チェロ物語FINAL

虹の橋で、
そろそろ、
のんびり、

過ごします。

悲しみの

2018年09月20日 | 犬の戯言


また、雨が、空から降っています。

今朝も、元気に勢いよく、雨は、降っているのです。

濡れて凍える、憂鬱な雨しか、思い浮かべることのできない、

愚かなる、干からび萎びた、私です。

仕方がないので、寝ています。





然し乍ら、

元来、雨は、楽しいもの、でもあったのです。

勿論、仕様(しょう)がない思い出も、染み込むのですし、

バスが止まれば、雨だれの向こうで、

だれかの煙草に、火が点いたりもするのです。

昨日、初めて知ったのでしたが、あの細野晴臣さんは、

雨の中、靴を履いて、傘をさせば、木も、街も輝く、

と70年代から歌っていたのでした。

「悲しみのラッキースター」です。

私も、たぶんきっと、

雨の中で燥いで、あのころは、雨の歌を唄っていたのです。

今はそれを、ただ忘れているだけ、なのでありました。

それを、昨日、思い出したのです。

然らば、今朝の雨はと言えば、

それでもやっぱり、

濡れて凍える、憂鬱な雨、なのでございます。

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