人間と小動物を非行させない秋の特別警戒週間に入りました、
大人の人間はみかんを収穫するために、
どんどんと過疎の山に入ってきており人口は倍増しそうな勢いです、
みかんの畑はにぎやかであります、
ラジオはその存在を猪に誇示し安全を確保するために、
あちらこちらで大音量で鳴り響くのでございます、
はくびしんのミーちゃんや猫のハーちゃんたちは仕事を忘れて、
みかんの畑で唄い踊って大宴会、
その度に私はラジオにもミーちゃんにもそしてハーちゃんにだって、
ワンワンワンと警鐘を鳴らすのでございます、
当然のこと夜中も特別警戒は続きます、
昨日のような星のきれいな夜はなおさらみかんの畑は燃えるのです、
私は幾度となく出動し補導をするのですが、
都度お父さんは私を蹴飛ばしにやってくるのです、
私のお尻は真っ赤に腫れ上がって痛くて泣いておりますが、
お父さんも相当に精神的且つ又肉体的に疲れているようであります、
先ほど一睡も出来なかったお父さんが出かけて行きましたが、
秋の特別警戒週間は続くのでございます！
