今朝の新聞を見ておりましたら、
犬の所有権を巡って争われた裁判に、ツイートした、
現役の高裁判事の話題が出ておりました。
その犬を、猫に替えて、
猫所有権の確認を求める裁判、の話から始まるのは、
なんと、送料は別途ではありますが、
新品同様でも。たったの価格73円、
「トッポ町裁判記」でございます。
この本は、お話の始まりは猫の所有権でも、
本題は、町議会の理不尽な議決を町民が糾弾し、
終には、治安維持法違反の容疑までかけられた、
「仏像お出まし事件」の小説化なのであります。
これまでは、病院の待合室で、
小刻みに読んでいたのでしたが、
ようやく、落ち着いて読むことができました。
この町に疎開して「てんやわんや」を書いた、
獅子文六さんも、書きたかったテーマだったそうです。
やっぱり、兎に角、
面白かったのです。
ちなみに文庫本の「団塊の世代」
こちらは、元々、我が家のものですが、
世間では、只今、4千円以上の値がついています。
団塊(1947-1949年生)の世代にとっては、
これも、勿論大切な本ではありますが、
値段とは、不思議なものではあります。
ヒトを感動させる力の反映ではなく、
その時の需給で決まりますね。多くのヒトにとって
価値がなかったり、有害ですらある本でも、
少数のヒトがそれを望むが、その本の数がもっと
少数しかなければ、自然に高い価格がついてます。
不思議な世界です。
なので、逆に格安に自分の好みの本が手に入ったり
もするので、ありがたいです。
おちゃ様
こんばんは。
良い香りがする、とまでは言わないのですが、
やはり、本はきれいなものでないと困ります。
図書館の本に、過大な期待をしても、
いけないのでしょうが、酷いのもあります。
ここに書けないくらいの汚れで、
意図的にしている、としか思えないのです。
古本も、それが心配だったのですが、
とてもきれいな本で、
我が家の団塊の世代の方が、
むしろ、黄ばんでおりました。
今度、本屋で探してみよう~っと。
暖気の世代は本屋でも題名を見たことがあったなぁ・・
ええ、チェロ様とかあの方とか・・つい思い浮かべたりしましたが、買いませんでした(^_^;)
手元に置きたい本っていうのはありますね・・分かるような気がします。
ワタシも本を中々手放せない・・(苦笑)
暖気の世代・・・って、思わず我ながらアホや~と笑ってしまった
団塊の世代・・・でした(^_^;)
kyon様
こんばんは。
そうです、そうです。
病院の採決待合室の、小さな図書館です。
定価は1300円なのですが、
送料は別でも、73円の超破格値でした。
なるほど、あの方も、そういうお年頃ですね。
みなさん、年を取りました。
ちょうど今は、団塊の世代を読んでいました。
これも、身につまされて、よく分かるのです。