Kou Farm

畑の話と日々の雑談

不思議

2018-02-15 20:02:09 | 畑の事
今季の日本海側の大雪 尋常ではありません
積雪3mとか4mとか 桁が違って想像すらつきません
暖房用の燃料が届かずハウスのトマトが枯れた というニュースを見ましたが
低温と極端な日照不足 むこうのお百姓さん達はだいじょうぶでしょうか
どんな場所でも作型というものがありまして それが異常気象でくずれると 次作にも影響が出て
メタメタになったりします
しかし 百姓の底力も凄いものです 必ず復活すると思ってます 

さて

今では古典ともいえる 踏み込み温床 をやってみました 初めてです
発酵熱を利用して 冬の寒い時期でも苗を育てられるようにします
まず 合板で枠を作ってみた


落葉 麦わら 米糠 中熟堆肥 微量の鶏糞で一層 しっかり踏み込んで水をかける


それを五回繰り返し

できあがり・・・がっ・・たっぷり用意したと思っていた落葉が足りない
50cmの厚みを予定していたが 40cmにも満たない
畳一畳程度の広さ 十分だろうと思っていたのだが これが初挑戦の未熟さ
あまり薄いと発熱量 発熱期間が小さくなるのでは・・
不安なまま毎日温度チェック 一週間もすると45℃程度まで上がる
とりあえず最初の昇温は上手くいき 
種を蒔いたトレーや苗を並べる

なぜ踏み込みをやろうと思ったのか
昨年 無加温でトマトの育苗をしたら 植え付けが予定より半月近く遅れてしまった
この差は大きい やはり熱源が必要だと痛感した訳です しかし なぜ踏み込み温床か?
ホームセンターに行けば高くはない値段で電気式の温床が買えるのに
そう 問題は電気なのです
現状 畑で電気を使おうとすれば 発電機を持ち込むか 東京電力に言って電線を引っ張ってこなきゃならない
生産量が小さい現段階では費用対効果がすこぶる悪くなってしまう
たまたま落葉が大量に手に入る環境にあるので うん やてみよう(安易に 笑) となったわけですが
やってみて思う事
いやいや 贅沢な仕事です
多分 大抵の職場では時間と労力を圧縮する事で利益率を上げてると思うのですが
落葉を集め 踏み込み 温度を出すまでの手間と時間はなかなかなものです
一般的な流れとは逆行してるかもしれません たっぷりの時間と労力を使いました

しかしですねぇ 面白かった(笑)

自然物を積み重ねて水をかける 放っておくと勝手に熱を生む
堆肥もボカシ肥料も同じですが 

不思議なものですねぇ
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