Kou Farm

畑の話と日々の雑談

呆れられる

2018-02-08 19:13:44 | 日々の事
たまたま 動画サイトでスパリゾートハワイアンズのショーを見た
若鮎の様に躍動するフラガール達
輝くような笑顔
それを見た時 目頭が熱くなってしまった

知り合いが出てたわけじゃない フラに関心があるわけでもない
前身の常磐ハワイアンセンターには 子供の頃 親に連れられて行ったことがある
でっかいプールとお風呂は微かに記憶に残っているが フラにつては何も覚えていない

映画にもなりましたが 常磐ハワイアンセンターは炭鉱の閉山による失業対策から生まれました
昭和40年頃のお話です 地元のいわきではどんな反応だったのでしょう

今でこそブームもあり フラは人気で明るいイメージ メジャーなものですが
当時は それほどの理解や関心は無かったろうと思います
裸で腰振って踊るなんざとんでもねぇ と街の大人達は囁いていたかもしれません
それでも田舎街の娘達は頑張りました 全国をまわってピーアール
その甲斐あってか 蓋を開ければ予想に反して年間100万人を越える大盛況
大人も娘達も頑張った甲斐がありました

そして2011年3月 あの震災に見舞われます
施設は大きな被害を受けて営業停止 再び大きな試練に直面するのです
皆 立ち枯れた木のように 呆然とした事でしょう
フラガールは お客さんも踊る場所さえ失ったのです

しかし 大人も彼女達も負けません
再び全国を巡って踊ったのです そう あの輝く笑顔で
そして 今 彼女達はスパリゾートハワイアンズの舞台で沢山の人達に感動を与え続けています
フラって何だっぺ・・と言ってた地元の田舎娘で結成されたダンシングチームも
今では全国から憧れを胸に集まってきます

50年ちょっとの歴史ではありますが
そこには個々人の歴史の糸が絡み合いながら ハワイアンズの いわき市の 歴史を
うねる様な太いロープになって 僕に見せてくれるのです

同じ常磐炭田で似たような(スケールは小さいが)経緯を辿ってきた この街に戻り
つい共感を覚えてしまうのかもしれません


ちなみに 以上の事は いくつかの事実を基にした 僕の想像です
妄想と言えるかもしれません
知り合いに この文章の50倍の言葉と たっぷりの情感で いかに胸が熱くなったかを
切々と訴えたのですが その温度差は100℃程もあったでしょうか
妄想とは そんなものです(笑)


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