トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

襲撃! レオザック

2009-05-30 00:42:04 | トランスフォーマー・V

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ごきげんようでござる!

デストロン商品の魅力は、ただの悪役やヤラレ役にとどまらず、主人公側であるサイバトロンを目立たせ、盛り上げるためにも、より強力で印象深い敵役が必要とされたでござる。

特にサイバトロンはオートボットに代表される自動車であり、デストロンはジェットロンに代表される航空機でござるから、時にはサイバトロン以上にカッコイイ商品も多々存在するでござる。

今宵は「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV」の、デストロン軍団・ブレストフォース攻撃副官、レオザック(D-329、レオザック、980円)の紹介でござる!

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本品は1989年度の国内専用商品であり、単品販売と6体合体セット(D-335、ライオカイザー、5800円)の2種が販売されているでござるが、商品仕様はドチラとも同じで、悪のシンボルであるブレスト(ライオンブレスト)とライオカイザーの合体用頭部パーツが付属するでござる。

余剰パーツ対策が行われたトランスフォーマーV商品では、唯一合体用パーツを余剰パーツにしてしまった残念な商品でもあるでござる。

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しかし、商品は原点回帰の意味を込め、スタースクリーム(22、スタースクリーム、1980円)を意識し、米国空軍のF-15戦闘機のライバルである米国海軍のF-14戦闘機をモチーフにしたヴィークルモードを採用しているでござる。

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商品は、F-14の特長である可変翼を再現しているでござるが、推進ノズル等が簡略化されており、大味な商品となっているでござる。

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まあ、商品サイズも関係するでござるが、手軽な商品であることは評価したいでござるな。

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なお、本品はブレストフォースでは唯一の折畳み式着陸脚を機首に収納しており、機体下面(胸部)に取り付けられたライオンブレストの後足が車輪に見立てられる配置でござるが、転がし走行はできないでござる。

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ライオンブレストは、商品説明にある「胸からブレストも飛び出す!」は再現されておらず着脱式でござるが、レオザック本体はTVアニメ本編で描かれた某F-14戦闘機がモデルの可変戦闘機が有名にした中間形体(?)の再現は可能でござる。 (笑)

なお、中間形体では普通にライオンブレストを取り付けられないので武器モードで銃口を機首に向けると更にソレっぽくなるでござるな。

まあ、コレは確信犯でござろうな。

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なお、ライオンブレストは飛行能力を有し攻撃・追跡と単独行動は可能でござる。

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武器モードはレオキャノンと呼ばれているでござるが、レーザービーム・ガン(?)のようでござる。

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なお、レオザックスタースクリームを意識しつつも、F-14戦闘機をモチーフにしたスカイファイヤー(海外名、ジェットファイヤー、日本未販売)のアニメ版デザインぽい翼の配置や、動物属性を持たせた事によるキャラクター性は独自のもので2番宣旨と呼ぶには勿体無い存在でござる。

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商品のレオザックは、体型バランスに優れているのでござるが、頭部のカラーリングと両足が繋がってしまっているのが残念なのでござるよな。

TVアニメ本編で使用した槍状武器も無いのが更に残念でござる!

因みに本品は付属のシールを貼っていない状態でござる。

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さてさて、レオザックは、トランスフォーマーVに置けるデストロン軍団のNo,2であり、デスザラス(D-336、デスザラス、3980円)に変わりリーダーの座を狙う野心家でござるが、実力が伴わず副官の座に甘んじているのでござる。

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そう! 副官・・・

普通は合体兵士のリーダーは指揮官とか参謀とか隊長だったりするのでござるが、彼のみ攻撃副官なのでござる。

この肩書きのおかげで、ライオカイザーに合体しても、カリスマ性が無いのでござるよな。 (笑)

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まあ、6体合体では胸部と成り、合体用頭部を組み合わせる事で、存在感の強いデザインに成るでござる。

余剰パーツが出なければ完璧だっただけに残念でござるが、レオザック後頭のニク抜き穴がライオカイザのマスク部分の模様のようで面白いデザインでござるな。

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まあ、ブレストフォースのリメイクは無理だった場合は・・・

合体機能を無視すれば、レオザックのみ、変形×2板、スカイファイヤー(C-06、スカイファイヤー、3150円)の成型色変更品で代用が利きそうでござるかな? (笑)


奪還! ガイホーク

2009-05-29 05:17:58 | トランスフォーマー・V

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ごきげんようでござる!

ピンクと白の組み合わせたカラーリングは女の子らしく可愛らしいイメージがあるののでござるが・・・

事トランスフォーマーにおいては、ピンク色はデストロン軍団側のイメージカラーであり、無才オッサン系のデストロン兵士でさえ、ピンク色で趣味が悪いたら、ありゃ~しないでござるよな。

ちゅー事で今宵は、1989年に販売された、「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV」のデストロン軍団・ブレストフォース航空兵士、ガイホーク(D-330、ガイホーク、980円)の紹介でござる!

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本品は単品販売と、6体合体セット(D-335、ライオカイザー、5800円)の2種が販売されているでござるが、本体仕様には変更がなでござる。

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ガイホークのヴィークルモードは、ミグ29ジェット戦闘機風の航空機でござるが、変形合体ギミックの為に推進ノズルとかの造形が曖昧になっており大味な商品でござる。

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まあ、それ以上にピンクのカラーリングには驚かされるでござるが、ピンク紫色の延長のカラーに分類されるのでござろうな?

此の辺が日本人と米国人の色彩感覚の違いだと思うのでござるが・・・

何故に日本限定販売であるガイホークピンクのカラーリングが採用されたのか不明でござる?

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なお本品は、着陸脚などは簡略化されており、転がし走行は出来ないでござる。

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悪のシンボルであるブレストは機体下面(胸部)に取り付けられており、着脱は可能でござるが、商品の紹介文にある「胸からブレストも飛び出す!」というようなギミックは無いでござる。

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ガイホークのブレストは、鷹型のホークブレストで、索敵・攻撃・エネルギー奪取当の芸当が可能な自立型ロボットのようでござる。

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ホークブレストの武器モードは、ホークキャンと呼ばれているでござるが、ニードルガン(?)なのでござろうな?

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ガイホークとのコンビは鷹匠を思わせるでござるな。

なお、本品は付属のシールを貼っていない状態でござる。

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ガイホークのロボットモードは、TVアニメ本編の作画よりも体格がよく、頭部の色が大きく異なる事が残念でござる。

まあ、素直な感想はブレストフォースでは完成度が一番低くて残念な商品でござるかな。

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さて、ガイホークの設定は渋みのあるクールな性格で、負けず嫌いの完璧主義者でござる。

内心はレオザック(D-329、レオザック、980円)をライバル視しており、スピードや飛行能力は勝っているのでブレストフォースではNo1だと思っているようでござるな。

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なお、TVアニメではマイクロ生の衛星刑務所に捕らえられており、最後にチームに加わったブレストフォースでござる。

因みに、サイバトロングレートショット(C-325、グレートショット、3980円)とは旧友だったようでござるな。

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必殺技は冷気の塊を針に変えて発射する「アイスニードル」で、敵の動きを封じる事ができるでござるが、設定上の武器でござるから商品にはソレらしいギミックは無いでござる。

6体合体ではライオカイザーの右腕を担当するでござるな。

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まあ、本品は単品よりもブレストフォース6体が揃っている方が魅力のある商品でござる。

故に拙者的には、ブレストフォースはマイクロン対応の完全新作でリメイクしてもらいたい商品なのでござるよな。 


破壊と殺戮の工作兵士?

2009-05-28 05:56:55 | トランスフォーマー・V

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ごきげんようでござる!

ブレストフォース4人目は、ゲパルト戦車(?)に変形する、デストロン軍団・ブレストフォース工作兵士、キルバイソン(D-333、キルバイソン、980円)の紹介でござる!

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本品は1989年展開の「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV」商品として、単品販売と6体合体セット(D-335、ライオカイザー、5800円)の2種が販売されたでござるが、商品の仕様は同じでござる。

なお、本品は付属のシールを貼った状態でござる。

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さて! キルバイソンのヴィークルモードは、当時の商品設定ではゲパルト戦車と記載されていたりするのでござるが・・・

ゲパルト戦車とは、独逸の自走対空砲(対空戦車)の事を指すと思うのでござるが、まあ似ていなくもないのでござるが、車体やら砲塔などなど細かい違いがあるので、ゲパル自走対空砲風戦車と記載すべきなのでござるよな。 (笑)

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そう! ゲパルト自走対空砲ちゅー戦闘車両は、レーダーの配置方法等に特許を採っており、そっくり同じ物が作れず、日本の自衛隊にも似たような特殊車両は存在するものの、レーダーの配置箇所が異なるので、識別が楽な戦闘車両だったりするのでござる。

まあ、本品は著作権対策も兼ねて、デザインを変えているのかもしれないでござるが、ゲパルト戦車ちゅーネーミングも引っ掛かるのでござるよ。

しかし、本品はミリタリー色を出す為と、コンバットロン(D-69、ブルーティカス、5500円)のブロウル(D-67、ブロウル、880円)等の戦車系トランスフォーマーとの差別化を図ったと思われるので、玩具開発側のデザインチョイスは評価したいのでござる。 

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さて、本品は対空戦車としての最低限の砲塔の回転と対空砲の仰角可動ギミックは備えており、キャタピラはダミーでござるが、転がし走行は可能でござる。

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悪のシンボルであるバイソンブレストは、車体下面(胸部)に合体しており、そのままでも転がし走行は可能でござる。

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なお、キルバイソンのアニマルブレストはバイソン型のバイソンブレストで良いのでござるが・・・

拙者的には・・・ ゲパルト戦車なのでチーターの方が良かったのでは・・・ と思うのでござるよ?

そう! ゲパルトとは、独逸語でチーターの意味らしいのでござるよな。 (笑)

流石に、このネタはタカラも気がつかなかったのではないでござろうか?

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バイソンブレストは、バイソンキャノンに変形し、翼は電気吸収板も兼ねているようでござる。

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まあ、何故にバイソンとゲパルト自走対空砲が合わさったのか謎でござるが、おそらくは戦車=破壊活動=乱暴者=暴れ牛=バイソンの構図なのでござろうか?

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さて、キルバイソンのロボットモードでござるが、両足は繋がっており、砲塔も背中じゃなく脚部に取り付けられているので、非常に宜しくない造形なのでござる。

なお、↑の写真は説明書の指示通りに変形させたパターンでござるが、実は砲塔を反転させる事により少々はマシになるのでござるよ。

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明らかに↑のパターンの砲塔位置が良いのでござるが・・・

立たせるにはコツがあり、コチラだと、背中に重量が掛かり転等する場合が多いのでござるよ。 故に説明書では転等防止も兼ねた変形パターンなのでござるよな。

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まあ、それでも体型は良くないでござるが、ドリルホーン(D-334、ドリルホーン、980円)よりもプロポーションは良いのではないでござろうか?

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さて、キルバイソンの性格は、何時も動いていないと気がすまず、何かと言えば破壊活動に出かける暴れ者であり、破壊と殺戮に賭けては天才的な能力を発揮するデストロン兵士でござる。

しかも、気が触れたような危ない性格である為に、仲間も近寄りがたく、ヘルバット(D-331、ヘルバット、980円)を目の仇にするほど嫌っていたりするのでござるよな。 (笑)

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う~む・・・ 蝙蝠と牛は天敵関係だったのでござろうか?

なお、キルバイソンの役割は、「工作兵士」とされているのでござるが・・・

工作兵とは、戦場にて橋を掛けたり、有刺鉄線を切ったり、塹壕を掘ったりするような役割なのでござるが、キルバイソンの性格を考えれば違和感を感じないでござろうか?

そう! 破壊の天才ちゅー事は、工作兵士ではなく、破壊工作兵か破壊兵の方が似合うと思うのでござるよ?

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何故かブレストフォースの面々の役職は、キャラクターと少々のズレがあるのでござるよな?

なお、6体合体では右足を担当し、対空砲は取り外して、ライオカイザーの武器(ストライクミサイルガン)となるでござる。

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因みに本品は、1992年の欧州展開では、サイバトロン所属のレスキューフォース(RESCUE FORCE・TANK、日本未販売)として成型色とシールパターン変更し、バイソンブレストと対空砲を削除し、新規設計によるマジックハンド(×2)を搭載した工作車両(?)として販売されているのでござるが・・・ 工作兵士の設定を考えれば戦車の平和利用は無駄じゃない改良になるのでござるよな?

まあ、欧州展開販売なので独逸からのクレーム対策も兼ねていたのかもしれないでござるな。 (笑)


理想の副官

2009-05-26 22:24:50 | トランスフォーマー・V

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「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV」は日本独自の展開でありながら、トランスフォーマーの原点回帰が意識されるも、今後のタカラの変形ロボット玩具に一石を投じ、勇者シリーズの雛形と成った作品でもあるでござる。

特にヴィークルモードのモチーフや合体などには、日本の子供に受ける要素が大いに取り入れられ、勇者シリーズのキーワードである。

ライオン・ドリル・新幹線・パトカーのヴィークルモードは、新幹線以外は全て登場させ、デストロン側の6体重機動合体兵士・ライオカイザー(D-335、ライオカイザー、5800円)にはライオンとドリルが振り分けられたでござるな。

ちゅー事で今宵は、ドリルタンクに変形するデストロン軍団ブレストフォース・作戦兵士、ドリルホーン(D-334、ドリルホーン、980円)の紹介でござる!

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本品は1989年に単品販売と6合体セットの2種が販売されたでござるが、外箱以外の違いはなく、トランスフォーマーV商品では、何故かキャラクターカードは外箱のベロ部分に印刷されるようになったでござる。

まあ・・・ この箱とカードの一体化はコスト削減かもしれないが、ファンには不評だったようでござる。 無論、拙者も好きにはなれないパッケージ仕様でござるよな。

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なお、ヴィークルモードのドリルタンクは、デストロン商品では初のドリルタンクとなるのでござるが、現用兵器にトランスフォームするブレストフォースでは浮いたデザインでござる。

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しかし!

ブレストフォース自体が玩具ぽい甘い造形と、カラーリングである為に、ドリルタンクの違和感は無いでござるよな。 (笑)

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まあ、ドリルタンクと呼ばれる戦闘車両は実在には存在しないスーパーメカニックの代表でござるが、サンダーバードのジェットモグラに始まり(?)日本では万能戦艦の標準装備であり、B級メカニックの象徴でもあるのでござる。

何故に日本ではドリルに人気が有るのか不明でござるが・・・

拙者もドリル萌えのドリラーでござるから、硬い岩盤や装甲を粉砕するドリルの魅力は下手な銃器以上に魅力のある男の武器だと確信しているでござるよ。

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商品はキャタピラがダミーであり、転がし走行は可能なのでござるが、肝心のドリルは回転せず、メッキ処理されていない事も残念なのでござるよな・・・

せめて、ドリルには銀色で塗装してもらいたかったでござる。

なお、悪のシンボルであるブレストは車体裏(胸部)に収納されているのでござるが・・・

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実は・・・ 本品のブレストには事情があり、他のアニマルブレストとはネーミングパターンが異なるのでござるよな?

サイ型のブレストなので、サイブレストでもよいのでござるが、何故かホーンブレストなのでござるよな?

まあ・・・ パッケージ裏の記載ではサイブレスト表記なのでござるが、説明書の表記ではホーンブレストであり、TVアニメではアニマルブレストとしか公称されていなかったでござるが、武器モードの名前がホーンキャノンなのでホーンブレストが正しいのではないでござるかな?

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そう! サイブレストと呼ぶよりはホーンブレストと呼ぶ方がカッコイイので、拘りかもしれないでござるな。 (笑)

因みに本品は付属のシールを貼っている状態でござる。

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ドリルホーンのロボットモードは、キャタピラがそのまま腕である簡易な造形であり、両足が繋がっているは、プロポーションが酷いと後の合体ロボの行く末を暗示しているのでござるよな。 (笑)

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まあ、ヴィークルモードでは某マシンロボのドリルロボ(MRB-1、ロッドドリルロボ、600円)に似ているでござるが、ロボットモードでは異なるデザインが工夫されているのでござるが・・・

ドリルをフードのように背中に背負うのは面白い解釈でござるが、ドリラーとしては屈辱的でござるよな。

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しかし!

アニマルデザインを取り入れたデザインは評価したいでござるよ。

そう! TVアニメの作画では地味にカッコよかったでござる。 (笑)

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商品ではブレストの取り付け位置が低く、胸というより腹であり、ブレストを外した後は貧乳どころか、ぽっかり穴が開くのも辛いでござるよな。

しかし! 拙者的にはドリルホーンがドリルだから好きなのではなく、キャラクター設定的にも好きなのでござるよ。

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性格は経験豊富で頑固な古参兵でありながら、真面目で生真面目で上下関係には五月蠅く、戦場の隅々までチェックする戦略家であり、過去の戦いの記録を拘るばかりに大きなミスも犯すこともあるが、デスザラス(D-336、デスザラス、3980円)には信頼があり、当てにならない副官のレオザック(D-329、レオザック、980円)を飛ばして意見を求められるも、直属の上官であるレオザックを立てて意見を憚るなどなど、感情的なレオザックを抑え、目立ちはせぬが常に上官をささえる理想の副官なのでござるよな。

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そう! チームワークの悪いブレストフォースに置いては、なんだかんだでドリルホーンが纏めており、6体合体では左足となってチームを支える重要な存在でもあるのでござるよ。

まあ、残念なのは、彼が作戦参謀の位置にいず、作戦兵士でござるから実力を出し切れていない事でござろうな。

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しかし・・・ 本来であれば架空の産物であるドリルタンクのデザインが似てしまうのかは謎なのでござるよな? (笑)


能力値オール8の電脳兵士

2009-05-25 21:34:40 | トランスフォーマー・V

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ごきげんようでござる!

さあさあ~!  今宵も1989年国内展開の「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」のデストロン軍団・ブレストフォース電脳兵士、ジャルガー(D-332、ジャルガー、980円)の紹介でござる!

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本品は武器に変形する動物型ブレストとセット販売であり、6体合体(D-335、ライオカイザー、5800円)との2種が販売されているでござるが、外箱以外は同じ仕様でござる。

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ジャルガーのヴィークルモードは、デストロンでは珍しいバギーであり、ミサイルも付属していたりもするでござるが、射出ギミックはなく、合体用ジョイントを隠す為のミサイルなのでござるよな。

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その為に、単体でのヴィークルモードは転がし走行以外の遊びはできず、デザイン的にも造形的でも可もなく不可もなく特徴もない所謂普通の商品なのでござるよな。 (笑)

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しかし・・・ 本品は只・・・接続ピンで接続されている合体ではなく、ブレストフォースの謳い文句である「胸からブレストも飛び出す!」を再現しており、綺麗に射出するとは云えないが、内蔵のバネにより飛ばす(?)事ができるのでござるよ。 

・・・そう! トランスフォーマー初期の海外版ミサイルのように。 (笑)

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ジャガーブレストは索敵・追跡・攻撃を行うジャガー型の自立型ロボットで飛行も可能でござる。

しかし・・・ 赤い成型色は芳しくなく、存在感も薄いのでござるよな。

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武器モードは、ジャガーキャノンと呼ばれているでござる。

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まあ・・・ ジャルガーが電脳兵士の役職でござるから、ソレ相応の役割があるブレストであれば良かったのでござるが・・・ TVアニメではソノ手の行動を描写されていないのでござるよな。

なお、本品は付属のシールを貼っていない状態でござる。

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ジャルガーのデザインは地味であり、商品も両腕が短く、両足も繋がっているのでござるが、シルエットでは悪くなく、ミサイルパーツを脚部に取り付ける事で余剰パーツ対策を行った事は評価したいでござるが・・・ デザイン的には変でござるよな?

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なお、ジャルガーの性格は、真面目で能力値がオールという、極めて珍しい存在で、どの分野でも弱点はないでござるが、飛びぬけた実力もない平均点以上であるが、模範的な兵士であるが、主体性がなく、トラブルにおいては自分で判断ができない事が欠点でござる。

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その分は無個性で、云うならば普通なのでござるよな。

まあ、キャラクター的には面白味がないでござるかな?

しかも・・・ 彼の場合は、電脳兵士という当時としては目新しい存在なのでござるが、アニメの製作側も玩具設定でも、電脳兵士の意味を理解していなかったらしく、サイバトロン側のコンピューターにハッキングするとか、ウィルスを送る等ソレらしい描写や設定が無いのでござるよな。 (笑)

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なお、6体合体では、ライオカイザーの腰部に合体し、ミサイルパーツも武器パーツとして組み合わされるでござる。

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まあ、デストロン軍団においては、真面目で普通な存在は存在感の無い存在であり、少々ヤンチャで悪い方が目立つという現在社会にも似た構造には拙者的な不満でござるよな。

彼の電脳兵士という役職を上手く利用していれば目立つ・・・ 

というか、面白い存在になったでござろうな。