トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

砲撃戦士 ストレイフ

2011-07-03 08:18:17 | トランスフォーマー・G2

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ごきげんようでござる!

前回はトランフォマーマーG1時代に活躍したサイバトロン・テックボット部隊狙撃員、ストレイフ(C-88、ストレイフ、880円)を紹介したので今宵はトランスフォーマーG2時代に活躍したサイバトロン・サイバージェット砲撃戦士、ストレイフ(TRF-15、ストレイフ、500円)の紹介でござる!

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本品は1995年に「トランスフォーマーG2」商品として販売された訳でござるが、金型は先に販売されたデストロン・サイバージェット偵察屋、スペースケース(TRF-8、スペースケース、500円)の成型色変更品で、商品差別化の為にディテールアップシールが付属するでござる。

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なお、高速ジェットに変形するG1版ストレイフとFX-29風戦闘機に変形するG2版ストレイフは同名かつ時間軸が繋がっているので同一人物だと思いたいのでござるが・・・ 設定上では元デストロン所属のサイバージェットのようで再び巻き起こされた戦争によりサイバトロン陣営に鞍替えした戦士のようでござる?

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う~む・・・ 実はG2を深読みして考えるとG2時代にはコンピューティコン(C-91、コンピューティコン、5500円)再販されていない・・・ 即ち、テックボット部隊が存在しないのではないでござるかな?

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そう、G2時代にはテックボットの誰かが戦死しておりテックボットボット部隊が解散して、航空機型のストレイフが元々デストロンの科学者であるスカイファイアー(海外名、ジェットファイヤー、日本未販売)と共にデストロンに協力してサイバージェットの体をを手に入れたと考える事もできるのでござるよな?

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なお、トランスフォーマーの場合は死んでも生き返る際にモデルチェンジしたら名前を変えたり、モデルチェンジしても名前を変えない場合もあるのでG1版ストレイフとG2版ストレイフが別人である必然性もないのでござるよな?

まあ、G2で同名の別人が確認されているのがサイバトロン所属のG1版スモークスクリーン(45、スモークスクリーン、1800円)とデストロン所属のG2版スモークスクリーン(TRF-10、ドレッドウィング、2500円)でござるな。

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さて、サイバージェットは小さいながら折りたたみ式の着陸脚が標準装備されているでござるが、車輪はダミー仕様で転がし走行ができないでござる。

しかしなんといっても特徴的なのは、押し出し式ミサイル発射ギミックを搭載したことで、ハズブロ安全基準の長いミサイル(サイコミサイル)が登場したことでござるな。

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おかげで折角の現用戦闘機風の迷彩塗装で存在感を出してもサイコミサイルで玩具臭くなってしまったでござるな。

なお、本品の欧州販売版ではスペースケースのリカラー品(戦闘用迷彩)として販売されたそうで、サイバトロンのエンブレムは描かれていないでござる。 無論、本品にも米国国籍マーク風のマーキングはあるものの、サイバトロン(G2仕様)のマーキングもなく、ディテールアップシールにも用意されていないでござる。 (残念!)

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ロボットモードのデザインはG1版ストレイフと全く似ていないので別人でもよいのでござるが、同じ名前にしてしまった事でややこしくなってしまったのでござるよな?

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そう、本来は新キャラクターであるスペースケース用のデザインを流用した別キャラクターでござるから、適当な旧キャラクターの名前をもってきたのかもしれないでござる?

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それとも、G1ストレイフの知名度を利用した安易な2代目襲名か、合体を嫌うための引き抜きか、はたまた旧デザインが気に入らなくての流用でござろうか?

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さて、ストレイフのキャラクター設定は、決して一つの目標を狙わずに一斉砲火で敵を殲滅する慎重派な性格だそうで、エアロレード(TRF-14、エアロレード、500円)やジェットファイヤー(TRF-16、ジェットファイヤー、500円)と共に戦うことを誇りにしているそうでござる。

しかし、よくよく考えれば「下手な鉄砲数打ちゃ当たる!」の考えなしでござるよな?

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なお、能力値はパワー(5)、知能(6)、スピード(6)、耐久力(7)、階級(5)、勇気(5)、武力(7)、テクニック(4)で設定されており、G1・ストレイフとは勇気(8)のみ異なるでござる。

武器は右腕より射出されるサイコミサイルでござる。

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サイコミサイル1基は予備となるでござるが、棍棒(?)として保持可能でござる。

ミサイル自体を振り回すのは関心しないでござるが、このデザインを見れば仕方が無いでござるよな。 (笑)

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ちゅー事で、G2版ストレイフの登場よりストレイフの新作リメイクは行われず、何でもありの商品流用が主流になるのでござるよな。

まあ、ストレイフの名前が使いやすいのか否か、はたまたG2の元デストロン兵士の設定が生きていてごっちゃにされているのかもしれないでござる?


紅忍者

2011-05-15 04:13:29 | トランスフォーマー・G2

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ごきげんようでござる!

バイク系変形ロボット玩具は如何にしてタイヤをデザインイに取り入れるかが試されるでござる。

1995年展開の「トランスフォーマー G2」商品として販売されたサイバトロン・レーザーバイク、紅忍者、ロードロケット(TRF-11、ロードロケット、800円)も変形後のタイヤ処理はOVAシリーズ「バブルガムクライシス」に登場するモトスレイブなどの影響を受け、背面ローター風にデザインされたでござるが、トランスフォーマーにおいてバイク系トランスフォーマーに忍者属性を追加したのも彼らレーザーバイクが最初だったりするでござる。

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レーザーバイクは、ボタン電池(LR44)2個を使用してクリアパーツ製の武器を光らせる商品で、ライバル設定のデストロン・闇忍者、ロードビック(TRF-12、ロードビック、800円)と共に販売されたでござる。

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小回りが利き機動力のあるバイクと忍者を結びつけるのには理に適ったようなキャラクターメイキングでござるが、一説にはKAWAAKIの輸出用大型バイクGPZ900R(ニンジャ)に引っ掛けて企画されたのではと言われていたりするでござる?

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まあ、ロードロケットのデザインはGPZ900Rとは異なるでござるが、バイクの車種を見分けられない一般人だと同じようなバイクに見えるかもしれないでござるな。 (笑)

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さて、本品のギミックはタンク部分にボタン電池を2個収納し、ハンドル部分のスイッチを押す事でドライブシャフト部分(ターボ・レッドチェンソー)を赤く光らせるでござる。

また、スタンド部分も折りたたみ可能でござる。

なお、本品のタンク部分には注意書きシールが貼られているでござるが、実車でもタンク部分とベルトバックル等による摩擦防止のラバーのようなので剥がさないでいるでござる。 (笑)

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さて、ロボットモードはタイヤを背負っただけではなく翼に見立てた事で更に機動力のあるデザインを演出しただけでなく、忍者を思わせる頭巾や鎖帷子まで再現したキャラクター性の強いデザインとなっているでござる。

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しかも、武器は忍者刀ではなく回転ノコギリのみ装備は現代・・・ 否、ロボットニンジャらしい装備だと納得できるでござる。

これも、米国でニンジャブームが起きたおかげで、忍者が一般認知されたおかげでござるな。

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さて、ロードロケットのキャラクター設定は、神出鬼没で身軽さを活かした体術を会得した「技の忍者」だそうでござる。

能力値はパワー(6)、知能(6)、スピード(8)、耐久力(4)、階級(4)、勇気(5)、武力(6)、テクニック(5)で設定されており、武器は右腕に装備されたターボ・レッドテェーンソーでござる。

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しかしまあ・・・ 忍者にしては、ちょっと能力値が低いような気がするでござるが、海外設定だと役割がSTREET DEFENCE(市街地防衛員?)だったりするので純粋な忍者ではないのでござるかな?

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そう、彼らレーザーバイクの役職はパッケージ表記では通称と表記されており、自称・紅忍者なのではないでござるかな?

おそらくG1時代に地球文化に触れたトランスフォーマーによってもたらされた忍者映画の影響でニンジャ修行を行った一般市民が実力を試すべくサイバトロンデストロンに分かれてしまったのではないでござるかな?

イメージ的には現代アメリカンニンジャでござるな。 (笑)

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なお、商品的には「脅威のスーパーポーズ! 変形メカ」なので現在でも十分通用する商品でござるが、可動範囲がやや狭いのが残念でござる。

無論、本品も現在玩具技術でデラックスクラスの商品をリメイクしてもらいたい一人でござるよな。

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さて、ロードロケットにも誰か乗せてみるべく、「ミクロマン・レッドパワーズ」のレーザーソロモン(L-11、マスターミクロマン・レーザーソロモン、780円)を乗せてみたわけでござるが・・・

実は本品は2000年に「ミクロマン・レッドパワーズ」商品のマッハスピーダー(L-14、マッハスピーダー、1480円)として、発光ギミックを廃止とミクロマンが乗せやすいようにハンドルと武器パーツの形状を変更して販売されているでござる。

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元々の「トランスフォーマー」玩具は「ミクロマン」「ダイアクロン」商品の流用から始まったので、トランスフォーマーからミクロマンに流用されるのはオカシナ事ではなく、これぞタカラワールドと賞賛したい玩具でござるな。 (笑)

しかし・・・ 本品の商品サイズだと、ミクロマン・レッドパワーズやマグネパワーズは若干小さいでござるな。


夜鷹の夢

2010-09-29 01:37:05 | トランスフォーマー・G2

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ごきげんようでござる!

レーダー波に感知されないステルス機は見えない戦闘機などと呼ばれ、漆黒のボディからも忍者とイメージが被るようでござる。

今宵は1995年展開の「トランスフォーマーG2」より、F-117ナイトホーク風なステルス戦闘機に変形するサイバトロン戦士(戦略家)、エアロレード(TRF-14、エアロレード、500円)の紹介でござる!

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本品は「トランスフォーマーG2」商品として販売されたデストロン商品のスカイジャック(TRF-7、スカイジャック、500円)と金型を共通するカラーバリエーション商品で、商品差別化のためかサイバトロン側のサイバージェットにのみディテールアップシールが付属するでござる。

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さて、本品を含むサイバトロン側のサイバージェット3体は元々はデストロン所属だったようでござるが、サイバトロン陣営に鞍替えしたでござる。

「トランスフォーマーG2」は、サイバトロンデストロンの間に協定が結ばれ共にセイバートロン星に平和が訪れたはずでござるが、再び戦乱が巻き起こりサイバトロンデストロンが対立するでござるが、同種のトランスフォーマーでも主義思想により二手に分かれたでござる。

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サイバージェットにはG1時にサイバトロン側で活躍した元・デストロン科学者のジェットヤー(日本名、スカイファイアー、日本未販売)が、戦争終結後にデストロンに復帰して、エネルギー効率の良いサイバージェットのボディ(TRF-16、ジェットファイヤー、500円)に生まれ変わったようでござるが、再び巻き起こった戦乱により、思いを同じくするエアロレードストレイフ(TRF-15、ストレイフ、500円)を引き連れてサイバトロンに編入されたようでござる?

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商品はスカイジャックと比べると地味でござるが、目立たせないステルス機であることを考えれば当然のカラーリングでござる。

ただ・・・ 機体にUNITED STATESのマーキング(シール処理)と米国空軍の国籍マークを書き入れるのは如何なのでござろうか?

まあ、コレは正体を隠すというよりもアメリカの味方であることを主張しているのでござろうな。 (笑)

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なお、本品は着陸脚は折りたたみ可能で、武装は実機のF-117ナイトホークと異なり、尾翼部分がミサイルランチャーを兼ねたデザインで、翼下のサイコミサイルを押し出し式で発射するでござる。

う~む・・・ なんともビックリドッキリなギミックでござる。 (笑)

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因みに実機のF-117ナイトホークは戦闘機ではなく対地攻撃機で、爆弾等は機体内に収納しておりステルス性を高めていたようでござるが、機体構造上空中戦には不向きだったようでござる?

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しかしまあ、F-117ナイトホークは2008年に退役したとはいえ、ステルス機の代名詞であり、現在でもF-117をイメージしたトランスフォーマーも登場しているでござる。

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ロボットモードは漆黒のボディと表情が読めない顔の為である事から忍者の様な雰囲気が漂うでござる。

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が! 今改めて見てみると・・・ オールスパークパワーの原点を思わせるカラーリングでござるよな。 (笑)

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さて、エアロレードの設定は、体力(5)、知力(7)、速度(9)、耐久力(7)、階級(5)、勇気(10)、火力(8)、技能(7)で、恐れを知らない戦術家だそうでござる。

しかし、本品の役職設定は戦士のままで、妙な役職名が多いG2では普通の役職でござる?

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彼は、自ら敵にスキを見せては反撃するなど常に戦いを楽しんでいるが、無意味な破壊衝動は好まないようでござる。

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設定では武器のサイコミサイルは脳波でコントロールでき、爆薬以外にも酸や消火液など状況に合わせて使い分けているようでござるが・・・ 誤飲防止の結果、槍状のデザインを採用した事で、予備のサイコミサイルは棍棒として使われる事になるでござる。 (笑)

その語のビーストウォーズ商品でミサイルを棍棒として使う前例を作ってしまった訳でござるよ。

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なお、説明書に印刷されたコミックでは、逃亡中のロードロケット(TRF-11、ロードロケット、800円)を救出するべく単独で参上するでござる。

如何もロードロケットと異なり口数は多いようでござる?

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商品はG2商品の組み合わせで遊べるトランスプレイ(説明書には無い遊び方)の一例としてバイクモードのロードロケットにサイバージェットを乗せる写真が紹介されているでござるが、実際にはエアロレードの場合は両手でハンドルを保持するような綺麗な乗り方はできないでござる。 (残念)

まあ、そこは創造力で補うしかないでござるかな。 (笑)

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しかしまあ、軍用機カラーのサイバージェットがサイバトロン所属で、民間機ぽい(?)カラーリングのサイバージェットがデストロン所属とは随分と皮肉でござるが、欧州販売のサイバージェット6体は全てデストロン所属で、エアロレードスカイジャックの別カラー商品(?)だそうでござる?

確かに商品にはG2サイバトロンデストロンのエンブレムがマーキングされていないのでドチラにでも使える商品でござる。

日本版に付属するデコレーションシールにはサイバトロンのエンブレムが有るでござるが、本品は貼り付けていない状態でござる。


一発屋

2010-09-21 20:26:40 | トランスフォーマー・G2

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おっはーでござる!

日本マスメディアに限った事ではないでござるが、流行りモノ芸人には連日連夜TV画面の占領はおろかレコードデビューや映画吹き替え声優デビューにイメージビデオなどなど見ない日がない忙しく連投されるでござるが・・・ ある日を境に全くTV画面より消え、存在すらも消されてしまう使い捨て芸人が多いでござる。

人は彼らを敬意をこめて「一発屋」と呼ぶでござるが・・・ 確かに、何が面白いのか分からぬ芸人がモテはやされているのは理解できぬでござるが、じっくりと育てれば大化けする芸人まで一発屋にしてしまうのは如何なものでござろうか?

今宵はトランスフォーマーでは珍しい・・・ ちゅーか、公式設定でただ一人「一発屋」の役職名(通称)を持つデストロン軍団所属のサイバージェット航空兵、フーリガン(TRF-9、フーリガン、500円)の紹介でござる!

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本品は1995年に販売された「トランスフォーマーG2」商品でござるが、金型はサイバトロン所属のサイバージェット空中警護員、ジェットファイヤー(TRF-16、ジェットファイヤー、500円)と金型を共通する成型色変更商品でござる。

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本品はジェットファイヤーとの差別化もあるとはいえ、前代未聞の弩派手な虎縞模様の戦闘機と成ったでござる・・・

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確かに虎縞迷彩と呼ばれる迷彩パターンは軍用機でも使われているのでござるが、本当にオレンジ色の虎縞模様が再現されると冗談としか思えず、一発目のインパクトはデカイ存在でござる。 (笑)

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本品は500円の販売価格にも関わらず、F-14戦闘機風なデザインを活かした可変翼は可動し、着陸脚の車輪はダミーでござるが折りたたみは可能でござる。

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更にスプリングを使用しない新開発のサイコミサイル(2発)は予備も含めて気体下に取り付けが可能でござる。

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本品は、サイバージェットを踏むG2商品の一部は、タンポ印刷技術の発展と生産国を人件費の安い中国に変更したおかげで塗装に凝ることができ、無駄に派手な商品に仕上がった訳でござる。 500円の低価格商品に秘められたチャイナパワーの脅威を知らされた商品でござる。

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なお後にロボットマスタース商品として販売されたサイバージェット商品は翼や尾翼も塗装処理でござるが、本品の翼や尾翼はシール処理でござる。

コレは当時のプリント技術の限界だったのでござろうな。

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ロボットモードはトランスフォーマーとして海外で販売された某F-14戦闘機風可変ロボット玩具と似ているようで似せないデザインで造形されているのでござるが、フーリガンのカラーリングのまえでは戦乙女も裸足で逃げ出しそうでござる。

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しかしまあ、TVアニメでは作画の関係で迷彩塗装は敬遠されており、TVアニメとは関係ないG2では派手な迷彩も解禁となった訳でござるが、本品のカラーリングに加えてフーリガンの名前は誰が考えたのでござろうか?

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なお、フーリガンを含むサイバージェットやレーザーロッドは両軍に振り分けられている為か、商品自体にはG2デストロンのエンブレムがマーキングされておらず、お国事情による商品展開次第ではドチラ陣営でも販売できそうな商品でござる。

因みにサイバトロン側のサイバージェットにはディテールアップ・シール扱いでG2サイバトロンのエンブレムが付属するでござる。

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さて、フーリガンの設定は、いたずら好きのお調子者で常に騒ぎの元となっているそうでござる。

能力値は、体力(5)、知力(3)、速度(8)、耐久力(4)、階級(4)、勇気(3)、火力(7)、技能(6)で実力は有るとは云いにくい成績でござる。

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パッケージに記載されたエピソードでは、メガトロン(TRF-2、メガトロン・ミサイルタンク、1500円)の燃料タンクに砂糖を入れたのが発覚し、怒りを買って解体されかかった事もあるそうでござるが、説明書に印刷されたコミックでは、コンボイ(TRF-1、コンボイ・ミサイルトレーラー、1500円)を背中から奇襲して致命傷を負わせているでござる。 (笑)

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う~む・・・ 勇気(3)のくせに怖いもの知らずと言うか大胆というか・・・ まさに命を張った一発芸人の鑑と呼ぶべきでござるかな?

なお、海外版での役職はHIT AND RUNなのでござるが・・・ 如何訳して一発屋に成ったのか謎でござる。 しかしまあ、雰囲気は好いでござるよな。

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専用武器のサイコミサイルは設定上は脳波コントロールで100発100中の制度を誇り、ミサイル弾等も戦闘に合わせて使い分けるようでござるな、フーリガンのミサイルは「マルチシャワーミサイル」と呼ばれる多弾攻撃のようでござる。

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格闘戦時の得意技は、相手の頭を脇の下に抱え込み、背中の可変翼で首を切断する「フラップ・ギロチン」と呼ばれる残酷技でござるな。

ちゅーか・・・ 折角の虎縞模様なのに虎っぽい技の一つも無いでござる! (笑)

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なお、コンボイに致命傷を与えたフーリガンは・・・ 致命傷が原因で、より戦闘的に再プログラミングされたバトルコンボイ(TRF-13、バトルコンボイ、3800円)へのパワーアップの切っ掛けを与えてしまい自慢の翼を捥がれてしまうのでござるよな。

その後はサイバトロンに追われて地上を逃げ回るなかロードビック(TRF-12、ロードビックク、800円)に助けられる訳でござるな。 

無論、商品でもロードビックに搭乗可能でござるよ。

フーリガンは間違いなくG2に置ける「お笑い担当要員」でござる!


クラッシャーロウ 連帯保証ヒサンな危機

2010-08-27 04:52:48 | トランスフォーマー・G2

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米国にいるときゃ~ジョルトと呼ばれたの~♪

欧州じゃホットロッドと名乗ったわ~♪

日本販売が決まったその日から~あなたが探してくれるの待つわ~ ホットロウ名前で出ています~♪

前回に続き、剣1本を武器に戦うトランスフォーマーといえば、「トランスフォーマー G2」のレーザーロッドを忘れちゃいけないでござる。

今宵はクラシカルなスポーツカーに変形するデストロン軍団レーザロットのホットロウ(TRF-5、ホットロウ、800円)の紹介でござる。

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本品は1994年に米国ではジョルトの名で販売され、欧州ではホットロッドの名で販売され、日本では1995年にホットロウの名で販売されたでござるが、商品仕様は略同じ箱と説明書以外の違いが無い様でござるが、日本版は車体裏に「電池はなめたり、口に入れたりしないで下さい。」の注意書きシールが貼られているでござる。

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そう! レーザーロッドはボタン電池(LR-44)を2個使用した発光ギミックにてエンジン部と剣(レーザーロッド)を光らせる商品でござるから注意書きが貼られていたりするのでござる。

まあ、剥がしてしまっても良いのでござるが、拙者は資料性を重視する為に貼り付けているでござる。

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本品は元々海外販売向けに設計されているので、日本では人気の出そうでないカスタム仕様のクラシックカーをモデルにデザインされたでござる。

ホットロウの場合も珍しいオープン座席でござるが、運転席回りを含めて大味な造形に成っているのが残念でござる。

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商品は、フロント部のスイッチを押すか、フロント部を固い床に押し付けるとエンジンが赤く発光するでござる。

また、武器パーツは車体裏に取り付ける事で余剰パーツを無くしているでござるな。

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ロボットモードの変形は簡易なものでござるが、「脅威のスーパーポーズ 変形メカ」をキャッチコピーにしているだけに、過去の商品とは明らかに次代を感じる商品に仕上がっているでござる。

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特に腰部分はミクロマンなどのアクションフィギュアに採用された技術を使用しており、現代の玩具と比べても引けをとらないでござるが、足首及び踵部分が無い為に接地性が悪いのでござるよな。

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ロボットモードでのギミックは、胸部のスイッチを押すことで胸が発光し、胸部に収められたケーブルを引き出して手首にセットすれば剣(レーザーロッド)が赤く発光する仕掛けでござる。

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子供だましな発光ギミックでござるが、小さなボディに収められたギミックをケーブルで発光箇所を分割し、見た目も良い感じに仕上がっているでござる。

・・・不満を言えばスイッチの固定が出来ないので発光状態を続ける事が出来ない事でござる!

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さて、ホットロウの設定は日本版では役職(通称)がクラッシャーと記されて何だかよくわからないでござるが、ターボチャージエンジンに装着されたデュアルキャブレーターの為か、直情的な性格で起こると手が付けられないそうでござる。

更に手癖が悪く、自動車工場に入ってはパーツを盗んで体内メカをチューンしているそうでござる。 ふむ、クラッシャーとは宇宙開拓の何でも屋ではなく壊し屋とか破壊兵なのでござるかな?

因みに米国設定の役職は奇襲攻撃スペシャリストで欧州版では戦士でござる。

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設定値は、体力(8)、知力(7)、速度(9)、耐久力(6)、階級(3)、勇気(4)、火器(4)、技能(6)で、得意技の「エキゾースト・バーン」は怪力で相手を胸に抱え込み、エキゾーストパイプからV12直噴射熱で敵を溶かしてしまう技のようで、剣技とは関係ないようでござる。 (残念)

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なお、今回写真に収めたホットロウは、直射日光に当たらない場所で保管していたのでござるが、年月劣化によりプラスチックパーツの一部が変色してしまいパッチワークみたいなカラーリングに成ってしまったでござるが、本来の色は薄い紫の方でござるが、写真ではが綺麗に写らないのでイマイチ参考にならないでござるかな?

中古品を探す場合はパーツの変色状態も注意してくだされ!