赤き炎のアツイヤツ~♪
悪を絶対許さない~♪
正義の心が燃えてるぜ~♪
さあさあ、今宵も前回に続き「勇者王 ガオガイガー」より、GGGのヴィークルボロ、大型消防車に変形する炎竜(G-06、DX左右合体LEFT 炎竜、3000円)の紹介でござる!
本品は1997年の勇者シリーズ「勇者王 ガオガイガー」商品として単品販売と氷竜(G-05、DX左右合体RIGHT 氷竜、3000円)との合体セット(G-04、DX左右合体 超竜神、6000円)の2種が販売されたでござるが、本体使用及び説明書は共通で箱のみが異なるでござる。
炎竜のヴィークルモードは氷竜と準同型のトラックに異なる装備品(パワーラダー)を搭載した大型消防車でござる。
本品は大型商品にも関わらずギミックが少ないと言われているでござるが、電子ギミックのスペースを省きプロポーションの重視と製造コストを商品大型化に転化した設計思想でござる。
まあ、確かに消防車系玩具の場合は回転灯の点滅やサウンドギミックが欲しいところでござるが、電子ギミックはボルフォック(G-08、DX激音合体 ビッグボルフォック、6980円)やマイク・サンダース13世(G-13、DXサウンドロボ マイク&バリバリーン、4500円)に振り分けられた商品の差別化なのでござるよな。
まあ、プロポーション重視にするか電子ギミック搭載型にするかにより客層が異なるものでござるから海外の様に仕様の異なる同一キャラクターを販売するわけにもいかず、国内販売は慎重になるでござろうな。
しかしまあ、電子ギミックは無くとも、梯子(パワーラダー)は約40セントに伸び、旋回や放水銃も可動するでござる。
はしご車系の玩具としては最低限のギミックを備えているでござるな。
大味な商品でござるが、大型消防車として迫力は保障済みでござる。
ロボットモードのデザインは氷竜と左右非対称な胸部デザインであり、赤いボディが炎竜の性格を現しているでござる。
ロボットアニメでの見た目の印象は大事でござる!
ただ・・・ 拙者的には背中に背負ったパワーラダーが斜めに装備されるのは絵的には良いのでござるが、商品では邪魔になるくらい大きいのでござるよな。 (笑)
ロボットモードでのギミックは胸のサーモダイヤルまわす事によりサーモゲージが黄色からピンクに変化する地味なギミックで、左足に武器(メルティングガン)を収納しているでござる。
なお、氷竜と異なる装備にミラーシールドがあるのでござるが、右手に装備しない状態では背中の梯子に取り付ける事も可能でござる。
炎竜は左右合体の左を担当するでござるから、左利きで銃火器を扱い、ミラーシールド(胸部パーツ)は右手保持でござる。
なお、劇中ではミラーシールドの御蔭か否か・・・ 着地が下手というクセが付いてしまったでござる。 (笑)
拙者、常々思っている事でござるが・・・ 消防車属性のロボットの性格は激しく熱い性格が多いのでござるよね?
しかし・・・ よ~く考えてみると・・・ 消防車とは燃え盛る炎を消すのが仕事であり、水などを扱うのでござるから、本来はクールな性格ではないのでござろうか?
まあ、消防士は体育会系が多いでござるから暑苦しいイメージと重なって熱い性格なのでござろうな?
あるいは・・・ 防火(消防)と放火を同一視しており炎を使う技が多いのでござろうか? (笑)
さて、本品は当時としては可動箇所も多い商品でござるから、変形途中でもソレっぽく見えることで劇中にもセミヴィークルモードとして登場しているでござるが・・・
お尻に車輪がないので実用性は低いでござる。 (笑)
まあ、もともと設計されていない変形パターンでござるから少々な無理もあるのでござるよな。
しかし、左右合体では合体用余剰パーツを出さない設計には好感がもて、武器パーツであるメルティングガンは左腕となり、ミラーシールドは胸部パーツになるなど無理の無い(?)合体用パーツの処理は絶賛できるでござるよ。
さあ次回は、本品の最大のセールスポイントである左右合体(シンメトリカルデッキング)でござる!