トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

かってにシロクマ

2009-05-23 02:35:33 | BW

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独逸・ベルリン動物園の人気者であるシロクマのクヌートが、所有権がらみで金銭トラブルに巻き込まれているようでござる。

人気故に利権を貪る大人の計算は何処の国でも同じでござるな。

ちゅー事で今宵は1997年に販売された「トランスフォーマー・ビーストウォーズ」のシロクマ(北極グマ)に変形する、サイバトロン・歩兵戦指揮官、ホワイトクロー(C-2、ホワイトクロー、2280円)の紹介でござる!

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本品は海外では1995年にポーラークローの名前で販売された商品の日本版であり、商品上の違いは無いようでござる。

なお、日本販売ではスコルポス(D-2、スコルポス、2280円)とのVSセット(VS-2、北極の対決、4500円)も販売されているでござる。

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本品はコンボイ(C-1、コンボイ、2980円)に次ぐメガビースト(指揮官)級の商品であり、本来であればサイバトロンの副官を任されてもいい商品であり、デストロンの副官(砂漠戦指揮官)であるスコルポスとは、ライバル関係のハズでござるが・・・

何故かTVアニメ未登場になったビースト戦士でござる。

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う~む・・・ 非常に勿体無いキャラクターでござる。

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商品は北極グマと呼ぶには大味な造形でござるが、初期のビーストウォーズ商品では内蔵ギミック満載の商品であり、後足の可動に連動して口が開き牙が出現するギミックや左前脚に仕込まれたスプリングによるクロー攻撃ギミックなどなど楽しい商品なのでござるよな。

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まあ、ギミック的にもスコルポスと似ており、劇中での対決が無かったのが本当に残念でござる。

う~む・・・ VSセットの対決名では「北極の対決」であり、スコルポスが断然不利な対決場所のようでござるが、コレはアニメ未登場でござるから、せめて玩具では目だってほしいメーカー側の心意気でござるかな。 (笑)

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ロボットモードのデザインは数あるビースト戦士のなかでも、マッシブで見た目が格闘戦に強そうな事がハッキリ分かるデザインで、怖い顔と見るからに暖かそうな毛皮をまとったフワフワモコモコのラブリーで怖可愛いビースト戦士でござる。

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しかも!

広い背中が実に男らしい商品なのでござるよな。

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なお、ロボットヘッドの歯をむき出したモールドは、試作段階ではなく、急遽付け加えられたらしいでござる。

まあ、凶暴性を演出するうえではインパクトのある造形でござるな。

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因みに本品のロボットモードは北極グマの前脚をキャノン砲の如く両肩に装着した姿勢が正しいのでござるが、戦闘状態でもないかぎり前脚を突き出しているのがオカシイので、背中にまわしているでござる。

なお、拙者的にはパッケージイラストに描かれている北極グマの前脚の肉球が再現されていないのが残念でござる・・・

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玩具上の設定では、格闘技が得意な武道家で、コンボイを助ける経験豊富なベテラン戦士であり、常に修行に励んでいるそうでござる。

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北極グマの右前脚はスプリングにより射出し、瞬時に蝙蝠に変形するでござる。

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海外設定では、情報収集用のロボテック・バットとされており、自意識をもった独立した存在であるかわからず、蝙蝠型の自立型ロボットである可能性も高いでござる。

日本設定では残念ながら、武器(コウモリ)としてしか説明書に記載されておらず名前は無いと思われるのでござるが・・・

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ソニー・マガジンズより販売された「ビーストウォーズ・公式ガイドブック」によると、コウモリ型偵察メカのバット・スカウトと記載されており、コレが名前であると思われるでござる。

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バット・スカウトは、飛行能力を持ち偵察・索敵だけでなく、レーザーガンとして手持ち武器にもなる小さいながら頼れる相棒でござるな。

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なお、血吸い蝙蝠に代表される吸血蝙蝠のイメージは、蝙蝠全体では少数派で、植物や昆虫を捕食している種が大部分でござる。

故にサイバトロン所属の蝙蝠は吸血蝙蝠でない蝙蝠のはずでござるが・・・

北極グマと蝙蝠の組み合わせには疑問が湧かないでござるかな?

そう! 北極に蝙蝠は生息するのか(?)でござる。

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まあ、ネタ晴らしをすると、ホワイトクローは元々はハイイログマ(グリズリー1、未販売)として販売されるつもり設計されていたのでござるが、何故か北極グマに変更されたのでござるよな?

そう! 米国の森林で生息するハイイログマとコウモリであれば何の問題はないのでござるよな。

因みに↑の写真は1998年にボトコン・ジャパンにて限定販売されたグリスリー1(バーベァリアン、7800円)でござる。

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なお、本品にも頭部を反転させただけのビーストマスク(ミュータントヘッド)ギミックが設計されているでござるが、ビーストマスクに関する設定は特に無いでござる。

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なお、 公式の解釈もないので、お好きなように戦闘用マスクとするか、別人各のヘッドとするかは個人個人の解釈でござるかな?

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まあ、拙者も戦闘用マスクとして捉えているでござるが、通常のロボットヘッドの方が好きでござるな。

因みに極寒属性のビースト戦士では大型でござるから、タイガトロン(C-8、タイガトロン、1500円)や、ブレイク(C-32、ブレイク、880円)を率いる指揮官になれるハズでござるよな。

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ただ・・・ 残念なのがTV露出がない為に人気はイマイチでござるが、商品としての完成度は悪くないでござる。

まあ、モノは考えようで、シロクマの人気を考えれば便乗して再販しても良さそうでござるが・・・ それができないのでござるよな。 (笑)

しかし・・・ 他の小回りの利くメーカーであれば、シロクマ人気に便乗して販売されていた事でござろうな。