トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

テレビと違うのは大人の事情なんだな!

2009-05-10 03:28:36 | BW・メタルス

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ごきげんようでござる!

トランスメタルスはビースト戦士がクオンタムサージを浴びた影響によりロボットモードとヴィーストモードが反転現象を起こし、メタルス化した商品でござる。

そう! 従来のビースト型トランスフォーマーと同じようでござるが、ロボットモードに生体表現を用いているので違うカテゴリーなのでござるな。

ちゅー事で、今宵は1999年販売の「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ・メタルス」より、サイバトロン・陸上防衛戦士、メタルス・ライノックス(C-44、メタルスライノックス、1800円)の紹介でござる!

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本品は1997年に海外で販売されたトランスメタル版ライノックス(トランスメタル・ライノックス、2200円)の名前表記をRHINOXより、CYBERTRONに変更し、メッキ部分をからに変更した商品で、単品販売とメタルス・タランス(D-44、メタルスタランス、1800円)とのVSセット(VS-44、剛力の対決、3500円)が販売されており、日本版ではドチラも同じ仕様で、付属説明書も商品カタログを兼ねたフルカラー仕様でVSセット仕様で製作されているでござる。

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なお、日本版メタルス・ライノックスのメッキ部の色の変更はTVアニメのイメージに合わせた変更なのだそうでござるが・・・

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当のメタルス・ライノックスは・・・ TVアニメ本編には未登場なのでござるよな。 (笑)

そう! ライノックス(C-7、ライノックス、1500円)は終始メタルス化することなく登場するのでござるよ。

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う~む・・・ メタルス化の原理を説明する為に、TVアニメではクオンタムサージが発生した時には、ライノックスは再生カプセルに入ったいたので影響をうけず、メタルス化しなかったという物語的には、もっともな理由で説明ができるのでござるが・・・

パワーアップ商品を売ろうとするメーカー側にとっては、説明にもなっておらず、劇中とは異なるためにマイナスなイメージになった商品でござるな。

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そう! 日本販売の本品は「もし、ライノックスがクオンタムサージを浴びてメタルス化していたら?」のif商品として改められ、カラーリングも生身のライノックスに近いイメージの商品なのでござるよ。 (涙)

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御蔭で本品は劇中に登場しないという理由で人気は低いのでござるが、トランスメタル商品としては無駄に完成度が高い商品なのでござるよ。

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ビーストモードのメカサイから第三形態ヴィークルモードは正に鋼鉄の野獣に相応しい重戦車なイメージなのでござるよな。

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しかし・・・ 残念ながら火器系の武装が無いの辛いデザインでござる。

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ロボットモードの変形は凝っており、無駄な外皮が発生しない設計とプロレスラーの如きパワフルなデザインには惚れ惚れするのでござるよな。

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そう!

艶かしい胸板に、背中に背負ったキャタピラに草履(?)を履いた足と、拙者的にはトランスメタルで最も好きなデザインとも云える商品なのでござるよな。 (うん!)

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しかも、本品の肩のネジ穴はデザインに取り入れられており、胸部パネルを開閉することにより、内部に貼付されているシークレットエンブレムを確認することができるのでござるよな。

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しかし・・・ 武器は逆手に持ったトンファー(?)のみで、劇中でガトリング砲をドカドカ発射していたイメージが全く無いのが残念でござる・・・

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なお、サイの角にあたる武器には名称がなく、説明書通りに持たせトンファーちゅーか鎌状武器でござるが、使いにくそうでござる。

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そこで、逆さに持たせてみると・・・ 普通の鎌の様にもみえるでござるが、なんとなく拳銃状にも見えないでござろうか?

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本品での活用ではないでござるが、本品の成型色変更品であるアメコミ版「TRANS FORMERS ARMADA」に登場するライノックス(USAエディション、ライノックス、1980円)では拳銃風に描かれており、なおかつ角は弾庫として外れるようでござる。

うむ・・・ 米国側でも考える事は同じで、火器系の武器が欲しいという事でござるな。

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まあ、本品もトランスフォーマーの新化における袋小路的な商品とも呼べる存在で、ビースト戦士=格闘戦主体を表した商品でござるから、火器系の武器以外がパワーアップした訳でござるな。

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因みに本品は、半ヴィークルモード的な下半身キャタピラのロボットモードぽい変形もできるので、面白い商品なのでござるが、テレビアニメの影響もあり魅力を十分に伝え切れていないのでござるよな。

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なお、半ヴィークルモードは正規の変形方法ではないのでござるが、第四形体でも通用しそうなのでござるよな。 (笑)

まあ、ドチラにしろ本品はアニメ製作側と玩具開発側との連携がとれていなかった商品でござるな。

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余談でござるが、メタルス・ライノックスの活躍(?)はCG画質が落ちるものの、PSゲームソフト「ビーストウォーズメタルス・激突!ガンガンバトル」(5800円)で確認することができるでござる。

まあ、こちらのゲームも日本版ビーストウォーズの雰囲気を無駄に再現しているでござるが・・・ コチラも大人の事情でメタルス化したライノックスが説明もなく登場するでござる。 (笑)