なまえ

なんか、ごよう？

たべるものは、もってないよ。





みてほしいの、

うん、

みてほしい。





うん、みたよ、みた、みた、

なまえ、おもいだせないよ、

きんもくせい、じゃないね、

なんだった？

悲しみの

また、雨が、空から降っています。

今朝も、元気に勢いよく、雨は、降っているのです。

濡れて凍える、憂鬱な雨しか、思い浮かべることのできない、

愚かなる、干からび萎びた、私です。

仕方がないので、寝ています。





然し乍ら、

元来、雨は、楽しいもの、でもあったのです。

勿論、仕様（しょう）がない思い出も、染み込むのですし、

バスが止まれば、雨だれの向こうで、

だれかの煙草に、火が点いたりもするのです。

昨日、初めて知ったのでしたが、あの細野晴臣さんは、

雨の中、靴を履いて、傘をさせば、木も、街も輝く、

と７０年代から歌っていたのでした。

「悲しみのラッキースター」です。

私も、たぶんきっと、

雨の中で燥いで、あのころは、雨の歌を唄っていたのです。

今はそれを、ただ忘れているだけ、なのでありました。

それを、昨日、思い出したのです。

然らば、今朝の雨はと言えば、

それでもやっぱり、

濡れて凍える、憂鬱な雨、なのでございます。

チラリ

ひがんばなの、あかやろー、

でございます。

赤色の、彼岸花のような、

燃える、赤色です。





しかも、少しだけです。

チラリズム、であります。

リードと、首輪がチラリ。

咲く時

咲く時を知っている、彼岸花も咲いて、

もうすぐ、お彼岸ですから、

昨日は、お墓のお掃除にもゆきました。

田圃は、稲刈り真っ最中で、

夏の暑さが残ってはいるのですが、

情景は、まさに、秋でありました。





夜は、里芋を、いただきました。

有名な、山形の芋煮のように、牛肉ではなくて、

鶏肉や油揚げ、白菜、白葱などと一緒に炊いたお汁です。

今年二度目でしたが、美味しかったです。

原因が微妙に不明なまま壊れてしまった、椅子の代わりも、

昨日、直ぐに届きました。

おまけに係留用ではない（思わず首輪の歴史を調べました）

赤いリードと、バックル式の首輪まで、買ってもらって、

昨日は、一応は嬉しい、満足の日でございました。

もしかしたら、敬老の日のお祝いってことかしら、ね。

もしもそうだとしたら、異議あり、でございます。

のたる

いつも座っている、

椅子の布を、噛み破いてしまいました。

夢遊病者のように、昨日の深夜、

もしくは、今朝早い時間に、破壊してしまったのです。

勿論、目撃者もないのですが、記憶がないにしても、

私がしたことに、違いはないと思われます。

当然、代わりの椅子は、まだ、ないので、





だから、ピンクの座布団なのです。

そこには、座りづらいというわけでもないのです。

それでも、そこには、座らずに、

一段低いところへ、頭を持って行って、

だから、のたるように、

死んだふり、をしているのです。

規矩（きく）

ジェーン・バーキンさんは、こう言っています。

「何かを失い始めると、

　急スピードですべてを失ってゆくのね」

大好きな、ジェーン・バーキンさんは、

ウィスパーボイスで、ただただ、バカボン、バカボン、

と言っているばかりでは、ないのです。





昨日付、朝日新聞「折々のことば」です。

なにごとも、あっという間に、崩れてゆくのです。

規矩や、矜持も、

これまた同じ、と言っています。

なるほどです。矜持は、誇りやプライド、

規矩とは、手本、規則のことであります。

おとさん

もう秋ですし、朝のお日様ですが、

熱を、感じてしまったので、

少し影のあるところに、退避して、

おとさんの、作業の監督をしています。





ヤスデのカップルとか、元気のないクモが、

朝も昼も、たくさん、歩いています。

ダンゴムシは、あまり見かけなくなって、

ナメクジは、そんなに、量はいないのですが、

これは、粘っこいので、

相変わらず、困っています。

おとさんは、元気のない、クモみたいですが、

コニシキソウ、だと思う雑草は、

スーパー元気です。

欲しい

至るところの、水路が埋まっていますので、

お散歩コースの道路が、溝、若しくは川になります。





だれかさんは、短い長靴ですが、

私は、今でも、こんな状態です。

おとさん、私もピンク色の長靴、

欲しいです。

ほい

うしろむいて、

しっぽあげて、





あっちむいて、

ほい。

おっとさん、

まけ。

あばら家

最近は、A君同様、

出たがりの大臣がいて、テレビに、しきりに登場して、

情けない電力システムは、棚に上げて、

節電だのなんだの、せこせこ、言っていますが、

本当に困っている人は、なんにも使っていないのです。

すぐに起動できない、役に立たない、脆弱な発電所を、

何故、誰が、作ったのか、ということです。

意味不明のことばかりが、起こります。





それにしても、停電と断水は、困ります。

実際、その現場に遭遇してしまうと、悲惨です。

昔なら、まだまだ、もっと我慢もできたのでしょうが、

快適になり過ぎた？今の時代は、至難の業であります。

私みたいに、地上の、あばら家で暮らしていても、

とてもすてきな、超高層のマンションに住んでいても、

その、たちまちの不便さ不都合さは、全く、同じです。

こちらは二ヶ月経って、ようやく水は、出始めたのですが、

かび臭い水や、飲めない水道水しか、出ないのです。

具体策に乏しい市長は、聞くところによれば、

あまり、感じていないようですが、

これも、実際に暮らしてみると、

なかなか相当、困ります。