トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

ムシムシ大行進!

2006-07-30 23:50:08 | トランスフォーマー 玩具比較

Photo_510 ムシ!ムシ!ムシムシ~♪ ムシムシ大行進♪

インセクトロンは昆虫型トランスフォーマーの代名詞でござる。

最初期に登場しデストロンの独立部隊だったり、鉄等を食べる事によりエネルギーに変換したり、他のトランスフォーマーを操ったり、分身したりと、異色のトランスフォーマーでござる。

インセクトロンの前身は1983年に販売されたタカラのダイアクロン・昆虫戦隊インセクターロボでござる。

ダイアクロンの敵メカとして登場し恐竜ロボ(後のダイノボット)のライバルとして登場したでござる。

もともとのダイアクロン版は写真最前列の赤いボディで販売されていたでござるが、1985年にトランスフォーマー商品として販売されるに至り、黒と紫のカラーリングに変更されるでござるが、これが、後のデストロンカラーとして定番化されるでござる。(この時パイロットフィギュアは削除されたでござる)

Photo_511 1985年に日本でも単品で販売されるでござるが、コレが生産数が少なかったらしく、店頭からはすぐに消えたでござる。

恥ずかしながら、拙者も日本版は買い損ねた一人でござるが、1987年にTFステーションで海外仕様のインセクトロン(各、880円)が通信販売されたでござる。

で、この海外版というのが曲者でござる。

Photo_512 まず、このバッタ(バッタ型メカ)に変型するキックバック(40、キックバック、880円)でござるが、米国の安全基準でバッタの羽の先が丸く改修されたでござる。

日本版の商品は大丈夫だと思うのだが、実物が無いので断言しないでござる。

Photo_513 写真の右側より武器を持っているのが海外仕様(880円)で、中央の赤いのがダイアクロン時代のバッタスのカラーリングを再現したショートホール(76、インセクトロン・クローンアーミー、3500円、e-hobby限定販売)でござる。 左側の武器が無くシールを貼っていないのが、復刻版(トランスフォーマーコレクション、16、インセクトロン、3500円)で羽の先が元に戻されているでござる。

Photo_514 現在入手可能なインセクトロンはトランスフォーマーコレクション(3500円)で、3体セットで当時無かったエネルゴンキューブのオマケ付きでござる。

キックバックの羽根の形も戻され、文句無い商品と言えるでござる。

キックバック以外のボンブシェル(41、ボンブシェル、880円)は海外仕様と日本版の変わりが無いと思われるでござるが、シャープネル(42、シャープネル、880円)は海外仕様の武器(ソーラービームガン)の銃尻が日本版と異なるでござる。

Photo_515 右側の写真の武器を持ったボンブシェルは海外仕様(880円)で中央がダイアクロン時代のカブトロンを再現したサルボー(76、インセクトロン・クローンアーミー、3500円)でござる。 サルボーと言えば飛騨高山の、縁起物?と言うかお守りでござるか? 否!それは、サルボボでござる! とボケは置いておいて、このクローンアーミーとはインセクトロンの分身(増殖したクローン)達でござる。 TVアニメではインセクトロンの分身は同じ色であるが、彼らは同一人物ではなく(?)、あくまで彼らクローンで本体とは別人格でござろうな? ただ、彼らは本体の意思で自由に操られたりするそうでござるから、どこまで個人人格が有るかは不明でござる。 で、左側のシールの貼っていない物が復刻版(トランスフォーマーコレクション、16、インセクトロン、3500円)でござる。

Photo_516 3体目がクワガタ(クワガタメカ)に変型するシャープネルで写真の右側より、海外版(880円)、中央がダイアクロン時代のクワガトラーを再現したザップトラップ(76、インセクトロン・クローンアーミー、3500円)でござる。コレもシールは貼っていないでござる。 左側が復刻版(トランスフォーマーコレクション、16、インセクトロン、3500円)でござるな。

Photo_517 トランスフォーマーコレクション版と同じ様にクローンアーミーの方にもエネルゴンキューブが付属するでござるが、このキューブは元々パイロットフィギュアを収納するコクピットに収納する事が可能でござる。 このギミックを思いついた開発スタッフは賞賛ものでござるな。もちろん、ダイアクロン隊員を乗せる事も可能でござる。

Photo_518 ただ、この商品自体古い物なので、変型が昆虫というよりも昆虫メカなのでござる。

しかも、設定は米国側でござるから、インセクトロンのリーダーはバッタ野郎のキックバックでござる。 日本で設定されたなら、カブトムシがリーダーだった筈でござる。 海外の昆虫人気事情が日本と異なる事を知ったのはビーストウオーズに突入してから思い知らされたでござる。

しかし、彼らインセクトロンがエネルギー不足のセイバートロン星を救える種族だったのに絶滅してしまったでござろうか? 映画版に置いて彼らがスィープスやサイクロナス(?)に転生しているでござるが、アレってボディを利用したのであって人格まで転生したでござるか? 否!たぶん人格は上書きされたものだと思うでござる。 それに、インセクトロンのクローン達は散らばっているので、そのうち何体かは自我をもち、後のビースト系トランスフォーマーに生ったのではないかと拙者は推測するでござる。


変型!昆虫 ロボキング

2006-07-27 18:36:51 | チープTOY

Photo_501 やあやあ!今日も元気に昆虫バトルに励んでいるでござるか?

今日は小学生に大人気のム〇キ〇グとは全く関係ない変形ロボットを紹介するでござるよ。

マルカ株式会社より販売の変型!昆虫 ロボキングでござる。

シリーズはカブトムシ・ロボカミキリムシ・ロボカマキリ・ロボの3種でオープン価格でござる。

Photo_502 ひじょーに大味な昆虫モードでござるが、無駄にメタリック塗装を施し、頭部や羽などはクリアパーツを仕様。 その上から塗装する懲りようでござる。

しかも、ボールジョイント使用で腕が可動するでござるが、これが曲者でござる。

ポリ製のジョイントがダルダルでヘタっていたり塗装が干渉して動かしにくく、ヘタをすればボールジョイントが根元で千切れそうでござるよ(笑)。

いや~見事なチープTOYでござる。 

Photo_503 ラインナップもクワガタムシを外しカマキリやカミキリにしたところにマニアックな拘りを感じるでござるよ。

人気昆虫を使わない潔さは子供に媚びない子供騙しなチープTOYでござる。

否!子供に媚びないのではない、商品化されない隙間を突いたマニアックな子供向けの商品でござる。

将来のコレクターに向けてのメッセージでござる。

Photo_504 昆虫モードでは羽根を開いて飛行モードを再現しているでござるが、ちゃんと中羽根をクリア素材で製作したところが憎いでござるよ。

大味なデザインでも、このギミックが嬉しいでござる。 過去販売された昆虫ロボで中羽根を再現したものは少ないでござる。

Photo_505 さらに、付属の武器が、何処かで見たような・・・

某RPG風の武器でござる!

流行を反映するのもチープTOYの醍醐味でござる。

Photo_506 カブトムシ・ロボのロボットモードは、細身の中にの力強さがあり、黒と銅色のボディが良い味をだしているでござる。

武器も力強そうなアックス系の武器でござる。

写真では判りにくいが、ロボットの顔もレトロっぽく味わいぶかいでござる。

カブトムシ・ロボの足はカミキリムシ・ロボと同じく、八の字に横に可動し転倒防止のために前後に動かないでござる。

が!バランスが悪いので後ろに引っくり返るでござる!

Photo_507 まあ、立たない事もないでござるが、難しいでござる・・・

しかしまあ、カミキリムシ・ロボは足が前後に若干動くために立ちやすいでござる。

カミキリムシ・ロボのブルーを基調にした銀と黒のカラーリングが絶妙でござるな。

武器の方はシリンダーが付いた剣でござる・・・用途は不明でござる。

Photo_508 カマキリ・ロボはカマキリの特徴でもあるカマを取り外し鉤爪とドリルに交換するでござる・・・ドリル? ドリル! ドリル~! ドリルでござる。男の武器ドリルでござる。

カマキリにドリル!

意表を突いたオプションでござる。  案外、最強のカマキリ・ロボかもしれないでござる。 しかし、カラーリングはカマキリらしい緑系でロボットらしさを強調する銀色が良い味を出しているでござる。

Photo_509 3体とも共通して言える事でござるが、ロボットモードのデザインが、1970年代後半から1980年代前半の特撮ロボット怪人を想わせるでござるよ。

拙者コレが一番気に入った処でござる。

新しい様でレトロなデザイン。 奥が深いでござるな。

ただ、残念なのはパッケージがスライド式ブリスターなのは良いが、台紙がロボット然としたデザイン(3種共通)で有る事・・・緑系の台紙にすればパチモンティスト全開でござるのに残念でござる。 それでも、チープTOYコレクターとしては抑えておきたい一品でござる。 


ツッコミどころ満載!

2006-07-25 20:14:52 | トランスフォーマー スーパーリンク

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トランスフォーマー・スーパーリンク20周年記念作品でござる!

トランスフォーマーも20年も続けていると変な奴も出てくるでござるよ(まあ、一般的に見れば殆ど変な奴でござるか?)。

で、スーパーリンクで一番変なのが、サイバトロン・チームロディマス所属のハイウェーパトロールが役職の、レッドアラート(SC-11、レッドアラート、2079円)でござる。 

青いボディなのに・・・レッドアラート・・・ 何故に?

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否! ツッコむところは、ソコだけじゃないでござるよな。

そう・・・ ヴィークルモードが、レーシングポリスカー・・・

何でござるかな~?

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う~む・・・ レース会場専用のパトカーでござるか?

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それとも、高速道路専用のハイウエイパトカーでござるか? 

否、そもそも本車のような特殊車両が公道を走る事自体、道路交通法違反でござる。 (笑)

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しかも、ご丁寧にサクラの大門こそ付いていないでござるが、警視庁のマーキングが施されているでござる。

これは、日本向けのサービスでござるか?

否!海外版のプロールも警視庁のマーキングが有ったような・・・・ (海外版は未入手なので詳細不明)

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う~む・・・ 普通にパトカーにするなり、レーシングカーにするなりとデザイン的に決められなかったのでござろうか?

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なお、専用武器であるフォトンライフルはスプリングによるミサイル発射機能の他にマイクロンジョイント凹を2箇所有しており、クリアブルーの成型色は、エネルゴンウェポンを意識しているようでござるが、エネルゴンウェポンにあらず、企画段階での名残でござろうな?

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しかしまあ、普通にレースカーであれば違和感がないはずなのに何故にポリス仕様になったのでござろうか?

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さて・・・ ロボットモードのプロポーションはレーシングカーらしく、ミラージとかリジェとか名乗っても違和感がないのでござるが・・・ 

レッドアラートでござるよな・・・

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しかも海外名がプロールでござるから、何がなんだかでござるよ・・・

そもそもレッドアラートの名前は、前作の「トランスフォーマー・マイクロン伝説」版ラチェット(MC-02、ラチェット、2980円)の海外名で救急車でござるな。

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そして、マユゲが太い! 

否!マユゲじゃないでござるが円らな瞳と味付け海苔のような配色がマユゲに見えるでござる。 (笑)

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まあ・・・ プロール(09、プロール、1800円)といえばパトカー系トランスフォーマーの代名詞でござるが、マシンウォーズ版のプロール(日本未販売)がレーシングカーだったでござるから、そのリスペクトでもあるのでござるよな?

因みに、アラート系の名前で見ても初代アラート(5、アラート、1600円)でファイヤーチーフで2代目がカーロボットのマッハアラート(C-003、マッハアラート、1800円)日本仕様のパトカーで、後に米国仕様のパトカー(C-025、スーパーマッハアラート、1800円)にパワーアップしたでござる。

そして本品のスパーリンク版レッドアラートは3代目に当たるでござる。 

まあ!ようするに、アラート系の名前は緊急車両の名前でござる。 もちろん海外名のプロールもビースト戦士系を除いても緊急車両の名前でござる。

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なお、性格の方はG1版プロールの様な戦略コンピューターではなく、とことん相手を追い詰め追跡する性格のようで、能力値はパワー(7)、知力(8)、スピード(10)、耐久力(5)、地位(7)、勇気(8)、火力(7)、テクニック(8)で設定されており、専用武器はフォトンライフルでござる。

TVアニメでは、「逮捕しちゃうぞ!」とか軽口をたたいていたでござるよな。


写るんです?

2006-07-23 01:01:30 | トランスフォーマー・マイクロン伝説

Photo_479 トランスフォーマーの定義とは何ぞや?

普通の変型ロボットとトランスフォーマーの違いは、一言でいってしまえば、トランスフォーマーとは超ロボット生命体であるということでござる。

すなわちトランスフォーマーとはセイバートロン星人(セイバートロニアンという方がカッコイイでござるか?)でざる。

環境に対応した変型ボディにスパーク(トランスフォーマーの魂)が宿ったロボットがトランスフォーマーでござる。

Photo_480 だから、セイバートロン製のロボットでもスパークが無ければ自立型のロボットでござるから、トランスフォーマーとは呼べないでござるな。

今回紹介するサイバーホーク(MC-05、サイバーホーク、1980円)も自立型のロボットに分類される商品でござる。

Photo_481 TVアニメではラチェットが子供達の為に通信機兼偵察メカとして造ったとされ、印象深い使用エピソードも多く存在するでござる。 なお、アニメでは一度破壊され、2号機(?)が登場するでござる。 変型する通信機と言う事で唯一日本で商品化された商品でござる。

その他のアニメシリーズにも通信機アイテムは存在するが、国内販売は無いでござるな。

Photo_482 商品はビデオカメラモードとガンモード(スタンガン)に変型するでござる。

実用性のストラップは標準装備でモニター部分にはコンボイのイラストが表示されているのが良い味を出しているでござる。

拙者の手には小さい物の子供が持つに際しては問題ないでござる。

そう、この商品は実物大商品でござる。

Photo_483 本体ギミックとしては、通信機アイテムの定番、電子音ギミック内蔵でござる。

ロボット、ビデオカメラモードで鷹の声、射撃音、シャッター音、解析音(?)の4種が背面の2つのスイッチで起動するでござる。

ガンモードではグリップのボタンで射撃音(連射)が起動するでごPhoto_484 ざる。 いや~通信機アイテムは電子音ギミックがないと意味が無いでござるな。

翼はダイヤル操作で展開し首も背面のスイッチで展開するギミックは賞賛でござるよ。

実はコノ商品、カラーリングがグラップ(MC-04、グラップ、1980円)と同じなのが気になるでござる。

何か意味が有るでござるか。

まあ、それとは関係ないでござるが、米国は銃社会の為に銃型の玩具には規制があり、子供が間違って使用しない為(大人が本物と間違わない為)銃口がオレンジ色や赤色になっているでござる。

Photo_485 だから、コレもオレンジ色のボディを採用したでござろうか?

ただ、いえるのは他の銃型玩具に漏れず、弾丸発射ギミックは無く、電子音でござる。

今考えれば初代メガトロン様が弾丸発射ギミックを削除されたとは言え米国で販売されたのは奇跡でござる。

マスターピースでメガトロン様が販売されないのは、プロポーションの問題もあるが、銃器問題の方が大きいのかもしれないでござるな?

Photo_486 ただ、サイバーホークの海外名がレイザービークと言うでござるが、コノ名前、コンドル(20、コンドル、780円)の海外名と同じでござるよ。

海外では自立型ロボットではなくトランスフォーマーに分類されるでござるか?

まあ、どちらにしろ通信機アイテム(なりきり玩具)が通常トランスフォーマーと同じナンバーで販売された事が珍しいでござる。

変身ヒーロー系以外の、なりきり玩具は売れ行きがイマイチと言われるが、本商品も初回出荷だけだったらしいでござる?