トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

SASORI

2013-06-19 00:41:56 | 劇場版・TFR

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ごきげんようでござる!

EZコレクションとは簡易変形の廉価版商品だったりするので、完成度はデラックスクラス等の主力商品より劣るものでござる・・・

しかし、キャラクター的にはEZコレクション向きのトランスフォーマーも多く、キャラクター人気に反映せず、妙に完成度の高い商品もあるでござるな?

今宵は、2010年販売のEZコレクションvol.4(全8種、各525円)より、劇場版「トランスフォーマー / リベンジ」ディセプティコン・兵士、スコルポノック(EZコレクションvol.4、スコルポノック、525円)の紹介でござる!

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本品は2010年7月に販売されたEZコレクション商品で、「トランスフォーマーアニメイテッド」より、オプティマスプライム・エリ-トガードバージョンバンブルビー・エリートガードバージョンプロール・エリートガードバージョンオプティマスプライム・ゴールドバージョンの4種と劇場版「トランスフォーマー」のラヴィッジプロウルスコルポノックボーンクラッシャーの4種で構成された商品でござる。

パッケージはアニメイテッド仕様の共通デザインで中身が選べないでござる。

なお、封入された変形説明書はアニメイテッド組4体分と劇場版組4体分の変形指示が描かれた説明書(2種)が対応した商品に付属するでござるな。

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商品の販売時期と劇中登場の関係で「トランスフォーマー / リベンジ」商品として考えても良いでござるが、本品は2008年に海外で劇場版「トランスフォーマー」レジェンズクラス版バンブルビー・ダメージバージョンとセット販売されたレジェンズクラス版スコルポノック(バンブルビーVSスコルポノック、日本未販売)の単品販売商品でござる。

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日本販売は遅れてしまったでござるが、海外版未入手の拙者にとっては、ほぼ海外版と同じ仕様で販売されたのが嬉しいでござるよな!

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しかも、本品はEZコレクション商品としては可動箇所が多く、ギア連動アクションギミック搭載のデラックスクラス版スコルポノック(MD-04、スコルポノック、2310円)に負けていない造形は恐れ入るでござるよな。

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ただ、安全対策で軟質パーツを用いた尻尾の先端部分が曲がってしまっているのが気に成るところでござるが、反り具合が悪くないのでコレも有りでござるかな?

まあ、どちらにせよキャラクター的に合った商品サイズなのでござるよ!

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劇中未登場のロボットモードにも変形できるでござるが、ただ立ち上がっただけのMD-04版と異なり、サソリの脚部は外側を向かずに前方に配置されたことでスリムな感じになったでござる。

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劇中では1体しか確認できないでござるが、同型機が存在するようなので、スコルポノック型量産機として多数登場させた方が絵に成る存在だと思うし、ロボットモードのデザインがモロにヤラレ役専用のデザインに見えるのでござるよな。 (笑)

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しかも、本品はEZコレクション商品なのに可動範囲が広く、両腕のクローは開閉できないでござるが、別パーツなので回転出来るのでござるよ。

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う~む・・・ 元々の変形工程が簡易だけに可動部に力が注がれたと思うでござるが、何気にEZコレクション商品で最も多い可動箇所だったりするのも凄いでござる。

否? キャラクター的に、頑張りどころを違っている設計でござる。

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拙者的に劇場版スコルポノックのイメージは映画予告編での印象操作と云うか、良くも悪くも一般人にトランスフォーマーを誤解させた原因の一人だと思うのでござるよな? (笑)

トランスフォーマーは変形してナンボでござるから、劇中のサソリロボじゃ違和感あるのが当然でござるし、映画から玩具を見た御仁であれば何故に変形するの的な思考ギャップもあって当然でござるよな?

トランスフォーマーにおける約束事を守らずに制作しちゃった映画にも問題あるでござるが、タカラの変形玩具としてのMD-04版はアレンジも弱かったのが原因でござる・・・

それ故に、EZコレクション版スコルポノックのロボットモードは妙に味があるのでござるよな。 (笑)

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拙者が大好きな、1998年に海外のマイクドナルド・ハッピ-ミールの景品として配布されたビーストウォーズ・メタルス版スコルポノック(日本未販売)と大きさが同じくらいなのも奇遇と云うか嬉しい偶然なのでござるよ。

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やはり、EZコレクション版商品は廉価版商品だけに留まらず、キャラクターサイズを考えた小型トランスフォーマーに重視しても好いと思うのでござるよな?

特に販売価格を考えるのであれば、量産型のヤラレ役を投入すれば複数購入が基本となるので、下手に人気キャラのバリエーションを増やすよりもマシだと思うでござるよ。

ちゅー事で、EZコレクション版スコルポノックの重要性を考えてみたでござる!


諸事情に振り回される女

2012-05-15 17:29:03 | 劇場版・TFR

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ごきげんようでござる!

トランスフォーマーを代表する女戦士の代名詞と言えば、アーシーの名があげられるでござるが、初代G1版アーシー(未販売)のヴィークルモードがフューチャーカーだったりするのでござるが、各媒体でリメイクされた結果、最近ではヴィークルモードはバイクに落ち着いたようでござる。

今宵は2009年展開の映画「トランスフォーマー / リベンジ」より、バイクに変形するオートボット戦士、アーシー(RA-23、アーシー、2415円)を召喚してみたでござる。

Photo_2劇場版アーシーと言えば、2007年に販売されたシリーズ代1作目のデラックスサイズ(MA-11、アーシー、2319円)と2007年に「トランスフォーマースーパーリンク」版エリアル(MC-16、エリアル、980円)として販売された商品の成型色変更品であるオフスクリーンシリーズ版スカウトクラスのアーシー(ターゲット限定・日本未販売)が存在する訳でござるが、本品はデザインを一新した2009年10月販売の完全新作商品で、デラックスクラス商品として販売されたでござる。

そう、シリーズ1作目のMA-11版は映画本編に登場しないキャラクターでござるが、映画をモチーフにしたコミックシリーズには登場しており、オフスクリーン版は完全な玩具オリジナルキャラクターになっているでござるな?

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さて、リベンジ版の劇中ヴィークルモードはドゥカティ・848だったでござるが、本品はよく似たデザインのバイクだったりするでござる・・・

おそらく、正式販売販売のライセンスがおりずフロントカウルの修正等で販売時期が遅れてしまったのでござろうな?

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しかも、MA-11版と大きく変わったのがデザインだけではなく、キャラクター設定も大きく変更され、ロボットモードから3台のバイクに分離するヴィークルモードに変更されたでござる?

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そう、アーシーとしての意識を共通するバイクが合体してアーシーのロットモードが完成するコンセプトだったようでござるが、個々のバイクもそれぞれ意識が独立したバイクに改められアーシー3姉妹が誕生したようでござる?

が、映画本編では先のコンセプトが優先されたのか3人まとめてアーシーと呼ばれていたりするので映画公開当時はアーシー以外の名前は分らず先に販売されたクロミア(RA-11、クロミア、2415円)の様に玩具からの情報が全てだったりもしたでござるな・・・

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商品は転がし走行にくわえて、折りたたみ式スタンドで立たせる事が出来るでござるが、なんといっても玩具オリジナルの武装パーツを取り付けてサイドカー風のヴィークルモードになるのが最大の特徴でござるかな。

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なお、武装パーツは元々ロボットモードのスタンドを兼ねた部品なので、サイドカーとしての機能は全くないでござる。

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ロボットモードの変形方法は、ちょっと複雑で胴体部の固定位置などに苦労させられる設計でござる。

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そう、ロボットモード゛はマーメイドスタイルと呼ばれる所謂一本足なデザインで、軽快なバイク系変形ロボとしてはアリなデザインなのでござるが・・・

商品化を考えたデザインではなく、専用スタンドが無いと自立しない困ったデザインなのでござるよな。 (笑)

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しかも、ウネウネと曲がった胴体部はクセの有る可動なのでまっすぐ立たせるには苦労するでござるよ。

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う~む・・・ MA-11版のデザインを思えば本品のデザイン変更には賛否両論あるでござるが、リベンジ版トランスフォーマーのデザインはキャラクター機能を前面に押し出した人型に捉われないデザインゆえの結果でもあるようでござる?

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拙者的には女性キャラで化物じみたデザインは如何かとおもうのでござるが・・・

そこは、日本と米国では思考の違いもあり、米国国内向けTVアニメの場合女性キャラに性的表現(?)を表すのがNGだったり、世界市場の映画だと各種の国にあわせた趣向や規制が必要になるようでござるな?

故にロボットにボンキュボンな女性的シルエットを取り入れるデザインは女性蔑視だという意見もあるので、セクシーなロボットデザインが使えなかったりするそうでござる?

本品もそのような事情が働いたのか分らないでござるが、米国産アニメキャラクターに露出度が多い色気の無い女性キャラクターが多い分、ゲームなどのキャラクター年齢が高いようなキャラクターでは身体の線が強調されたり露出が多いキャラクターでもOKな用に使い分けされていたりするでござる。

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まあ、世界的に見て日本人感覚のデザインがおかしいのかもしれないでござるが、拙者としては女性型キャラクターを型で表現する方が女性蔑視だと思うのでござるが・・・

結局のところ、ジェンダーフリーだ、ミスコン反対とか専用女性車両導入などの婦人団体とかと変わらない自己満足の犠牲なのでござろうな?

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さて、本品のロボットモードでのギミックは、首を動かす事により胸元のギアが回転するメックアライブ機能と右腕に装備されたクリアパーツ製の剣(?)がスプリングを用いたレバー操作により展開するアクションギミックを有しているでござる。

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右腕のブレードと左腕のブレーキディスクを武器に見立てた場合、攻撃属性は接近戦重視の一撃離脱型戦法を得意とする戦士のようでござるな?

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なお、詳しい設定は無いでござるが、能力値は、体力(8)、知力(6)、速度(8)、耐久力(5)、地位(5)、勇気(7)、火力(7)、技能(9)で設定されており、彼女自身は地球に来たことで、ディセプティコンを狩るチャンスを得た有能な戦士であり、3姉妹(?)のリーダーにあたるようでござる。

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さて、本品の説明書では紹介されていない遊び方でござるが・・・

台座パーツを左腕に取り付ける事が可能だったり、背中に3体合体用のジョイントが存在しているのでござるが・・・

合体を嫌う米国人対策の為か、映画本編での3体合体波実現せず、玩具展開でも3人目のエリータワン(AA-08、エリータワン、2730円)が新設計ではなくクロミアの成型色変更品で販売されてしまったために合体機能は無かった事にされているでござる・・・

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しかも、公式の映画設定では・・・ アーシーは、戦死扱いであり以後のシリーズにs筒円することはないのでござるが・・・

玩具設定だと奇跡的に生還したという事で、2011年度の「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」ではメックテックウェポン対応型に変更されたアーシー(日本未販売)が販売されたのでござるが、日本販売版は何故かクロミアの成型色変更品にメックテックウェポンを装備したアーシー(DA-11、アーシー、2730円)が販売されてしまったでござる・・・

しかも、クロミアと色が被る青色のボディーでござる?

最初はオフスクリーン版を意識したのかと思った出ござるが、どうやら次回作の「トランスフォーマー プライム」版アーシー(ファーストエディション、アーシー、円)を意識したイメージ戦略の様でござるな。

まあ、どちらにしろ映画「トランスフォーマー / リベンジ」版アーシーは諸事情に振り回されて本来の魅力を十分に発揮できなかった存在でござる・・・ 言ってしまえば、「こんな、アーシーは見たくなかった!」でござるな。

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ちゅー事で、アーシーに乗ってもらうのは、同じく新作映画の諸事情でイロイロ変更されてしまった、「エヴァンゲリオン新劇場版 破」登場の式波・アスカ・ラングレーでござる。

無論、拙者的に「こんな、アスカ見たくなかった!」繋がりでござるな。 (笑)

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使用フィギュアはfigmaの式波・アスカ・ラングレー(084、式波・アスカ・ラングレー テストプラグスーツver.3200円)を乗せてみたわけでござるが若干アスカの方が大きかったり、デザイン上股関節の可動範囲が制限されていたりするでござる。

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なお、アスカなら猛一回り小さいアクションフィギュアがあるので、そちらを使うべきなのでござるが、今回はアーシーを立たせる為にfigma用のスタンドを補助的に使用した結果でござるな。

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まあ、今回の更新ネタは新作映画の諸事情で不幸に成らざるを得なかった二人を組み合わせてみたかった拙者なりの皮肉でもあるでござるよな。 (笑)

 


大事なのは中身だ!

2011-06-27 20:14:11 | 劇場版・TFR

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ごきげんようでござる!

スクランブル合体ロボは何だかんだで再販やリメイクされるでござるが、テックボット部隊が合体して完成するコンピューティコン(C-91、コンピューティコン、5500円)は再販やリメイクされる事が無い悲運のスクランブル合体ロボでござる。

拙者的には合体後のバランスはサイバトロン・スクランブル合体ロボ中最も重量感のあるデザインだと思うのでござるが・・・ 今に至るまでリメイクや名前を継承したトランスフォーマーが登場しないのも人気の無さが原因でござろうな・・・

しかし、テックボット単体の名前は引き継がれているので、全く人気が無いと断言できるものも確かでござるよな!

今宵は2010年に劇場版「トランスフォーマー / リベンジ」商品とし販売された、対空迎撃車(武装トラック)に変形するオートボット・迎撃戦士(?)、スキャッターショット(RA-30、N.E.S.T.スキャッターショット、1260円)の登場でござる!

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本品は映画公開後に展開されたN.E.S.T.シリーズのスカウトクラス商品で、映画本編に登場しない玩具オリジナルのトランスフォーマーでござる。

更に日本販売ではN.E.S.T.商品を強調するためにN.E.S.T.隊員シールとカタログを兼ねたN.E.S.T.パーフェクトガイドが付属するわけでござるが、付属品としてはイマイチ手を抜いた安易なオマケでござる。 どうせならもっと小型のN.E.S.T.シールを複数つけて、「今日からキミのトランスフォーマーもN.E.S.T.隊員だ!」くらいの玩具に対応してほしかったでござる。 (笑)

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さて、N.E.S.T.シリーズは映画登場トランスフォーマーの縛りが無い事を利用して過去のトランスフォーマーを劇場版ティストでリメイクして元来のファンにもアピールするコンセプトなのでござるが・・・

何故か、スキャッターショットのみスペースジェットに変形する初代・スキャッターショット(C-86、スキャッターショット、1980円)のイメージを連想させる要素が全く無いデザインで登場したでござる?

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う~む・・・ 不評なカラーリングは仕方が無いとしても、スペースジェットが何故に武装トラックになっちゃったのでござろうか?

しかも、スカウトクラスで商品化だったりと初代玩具を思いっきり拒絶しているでござる!

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否! どちらかと言うとアニメイテッドのセンチネル(TA-28、オートボットセンチネル、2415円)とかスパーリンクのランドマイン(SC-15、ランドマイン、3980円)を意識して設計されたが、次回作にセンチネルプライム(DA-02、センチネルプライム、8400円)の登場が決まった為に改名されたような気がする印象すらあるデザインでござる?

まあ、どちらにしろ商品単体では転がし走行以外のギミックは無いにしろよく出来た商品で、何故にスカウトクラス商品を主力に展開出来なかったのかと思うでござるよ・・・ ?

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そして、ロボットモードの変形は腕部簿収納が複雑い以外は適度の変形方法でロボットモードもマッシブなイメージが強いでござるが、これまた初代・スキャッターショットらしさが全く無いデザインでござる。

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せめてカラーリグだけでも・・・ 否! 顔の塗装を水色に塗装するだけでもしていたら外観上の特徴を引き継いだはずなのに何故でござろう?

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ちゅーか・・・ 本品は実は日本人為は馴染がないのでござるが、海外展開の「TRANSFORMERS CYBERTRON」(トランスフォーマー ギャラクシーフォース)版のスキャッターショット(日本名、GC-06、バックパック、987円)をモデルにしているらしいでござる。

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そう、日本中心で考えれば違和感があるのでござるが、日本名のバックパックの名を聞けば商品サイズと共に納得はできるでござる。

しかし、何故にセイバートロン版では全くデザインが異なるスキャッターショットが誕生したのか謎なのでござるよな? まあ、おそらくギャラクシーフォースの日本展開ではスキャッターショットの名前に違和感があったのでバックパックに改名されたのでござろう?

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N.E.S.T.スキャッターショットは慎重な性格で、常に様々な戦略を考えており、上空のディセプティコン兵士を打ち落とす事に情熱をささげているらしいでござる。

なお、能力値は体力(5)、知力(7)、速度(4)、耐久力(9)、階級(6)、勇気(8)、火力(10)、技能(6)で設定されており、武装は対空砲のようでござる。

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ロボットモードでの商品ギミックはコレといってないでござるが、武装の対空砲は折り畳みができ両腕が自由になるものの対空砲が外せない・・・ 「スキャッターショットは死んでも銃を放しませんでした!」な設計に成っているでござる。

ここまでやるのは余剰パーツ対策云々以外の手持ち武器を嫌う劇場版トランスフォーマーの特徴を取り入れた玩具開発側の意地というか執念でござろうな。

そう考えれば、セイバートロン版スキャッターショットも何らかの意味で名前を継いだと思われるのでござるが・・・ 外見上の共通点は無く、唯一共通するキーワードは対空攻撃・迎撃能力に特化しているだけなのでござるよな。

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「日本人は形から」の如く、2代目襲名などのデザインには前代のデザインを引き継ぐことで共通性を見い出しているでござるが、米国だと外観じゃなく中身(能力・設計思想)に共通性を見い出すようなので、リメイクデザインのギャップが大きいようでござるな。

まあ、拙者も役者とか職人のような人間だと中身だと思うでござるが、車やロボットなどの創造物などは外観が大事だと思うでござる。

言い換えれば本品の場合、不評な初代・スキャッターショットのデザインを切り捨てて生まれ変わった姿ともとれるのでござるが、それはそれで過去を隠した卑怯なデザインに感じてしまうものでござる。 

リメイクデザインは主義趣向の違いで外観は異なろうとも中身の思想主義は共通してほしいものでござる!


重力に引かれし魂

2011-03-04 16:10:51 | 劇場版・TFR

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一般市場ではキャラクターに好感をもてるようにディフォルメ化する場合が多いでござる。

特にデザインが複雑だったり可愛らしくもないキャラクターをディフォルメすると元デザインとのイメージギャップで可愛らしく見れたりするのでござるが・・・

結局のところ、「ディフォルメはデザイナーのセンス」ひとつで印象が変わってしまうものでござるな。

今宵は2009年にタカラトミーより販売された劇場版「トランスフォーマー /リベンジ」よりグラビティボッツ版バンブルビー(GB-02、バンブルビー、2415円)の紹介でござる!

Photo_2 本品は重力を利用した一発変形ギミックを搭載したグラビティボッツ商品で、映画本編に登場するオートボット戦士、バンブルビー(RA-03、バンブルビー、2415円)を元に商品化された商品でござる。

パッケージは海外販売使用と同じ台紙を使用したブリスターパック仕様でござるが、日本では対象年齢3才以上の低年齢層向き商品と設定した為に日本語表記の中台紙を使用しているでござる。

しかし、低年齢層商品で有れば海外販売の大使は使わず全面日本語表記で日本の子供にアピールできる台紙を採用するべきはずなのに、英後表記の為に敷居を高くしている感じがあるでござる。

そう、別の見方をするのであれば、英語表記はカッコイイと思わせている節もあり、低年齢層の子供よりファッション雑貨感覚の大きな子供を狙った商品ぽいでござる! (笑)

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商品のヴィークルモードは可愛らしくディフォルメされており、低年齢層向け商品らしく安全性・耐久性は高いでござるな。

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なるほど、商品設計としては低年齢層向けで間違っていないのでござるが、販売戦略が間違っているでござる!

本品は海外パッケージを使用し舶来のイメージを埋めつける何10年前の販売戦略に等しく、目の肥えた昨今の日本人為はパッケージで騙される御仁はそうそういないはずでござる。 第一、ロボットモードで収納された状態を見れば第一印象で購買意欲が沸くかどうかも怪しいでござるよな。

同じパッケージ詐欺による販売戦略を狙うのであれば、ヴィークルモードで収納するべきでござる! (笑)

まあ、パッケージ詐欺ができない米国市場に習うのであれば本シリーズの日本販売は当初から無理と判断するべきなのでござるよな・・・

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しかしまあ、本品の重力を利用した自動変形ギミックは一見の価値があるでござるが・・・

「1秒変形! キミにも出来る! すぐ出来る!」のキャッチコピーはバカにされているような気分になるのに加えて、本品には日本語表記による「正しい遊び方説明書」が付属するのでござる。

猫でもできる横に倒すだけの変形で、説明書もないもいらないと思うのでござるが・・・ そこまでバカに基準を合わせるべきなのでござろうか?

一昔前の海外販売商品と同じようにパッケージ裏に変形方法を記すだけで十分な気がするでござるよ?

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しかしまあ、一発自動変形を優先した結果、ロボットモードは残念としか言えない造形であり、ロボットモードだけを見て購入意欲を沸かすのは難しいでござる。

せめて販売価格が1000円以下なら勝機もあるのにデラックスクラス商品と同等だとドチラの商品を買うのかも決まってくるでござるよな。

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う~む・・・ タカラは元々ディフォルメ商品の強いメーカーだったはずでござるが、ことトランスフォーマーに関しては変形ギミックもあり秀作に恵まれていない現実があり、本品ももうすこしアレンジできなかったものかと残念に思うのでござるよ・・・

しかも、本品の頭部造形は無駄によく出来ている為にボディとのバランスが場違いなのでござるよな。

コレはスポーツ選手等の顔だけリアル造形のディフォルメフィギュアと同じ感覚なのでござろうか? (笑)

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まあ、本品のディフォルメセンスは日本人感覚とは異なる事は間違いないでござるな。

とくに日本人男児にアピールするディフォルメであれば、せめて某SDガ〇ダム調のディフォルメ加減が調度いいと思うでござる。

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まあ、ディフォルメデザインを無理に変形させる必要はないと思うでござるがトランスフォーマーは変形してこそトランスフォーマーなので難しいでござるよな。

アニメイテッドのデザインで低年齢層向けディフォルメ商品を販売しておいた方が良かったと思うのでござるが、現タカラトミーはイロイロと販売チャンスを逃しているのが残念でござるよな・・・


彼らの活躍に期待せよ!

2011-02-20 15:08:24 | 劇場版・TFR

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YouTube: 映画『トランスフォーマー3/ダーク・オブ・ザ・ムーン』予告編(字幕)

ごきげんようでござる!

2011年7月29日公開の映画「TRANSFORMERS 3」の邦題が「トランスフォーマー/ダーク・オブ・ザ・ムーン」に決まったでござる。

予告編を見ると前作映画との関連性を如何説明するのか楽しみでござるが・・・

当初3部作と呼ばれていたはずが、まだまだ完結させるような映画ではないのでござるかな?

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無論新キャラクターの登場も気になるところでござるが、第1作「TRANSFORMERS」から登場するレギュラーキャラクター達の活躍も気になるでござる。

今宵は前作の「トランスフォーマー/リベンジ」劇中での活躍が殆ど描かれる事がなかった古参のオートボット二人組みのEZコレレクションを紹介するでござる!

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まずは2009年販売のトランスフォーマーEZコレクション(全8種、各525円)よりレスキュー車に変形するオートボット軍医

デザートラッカーラチェット(EZ-07、デザートラッカーラチェット、525円)でござる!

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本品は海外では2007年にレジェンドクラス商品として販売されたラチェット(日本では食玩扱いで、すばる堂より「トランスフォーマー・EZコレクション、全6種、各500円」⑤、ラチェット、500円として販売)の成型色変更品でござる。

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商品は劇中とは異なるカラーリングでござるが、デザートラッカーラチェットの名前の如く砂漠戦仕様で、名前だけのヴォイジャークラス商品(RA-08、デザートラッカーラチェット、3990円)より納得の出来る商品といえるのでござるが・・・

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劇中カラーではない事や、前作玩具の使いまわしであり、海外販売では中身が確認できるので欲しい商品が買えるのに対し、日本だと中身が確認できないのでハズレ扱いの商品だったりするでござる。 (笑)

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しかしまあ商品はEZコレクションではボリュームがあり、ロボットモードも比較的雰囲気の良い商品なのでオススメの一品だったりするのでござるよな。

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が、劇場版ラチェット(MA-02、オートボットラチェット、3675円)と云えば、歴代ラチェットと異なり、ヘンタイ軍医とかヤブ医者と呼ばれているので肩身が狭い存在でござるよな。 (笑)

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しかしまあ、それだけ劇中では醜態・・・ 否! 活躍したわけでござるっからヤブ医者としてのイメージが強く残っているのでござるよな。

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ゆえに次回作の映画では是非とも汚名返上してもらいたい一人だったりするでござるな。

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続いては2009年末に販売されたトランスフォーマーEZコレクションVol.2(全8種、各525円)より4WDに変形する、オートボット・武器スペシャリスト、アイアンハイド(EZ-11、アイアンハイド、525円)の紹介でござる!

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本品の場合は2008年に海外で販売されたレジェンドクラス版セット商品(アイアンハイドVSデザートブラックアウト、日本未販売)の日本販売仕様で長らく日本正式販売が待たれた一品でござるが、先に本品の拡大コピー商品がチープTOY(㈱辰巳屋、変形ビークルロボ、パワーロード、オープン価格)として先に販売されてしまった経歴があるのでござるよな。 (笑)

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商品はロボットモード重視の為にヴィークルモードの完成度は低いでござるが、人気キャラクターであるためにハズレ扱いに成る事はなかったでござる。

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まあ、商品の悪さはキャラクター人気で補う如何にもトランスフォーマーらしい一品と呼べるかもしれないでござるな。 (笑)

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ロボットモードの変形は簡易で最低限劇中デザインを大まかに再現していたりするのでござるが如何してもチープ感が隠せないでござる。

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劇中のアイアンハイド(MA-09、アイアンハイド、3675円)は歴代アイアンハイドとはイメージの異なる漆黒のボディとデザインで人気が高いでござる。

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しかしまあ、彼も劇中にて要所要所に登場して歴戦の戦士をアピールするものの、「コレだ!」という印象に残る活躍が描かれていないのでござるよな?

そう、劇中以外ではライバルキャラが存在していたりするので扱いやすいキャラクターなのでござるが肝心の映画本編ではオートボット戦士の一人でしかない存在なのでござる。

人間ドラマ中心の映画本編では上映時間が少ない為にトランスフォーマーの描写が削られるとはもったいない演出でござる。

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しかしまあ、たとえ背景キャラに徹しても映画第3弾に合わせて彼らの玩具はどのような形でも販売されることは間違いなく、EZコレクションも使いまわされて販売されるのでござろうな。