突然ライオンに襲われ必死に逃げ出すような格好だ(どんな格好だ?笑)

様子を見ていましたが 先日 意を決して敢行
ブロッコリーと

玉レタスを

植えて
速攻でビニールを被せる

日中は寒さが緩んできましたが 夜間はまだまだ冷える
トンネル養生が必要です

育苗ハウスは内張をして二重にしてるのですが つくばでは それでもハウス内に霜柱が立つ事がありました
ここでは それがありません 今冬が暖かいのか 高萩が暖かいのか・・ その両方なのか・・
1年目では まだわかりません

さて

今度の日曜 2月26日は 3回目のチイニチハンメラ

お近くまでお越しの方には是非お勧めです
美味しいモノ 作家さんのオリジナリティー溢れる品物等々が一杯です
僕は 楽しさ プラス 県北県央の生活 の今と近未来が反映されてるようで
興味津々です

お国柄

2017-02-17 22:08:05 | 自然
日がのびて 日中は暖かくなってきました 関東では春一番が吹いたようです
先日の雪が噓のよう 街の雪は随分前に無くなっています

国道461号線を山間部に向かって登っていく
ダム湖に映る山並みは まだ冬の装い ここからが花貫渓谷

シニア向けの服売り場のような色合いの山々を左側に見つつ しばらく走る

突然現れるトンネル

ここでは世界を分けるトンネルとして知られている
異次元に迷い込む・・訳ではない
関東と東北の境目・・でもない

雪と雨の境 がこのトンネルと皆口々に言う
トンネルを抜けると

いきなり残雪
山の中の田圃も

残雪

平地より あきらかに気温が低い
積もった時はスッタドレスで四駆の軽トラでも アクセルとハンドル操作を誤るとタイヤが流れる
僕も何度かケツを振り 冷や汗をかいた 知人は180°回転したとか

海岸から山間部まで標高差500~600mほど 県北からいわきにかけて まぁ 似たり寄ったりの地形です
最近 聞かなくなりましたが お国柄 と言う言葉があります
その土地の気候風土 文化が育てる人柄の最大公約数といったところでしょうか

この辺の平地(台地も含む)は 住みやすいです 手前みそ(笑)・・だけではありません お百姓として そう思います
冬 冷え込みますが ならせば-3℃ぐらいでしょうか -7℃とか-8℃とか野菜が傷むほどの極端な寒さはあまり無いです
それでも冬野菜が甘味を持つには十分な寒さです
夏も冬同様 極端ではありません
(もっとも時系列で比較すれば変わってきてるとは思いますが)

海は目と鼻の先 魚も釣れれば磯で貝もとれます 川には鮭が遡上するそうです
山に入れば 様々な山菜が自生してます
自然の恩恵を受けて生活するには 十分恵まれた地域です
そのせいか 皆 のんびりしているような 小さないさかいはありますが 根っ子は優しい
そう おおらかなのです
そんな僕達ですから
茨城県が魅力度ランキング最下位なんて
なんて事ないのです

いっぺん住んでみろぉ したらわがっからぁ

皆 そう言いてるかは・・分かりませんが(笑)
どんなにスマホが進化し普及して 情報が共有されても補えない
実体験がここにはあるのです

・・と最下位ながら いきがってみました(笑)

雪の降る日に

2017-02-09 21:26:02 | 日々の事
朝から雪
昨日の天気予報では 降ってもそれほどじゃないようなので たかをくくってましたが
いつのまにか県北 県央には大雪警報が出てました

畑では何本かトンネルをかけているので 雪の重みで潰れてしまうのが怖い
以前 収穫期のホウレン草が折れてしまい 大損害を受けた事があるのです
午後3時過ぎ 畑に行ってみると積雪はホドホド トンネルは無事でした ホッ
しかし 山間部は白銀の世界 多いところでは30cmほど積もっています
(画像があれば分かりやすいのですが カメラを忘れてしまいました)
海沿いの平野部では雨に変わり 夕方には雪の欠片も見当たりません
まったくもって山は別世界です
まぁ そんなこんなで この街に馴染んでいくのでしょう(30数年のブランクはやはり大きいです)

馴染む事も大切だと思えるこの頃です
と言うのも 比較は目を曇らせるからです 
無意識にでも 去年まで住んでいたつくばと高萩を比較していたのです
比較すれば ここにはコレが有るが あそこには無い といった二元論に陥りやすいのです 
比較することで 何事かに意味付けするのが容易になります 
例えば あの人の鼻は高いが 僕の鼻は低い
よって 僕はイケメンではない(笑)
が 鼻は顔のパーツの一つにすぎません
全体のバランスを考慮していません さらに あの人の鼻は高いが蓄膿症かもしれません
全身のバランスも見ていません 
また 見てくれが良ければイケメンなのか
掘り下げ 広く見ていくほどに 比較があまり意味のない事が分かります

重要なのは どんな思いで対象を見ているのか
この どんな思い が説明できない
淡々とした思い 愛情ある思い 冷静な思い・・ どれもそのような感じですが
全てを説明してるとは言い難い・・

まぁ←いつもこの言葉で逃げる(笑) 
もうすぐ この地に帰ってきて1年 ぼちぼちいきましょう

ブロッコ レタス キャベツ

2017-02-02 21:02:50 | 自然
ブロッコリーが


玉レタスが


キャベツが

育苗ハウスのなかで 芽を出し育ってます
春のホウレン草も そろそろ播きます

これら春野菜を作って 夏の果菜類を作れば だいたいざっくりとではありますが 
この地での生育状況が分かるでしょう

しかし何ですね 人から注目される生産者は やはり様々な工夫をしているのですね
有機に限らず慣行農業(農薬・化学肥料使用)の生産者のやり方からも学ぶべき点は多いです
高い品質で安定供給する と言うのは農業者であれば共通のテーマだと思います
また すぐれた慣行農家さんも農薬は使いたくて使っているわけではなく 事実 様々な工夫で
散布回数を減らそうとしています
ゼロにならないのは 生活がかかっている以上 大きなリスクはとれないから

にもかかわらず確信的に使わない僕は・・ただのバカ?(笑)

ある本で書かれていたのは文明と文化について
人は文明(合理性)を追求しながら文化(非合理的なもの)に依拠している
例えば 会社で合理的な生産を極限まで突き詰めている社員が
お正月にはクソ寒い中何時間も並んで神社に参拝している
近代的合理性からみれば 何の生産性もない行動だ
・・が これが無ければ1年が始まらない やらないと 何となく尻のおさまりが悪い

効率や合理性だけでは どうにも居心地が悪い 情緒的な何事かがないと息がつけない
人はそんな側面を持っているのかもしれません

無農薬が文化であるかは・・?ですが
まぁ 世の中お利口さんだけではつまらない・・という事です(笑)