トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

ダークサイド・オプティマスプライム

2011-08-30 00:03:45 | 劇場版・TF3

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ごきげんようでござる!

遅ればせながらようやく映画「トランスフォーマー / ダークサイドムーン」を観てきたでござる。

当初の予定が狂ってしまい、奈良に行く予定が和歌山になってしまったでござる。

映画の方は字幕で3Dじゃなかったでござるが、事前情報をいれずに観たので楽しめたでござる。

なるほど、3D優先だけの映像重視な映画だったちゅー事は通常上映でも確認できたでござる。 とりあえず、拙者が観たからといってまだ観ていない御仁もいるでござろうからネタバレは控えるでござるが、相変わらず映像を見せる映画でござるからストーリーの方は回りくどく無駄な描写や戦略も多い為に前2作のつじつまあわせがいい加減で、大人の都合でイロイロ改変されたであろうことが丸分りの映画だったでござるよな。 (笑)

しかし、あの映像は一見の価値があるので、なるべく事前情報をいれずに観る事をお勧めするでござるな。

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なお、拙者は映画を観た時期が悪かったので、劇場販売グッズはパンフレット(600円)しか購入できなかったでござる・・・ 残念!

しかしまあ、このパンフレットでござるが、シリーズ3作目にしてようやくトランスフォーマー側のキャラクターが紹介されたのは喜んでいいのか悪いのか複雑でござるよな?

ちゅー事で今宵は、ローソンにて限定販売された「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」グッズ付き映画前売り券(6760円)として販売されたディセプティコン破壊者、ダークサイド・オプティマスプライムの紹介でござる!

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はっきり言って本品は映画本編に登場しない玩具オリジナル商品で、所謂限定商品の定番であるブラックコンボイ(スカージ)系商品なのでござるよな。

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そう、本品の箱は「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン)ディセプティコン仕様のモノクロパッケージ及び専用の取扱説明書が作られた日本販売用に作られたようでござるが、メックテックウォーズ対応カードは付属せず、本体は2010年に「オートボットアライアンス」商品として販売されたバトルブレード・オプティマスプライム(AA01、バトルブレード・オプティマスプライム、4410円)の成型色変更品で、両腕のフックが海外販売版と同じバトルブレードに変更された商品でござる。

なお、映画前売り券は映画公開時の7月29日より仕様可能でござるが、グッズ引き換えは1011年8月9日より引き換えだったでござる。

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さて、本品は残念ながらコンテナは付属しないでござるが、そのカラーリングによる面構えは映画本編にモーターマスター(D-50、モーターマスター、1980円)として登場しても違和感の無い存在感があるでござる。

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そう、どちらかと言えばブラックコンボイ(D-012、ブラックコンボイ、3980円)的なカラーリングとは若干異なるでござるが、雰囲気だけはよく、本編のメガトロン様(DD-01、メガトロン、4200円)と並べてしまうと完全に食ってしまうだけの存在感があるでござるな。 (笑)

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因みの本品のヴィークルモードでは転がし走行以外のギミックはなく、別売りのオプティマスプライム・メックテックトレーラー(DA-03、オプティマスプライム・メックテックトレーラー、6825円)のコンテナを牽引するような粋なギミック連動ギミックもないでござる。 (残念)

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なお、ロボットモードの変形も相変わらず折り畳みが複雑な上に肩の変形位置の表示が説明書でキチッと説明されていない為に、公式写真や収納状態でも肩の固定位置が低い為にバランスが悪く見えてしまうでござる。

しかも、足が内股気味に成ったり軟質パーツ製のバトルブレードの収納状態が良くないのも辛いでござるよな。

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因みに、拙者の購入品は左胸部アーマーのボールジョイントが緩い為に左腕や首を動かすたびに外れてしまう嫌なクセが付いていたでござるが、肩の固定位置を一段上げる事により固定できたでござる。

いや~おかげで、今回の写真撮影は何度も撮り直したのでストレスがたまったでござるよ。 (笑)

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なお、頭部はマスクを閉じた状態で作られており、胸部を開閉してマトリクスを出現させる事も可能でござる。

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両腕のバトルブレードは手動展開だったりするのでござるが、本品の場合意外とアクションギミックは搭載されておらず、さりとと可動重視というほどポージングが付け易い設計でもなく中途半端な感じが強い商品なのでござるよな。

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なお、ダークサイド・オプティマスプライムの設定はオプティマスプライムの暗黒面から生み出された破壊者だそうで、光であるオプティマスプライムオートボットを破壊する事で宇宙に平和が訪れると信じているそうで、彼の作り上げた時限輸送装置(?)を使い、自分以外の全ての次元に存在するオプティマスプライムを破壊する計画を実行すべく一時的にディセプティコン側に参加しているそうでござる?

う~む・・・ 何ともユニバースちゅーかオルタニティな痛い設定がでてきたでござるな。 (笑)

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なお、能力値は体力(10)、知力(10)、速度(7)、耐久力(10)、地位(10)、勇気(10)、火力(10)、技能(9)で設定されており、オプティマスプライムと同じでござる。

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武器は両腕のバトルブレードと背部に収納されたタンクが変形するブラスターでござるな。

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本品のイメージ的にはバトルブレードより大火力を誇る火器の方が似合うでござるが、映画としてはロボットの銃撃戦より見栄えのいい格闘戦を重視しているために、要領の悪い戦闘シーンが続くでござる?

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なお、彼はディセプティコン所属でござるが、あくまで一時的なのでドチラのエンブレムも描かれていないでござる。

が、やはり元もとの商品がAA01版オプティマスプライムなので、トラックのフロントグリル(左足裏)に彫りこまれているので、本品ではちょうど踏絵状態になっているでござる。 (笑)

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オートボットに反する者であれば、またとない軍団エンブレムに泥を塗る機会でござるが、流石にオートボットのリーダーが自軍のエンブレムを足蹴にするのは居た堪れないでござるよな? まるで自国の政権与党が自国の国旗を切裂いて党旗を作る行いと同じでござるよ。

設計者(デザイナー?)にはもう少し考えてもらいたかったでござる。

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まあ、本品の場合は仕方がないでござるが、最近「ホトケ作って魂入れず」な見た目の良い商品や映像作品が多いのも考え物でござるよな?

しかしまあ、今回の映画は玩具販売によるネタバレを気にしていたでござるが、一応玩具販売もネタバレにならない順序で玩具販売を行っていたのでござるな。

拙者の方も暫くネタバレにならない程度に更新していくでござる。 (笑)


その名はエリータワン

2011-08-26 03:37:54 | 劇場版・AA

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映画「トランスフォーマー / リベンジ」に登場するオートボット女戦士アーシー(RA-23、アーシー、2415円)は前作の映画で「トランスフォーマー」では登場予定があったものの映画未登場で玩具(MA-11、アーシー、2310円)のみが販売され、改めてデザインされたわけでござるが、当初の予定では3大のバイクが合体(分離)してアーシーとなる予定だったでござるが、映画製作上トランスフォーマーの合体が敬遠された為に3体のバイク型トランスフォーマー(アーシー3姉妹)に改められ、劇中では3体まとめてアーシー(チーム名)と呼ばれていたでござるが、玩具では劇中のバイクと違うデザインで設計されていたり、赤いバイクアーシー青いバイククロミア(RA-11、クロミア、2415円)として玩具が販売された訳でござるが・・・

紫のバイクのみ未販売で、しかも名前すら分らない状態だったでござる。

海外ではフレアラップ(2009年度コミコンにての俗称?)の名で紹介されていたらしいでござるが、2010年度の玩具展開シリーズ「オートボットアライアンス(海外名、ハント・フォー・ザ・ディセプティコン)」にて、エリータワン(AA08、エリ-タワン、2730円)の名前で遂に販売されたでござる!

Photo_2しかし、本品自体はRA-11版クロミアの成型色変更品だったり、海外販売品は劇中と異なるカラーリングで黒地に赤銅色のカラーリングで日本版とは違うイメージで販売されていたりもするでござる。

まあ、海外事情を考えたとき2007年に米国ディスカウントストアのTARGATにて販売されたオフスクリーンシリーズと呼ばれる「トランスフォーマースーパーリンク」版エリアル(SC-16、エリアル、980円)の成型色変更品ではアーシー(日本未販売)とエリ-タワン(日本未販売)として販売された訳でござるから玩具イメージで言えば海外版は間違いじゃないのでござるよな?

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日本版は劇中のイメージを重視したカラーリングでござるが、劇中の紫のバイク(MVアグスタ・F4)と青いバイク(スズキ・B-KINGI)は別物でござるからデザイン上は無理があるでござる。

しかし、劇中ではほとんど確認できないないので同じようなイメージも仕方ないでござるかな? (笑)

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拙者自身も、一応コレでエリータワンと納得できる訳でござるし、エリータワンの名前で日本正式販売された商品は彼女が始めてでござる。

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そう、エリータワンと言えば、G1ではウーマンサイバトロンのリーダーを務めコンボイ司令官(01、コンボイ、3900円)不在のセイバートロン星で奮戦した印象深いキャラクターなのでござるが・・・ 玩具化には恵まれず、キャラクター設定も特殊能力を使えば死ぬなどの可也ハードな悲運のキャラクターになってしまうことが多いでござる。

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アーシー3姉妹では2009年の映画公開年には販売されず翌年のヒューマンアライアンス版でも商品化されずハられっぷりの悲運は成るべきしてエリータワンの名前を引き継いだちゅーか、開発側も狙ってエリータワンの名前を襲名させたのでござろうな?

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いや~ もう、エリータワンの名前はウーマンサイバトロンのリーダーではなく、「トランスフォーマーアニメイテッド」のブラックアラクニア(TA-09、ブラックアラクニア、2415円)の本名に使われるなど運の悪い女キャラクター名の代名詞になっているでござるよ。 (笑)

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なお、本品は折りたたみ式のスタンドで自立できるものの、付属のスタンドを武装パーツとして取り付ける事も可能でござる。

玩具オリジナルのアタックモードと呼ぶべきでござるが、ヴィークルモードではミサイルを発射できない欠点もあるでござるな。

因みにナンバープレートの3L174はELITAの崩し文字だそうでござる?

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ロボットモードは玩具化を考えていない映画デザインで設計された為に自立できないでござる・・・

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同じく「BEAST MACHINES(日本名、ビーストウォーズリターンズ)」でも脚部がタイヤのままのモーターサイクルドローン(BR-08、スラスト、1499円)でも玩具ではタイヤを展開して自立できる設計ににしたのに、本品は劇中のイメージに沿ってタイヤのままの一本足・・・ 所謂マーメイドスタイルのまま設計されたようでござる。

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そう、日本人には違和感があるでござるが、ロボットに女性らしい外観(男性主観)を用いると女性蔑視らしく米国では嫌われるそうでござる? 特に不特定多数を相手にする映画では様々な規制があり、合体が見送られたのも同様の理由でござるな。

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しかし、デザイン的に女性らしさを誇張したデザインではないものの女性的に見えてしまうデザインのセンスは素晴らしいでござるよな。 (笑)

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商品ではタイヤにスタンドを履かせて自立できるようにしているでござるが、ミサイル発射ギミックとメックアライブ機能を内蔵した左腕のお蔭でバランスがとりにくいでござる。

また、説明書の指示では背中のタイヤは後頭部に立てて置くようでござるが、見た目で言えば折りたたむ方が良いような気がするでござる?

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なお、スタンドパーツは武器パーツとして右腕に装着可能でござるが、自立ができなくなってしまうでござるな。
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拙者としては、ただでさえポージングが難しい商品でござるから、ちょっとでも見た目を良くするのであればパッケージ写真(海外版仕様)と同じくタイヤを背中に折りたたんだ状態を指示したいでござるよな。

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さて、エリータワンの能力値は体力(4)、知力(9)、速度(8)、耐久力(5)、地位(6)、勇気(8)、火力(6)、技能(6)で設定されており、オフスクリーン版とは異なるでござるな。

性格はアーシー3姉妹では有るが、サイドスワイプ(RA-04、サイドスワイプ、2415円)と共感する事が多く、ディセプティコン狩りでは共に行動する事も多いそうでござる。

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本来なら武装はブレード系になるところでござるが、商品上の武装は左腕に仕込まれたミサイルや各種の武器とスタンドに装備された火器のみのようで、特殊能力は無い(?)ようでござるな?

商品設定上ではサイドスワイプ(AA06、サイドアーム・サイドスワイプ、2730円)と共にディセプティコン兵士のアクサー(日本未販売)を追っているようでござる。

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本品は結果的にクロミアの成型色変更品という形で販売された訳でござるが、結局クロミアでも紹介されなかった謎のジョイント(3体合体用ジョイント?)の説明もなく放置されているでござる。

そう、本来であればアーシーを中心に左右に合体するであろう設計がエリータワンの新規造形を見送られたことで中途半端な合体にしかならなかったようでござる?

合体反対派は隠しギミック(3体合体)まで抹消して合体を阻止したようでござる。

いや~本来の力が発揮できないエリータワン1人に大人の事情を背負い込ませた形になったでござるよな。 (笑)

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では、ここでバイク系トランスフォーマー恒例の別売りフィギュア試乗会でござる!

本当はエリータワンとG1時代には恋人同士の設定であったオプティマスプライムのリボルテック(特撮リボルテックNo.030、オプティマスプライム、3800円)を用意したかったのでござるが、販売が9月1日に変更してしまったので、代わりに色的にもサイズ的にも合いそうなリボルテックミニチュア版エヴァンゲリオン初号機(リボルテックミニチュア 新劇場版 エヴァンゲリオン初号機、798円)を用意してみたでござる!

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キャラクター的には違和感がある組み合わせでござるが、なかなか似合っているでござろう。

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拙者も、もう少しリボルテックミニチュアを保持していれば他に何か良い組み合わせを見つけていたかもしれないでござるな?


コレが勝利の鍵セットだ!

2011-08-23 05:24:49 | 勇者シリーズ

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ごきげんようでござる!

今宵は前回紹介したバンダイのスーパーロボット超合金、ガオガイガー(スーパーロボット超合金、勇者王ガオガイガー、5250円)と同時販売された勝利の鍵セット1(スーパーロボット超合金、勇者王ガオガイガー対応・勝利の鍵セット1、2100円)の紹介でござる!

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さて、本品はスーパーロボット超合金と名乗っておきながらダイキャスト姓パーツを一切使用しないゴルディオンハンマー&マーグハンド本体とマーグハンド用手首3種、ガオガイガー用左手首2種、釘状エフェクトパーツ3種及び魂STAGE用の補助パーツ2個の装備品セットでござる。 (笑)

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しかし、細かいツッコミは別にしてもパッケージは対になっており、側面の絵が完成するなど心憎い演出が行われているでござる。

拙者的には一箱販売してもらいたかったでござるが、ゴルディオンハンマーを別にしてガオガイガー単体の販売価格を下げて買いやすくし、物足りない人の為に装備品セットを追加販売する実に商売上手な商品でござる。 (笑)

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正直な話、本セットのみで2100円の販売価格は疑問でござるが、パワーアップ用拡張セットとして上手に騙されているのでござろうな?

そう、おそらく本セットの出荷数はガオガイガー本体より少ないはずなので販売価格の調整は行われているはずでござる?

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さて、本品のゴルディオンハンマー及びマーグハンドにはゴルディマーグ及びタンクモードへの変形機能はなく、アクションギミックも仕込まれていない設計で、付属の魂STAGE用補助パーツを使ってディスプレーさせる事が可能でござるが、前回も書いたように魂STAGEは未入手なのでfigma用の台座で代用しているでござる。

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無論、マーグハンドも非変形で、肘部分には間接が儲けられているでござるが、手首は交換式でござる。

大きさ的には可動指を採用しそううでござるが、アクションフィギュアとしての設計を重視したのでござるかな?

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なお、マーグハンドの釘抜きは展開出来るもののタイヤは回転せず、パーツ交換により釘状のエフェクトパーツを取り付けて必殺技ハンマーヘル・アンド・ヘブンの再現は可能でござる。

釘状エフェクトパーツの採用は流石に後発メーカーらしい差別化を狙った完全版(?)らしいアクションフィギュアでござるよな。

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では、別売りのガオガイガーの連動ギミックを見てみると、ブロウクンマグナム(右腕)は手首パーツ(ボールジョイント含む)を外して、折りたたまれたステルスガオーのジョイント部に差し込むでござる。

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ハンマーコネクトーーー

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ガオガイガーとマーグハンドの合体波通常ジョイントだけでせっぞくされる訳でござるが、右側にパーツが集中してしまう為にステルスガオーの翼に可動軸が儲けられており角度を付ける事により右腕の可動を邪魔しない設計になっているでござる。

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うむ、流石にプロポーションと可動を充実させたバンダイの設計は上手いと認めざるを得ないでござるよな。

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なお、本品は右側に重量が集中するでござるが補助パーツ無で自立させることが可能でござる。

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ただ・・・ 問題なのは個体差なのかもしれないでござるが、拙者の入手したガオガイガーの右肩のボールジョイントが画ずれやすく、重量を増した右腕はポーズを変更するためにポロポロ外れてしまう欠点があるのでござるよな?

コレさえなければアクションフィギュアとしては最高峰の評価をしたいだけに残念でござる。

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そう、アニメ作画によるハンマーヘル・アンド・ヘブンの工程を再現できる設計はファンとしては大きく氷解したいのでござるよな。

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なお、ゾンダーコアは勇者王ガオガイガーに付属しており、勝利の鍵セット1の釘状エフェクトパーツと組み合わせて使う設計に成っているでござるな。

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いや~ ここまでやってくれるのであれば、直接ゴルディオンハンマーを握れるガオガイガーの手首パーツとゴルディマーグの変形も再現してほしかったでござるが・・・

これはガオガイガーとのバランスを取るためなのかはたまた、変形合体は本家のタカラに遠慮したのかと考えたいところでござるが・・・ バンダイの事でござるから変形合体も可能にした超合金魂版ガオガイガーを考えているかもしれないでござるな。 (笑)

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そう、本品とて勝利の鍵セット1でござるし当然セット2も販売される事でござろう。

そうなるとセット2は次に販売を控えている超竜神(スーパーロボット超合金、超竜神、5040円)に対応したイレーザーヘッドや宇宙用ブースターとか、スターガオガイガー用のステルスガオーⅡとかガトリングドライバーのセットかもしれないでござるな?

う~む・・・ 悔しいかなバンダイはファン心理を計算して商売しているので、タカラ支持者としては簡単に卑怯者と言えないのが辛いところでござるよ。 (笑)


バンダイの勇者王

2011-08-22 00:04:52 | 勇者シリーズ

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「君達に最新情報を紹介しよう!」

あの、タカラが誇るロボット玩具販売促進アニメ勇者シリーズの終焉を飾った勇者王 ガオガイガーが何とライバル会社のバンダイより2011年8月にスーパーロボット超合金(スーパーロボット超合金、勇者王ガオガイガー、5250円)として販売されたでござる!

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アニメ制作会社のサンライズ経由でバンダイのゲームソフト「スーパーロボット大戦・シリーズ」に参戦したとはえ、ライバル会社の育てた人気キャラクターですら自社ブランドで販売するバンダイの図太さというか無神経というか、商売の為なら他社商品でも売っちゃう商魂たくましいプライドは、現、タカラトミーも見習って欲しいところでござるが・・・ タカラトミーのプライドは技術者ゆえに他社の技術は参考にしてもキャラクターまではパクれない技術者のプライドなので版権を買い取って販売しちゃうまでの商売はできないでござるよな。 (笑)

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さて、本品はスーパーロボット超合金を名のっているでござるが、ダイキャスト製パーツは少なく、一部にダイキャスト合金を使用したアクションフィギュアに近い商品でござる。

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そう、変形・合体・ミサイル発射などのアクションギミックなどを廃して各部関節可動とパーツ交換によるディスプレーに特化した商品でござる。

いわば、超合金魂の簡易版ともいえるでござるが、プロポーション重視の完成度は流石としか言えないでござるな。

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そう、頭部パーツはマスク有・無の二択に加えてアンテナも硬質タイプと軟質タイプに交換可能でござる。

う~む・・・ 同デザインのアンテナ交換の意味が良く分らないでござるが、胸部ギャレオンの顎が開閉したり、タテガミ部分も必殺技ヘル・アンド・ヘブン再現用に交換するなど、他社のアクションフィギュアで用いられたギミックが採用されているでござる。 (笑)

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そう、後発メーカーだけにオイシイところを参考に設計しているわけでござるから、自然と完成度も高くなる訳でござるから、今回は流石にバンダイ自社開発と強言していないでござるよな。 (笑)

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右腕のブロウクンマグナムに射出ギミックがないでござるが、エフェクトパーツを取り付けて射出状態も再現できるでござる。

なお、射出状態は魂ステージ用補助パーツを付けて別売りの魂ステージ(魂STAGE ACT.5 1365円)が必要になるでござるが、拙者は未入手なのでfigma用のディスプレー台で代用してみたでござる。

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無論、ステルスガオーのスラスター部分もパーツ交換で開閉状態が再現され、浮遊状態を演出する補助パーツも付属するでござるが、こちらは専用台ではないかぎり自重を支えきれないでござる。

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無論、左腕のプロテクトシェードも左手首ごとエフェクトパーツに交換して再現可能でござる。

手首パーツは右手首3種と左手首4種に加えてヘル・アンド・ヘブン用の組み手が用意されているでござる。

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拙者の購入品は右肩のボールジョイントが外れやすいのが欠点でござるが、両腕の可動範囲や透明で成型されたパーツを塗装してクリアパーツを活かしたり、メッキされたドリルニーブロックのスライドギミックなどアクションフィギュアとしては申し分ないでござる。

ただ・・・ 股関節が緩いので片足立ちができないのが残念でござるよな。

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そして、先端部分がメッキ処理されたディバイディングドライバーの完成度も忘れちゃいけないでござるよな。

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付属のディバイディングドライバーはサスペンションギミックが再現されておらず、左手首交換式の装着方法でござるが雰囲気はよくできているでござるな。

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手持ち武器の無いガオガイガーをかっこよく見せるのは必殺技のヘル・アンド・ヘブンで、このポージングを上手く再現できるか否かで本品の価値が決まってくるでござるからアクションフィギュアとしての完成度は本家タカラのガオガイガー(G-1、DX超人合体 ガオガイガー、7200円)より完成度が高いと認めざるを得ないでござる。

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いや~悔しい!

TVアニメ放送中にタカラが変形合体とは別にプロポーション&アクイション重視のガオガイガーを販売していればシリーズを終わらせることが無かったのに残念でござる。

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そう、「勇者王 ガオガイガー」は勇者シリーズを潰した作品として嫌われているでござるが、タカラ以外のメーカーから多数のガオガイガー商品が販売されているので最も愛された作品でもあるのでござるよな。

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拙者が知るだけでも正規の版権を得たメーカーはKabayaの食玩に始まりカプセルフィギュアやアクションフィギュアを販売したユージンのマスターアクションDXシリーズ、CM’sコーポレーションのBRAVE合金シリーズ、コトブキヤの壮絶合金、マックスファクトリーのMAX合金、海洋堂の山口式可動シリーズなどが販売されており、明らかにタカラの玩具が売れずに撤退した「勇者王ガオガイガー」は人気があった事を証明する事実でござる。

アニメは人気でも玩具が売れない状況を作ってしまうのがタカラの悪しき伝統ででござるが、ここはホントにタカラトミーのマスタピースブランドで見返さなければ、バンダイが変形合体機能を持たせた超合金魂版ガオガイガーを販売しかねないので根っからのタカラファンを裏切らないで欲しいでござるよ・・・

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なお、拙者が本品を購入した理由は地元玩具店にて初回販売分には「スーパーエフェクトキャンペーン」第一弾のオーバーロードエフェクト(非売品)が付属すると云うので予約しておいた訳でござるが、別にガオガイガー専用パーツと云う訳でもないでござる。

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拙者も地方在住者として地域振興の為にも地元店で購入したいのでござるが、なにせ人口減少の過疎化により玩具店も縮小しトランスフォーマー商品などは、拙者が全種購入したところで最低発注数に届かないので置かれていない状況でござる。

まあ、地方でも全国放送のアニメ作品を販売するバンダイは強く、一定の発注数が確保できるので入荷する状態でござる。

定価販売とはいえ地元で買えるものは買わないと、ほんと潰れてしまえば玩具屋過疎地区にもなってしまうくらい深刻な話でござるよ・・・

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いやホント、タカラトミーには頑張ってもらわないとバンダイに玩具市場を独占されてしまうでござるよ・・・ ベイブレードとポケモン及びトミカ&プラレールなどの定番商品は残っているでござるがホント地方は新商品を購入するには予約取りよせしてもらわないと入荷しないヤバイ状況なのでござるよ。

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いやほんと、バンダイは商売が上手だわと感心するばかりでござるよ・・・

なお、スーパーロボット超合金・勇者王ガオガイガーには更なる秘密があるのでござるが、それはまた次回にファイナルフュージョンでござる!


蜘蛛女のキック

2011-08-16 19:56:53 | BW・メタルス

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ごきげんようでござる!

今や女性型トランスフォーマーの代表格であるブラックウィドー(D-8、ブラックウィドー、1500円)も当初はタランス(D-4、タランス、1500円)と同じ金型の商品でカラーリングのみを変更した商品で、TVアニメ(CG作画)のプロポーションとは大きくイメージが違っていたでござる。

当時のトランスフォーマー商品全てに言える事でござるが、女性型トランスフォーマーといえど中性的なデザインで男・女どちらともに使えそうな商品だったでござる。 アニメ本編では女性らしく描かれていたりもするのでなんとなく女性に見えてしまうのが常だったでござるよな。 (笑)

しかし、1999年展開の「トランスフォーマー ビーストウォーズ メタルス」にて進化(メタルス化)したサイバトロン・妨害工作員

メタルス・ブラックウィドー(C-48、メタルス・ブラックウィドー、2500円)はトランスフォーマー玩具としては初めて女性らしさを強調して女性にしか見えないデザインで販売された商品でござる。

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さて、本品は海外でも1999年に「トランスメタルス2」商品ブラックアラクニアとして先行販売された訳でござるが、日本版は外観上の違いが分りにくいでござるが、一部仕様が変更されており劇中後半のストーリーに合わせてサイバトロン側商品として販売されたでござる。

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全体的に見てもCGデザインとよく似ており違和感が無いビーストモードでござるが・・・

トランスメタル2にパワーアップした姿とはいえ、メガサイズ商品の大きさには驚かされるでござる。 いや、ホント何故か昆虫系ビースト戦士はリアルサイズ以上に大型化されたりするでござる?

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日本と異なる昆虫文化やB級巨大昆虫映画の影響も強いのか開発者の趣味なのか分らないでござるが、昆虫系ビースト戦士は優遇されているでござるよな。 (笑)

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さて、本品はスパイダーフック(クモの糸)を伸ばしたりスパーククリスタルを回転させてデストンサイバトロン仕様のスパーククリスタルに変更するギミックを備えており、トランスメタルス2らしい機械と生物の融合や左右非対称なデザインなどで個性を引き立たせているでござるが・・・ 何かオカシナ感じがするビーストモードでござる?

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そう、クモの足は8本のはずでござるが、本品では10本あるように見えてしまう事でござる。

説明書ではロボットモードの腕は触角と記載されているでござるが大きすぎるのでござるよな?

なお、D-8版ブラックウィドーではロボットモードの腕はクモの牙だったでござる。

本品の場合はクモの牙も造形されており、更に触角(?)でござるから違和感を感じるのでござるよな? 言うなればアナザーモードとかアタックモードに近いような気がするデザインなのでござるよな?

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そう、実は本品の場合、綺麗に収まらないでござるが触角を腹部に折りたたむ事が可能なのでござる!

コチラの方がビーストモードに相応しいデザインでござるが、如何したものでござろうか?

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一応本品はTVアニメ終了後販売の商品になるのでCGアニメに近いように設計されているのでござるが・・・ CGアニメでも触角が出たままのデザインで描かれてしまい、本来はアタッモードであるはずのデザインが通常モードに変更されたのではないでござるかな?

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しかも、本品を入手済みの御仁なら感じたであろうクモ腹部部分の車輪(回転軸?)や触手の取り付け構造等も本来であればヴィークルモードの変形に関係していたはずがコストカットで設計変更されたような気がする商品なのでござるよな?

う~む・・・ TVアニメ後半3話に登場しただけなので扱いが悪いのでござろうか?

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ロボットモードは広げたクモの足と女性らしいプロポーションで神々しく見えるでござるが・・・

何か劇中のイメージと違うでござる?

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そう、違和感の正体は劇中とは異なる巨大な肩アーマーと胸部アーマーでござる。

しかも、頭部塗装の関係で劇中とは異なる印象を受けるでござるよな?

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なお、本品の胸部アーマーは海外初期販売品(?)では着脱可能で所謂トップレス状態になるのでござるが、日本販売では接着されたようでござる。

胸部造形はCGアニメのデザインで作られているので残念な気がするでござるが・・・ これって何処かの婦人団体からクレームが来たのでござろうか?

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更に困った事に本品はビジュアル的には良くできた商品でござるが、腰部にスピンキックのアクションギミックを仕込み、背中の重量のお蔭で股関節部分のボールジョイントだけでは立たせられない欠点があるでござる・・・ 解決策としてはクモの足2本を補助脚として立たせる事ででござるが、クモの足もボールジョイントなので重量に負けてヘタってしまうでござる・・・

立たせるには根気が要る商品であるのが残念でござる。

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しかも武器パーツであるスパイダーフックは自動巻取りのギミックが採用された為に糸を伸ばした状態で固定できず、腕にとりつけると自重で腕が上がらないなどボールジョイントの弱点を曝け出してしまった商品なのでござるよな・・・ 

素直にデラックスサイズで製作しておいたほうがよかったような気がするでござるよ。 (笑)

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さて、メタルス・ブラックウィドーの設定は元々サイバトロン側のプロトフォームである彼女はタランスの仕掛けたシェル・プログラムにより、性格は常にトップを目指し他人を利用する自己中心的な性格で、完全にデストロン向きのキャラクターに仕上がってしまったでござる。

しかし、そこは適役女性キャラの特権で、サイバトロンのヒューザー戦士シルバーボルト(C-41、シルバーボルト、1800円)との恋心にゆれた結果、トランスメタル・ドライバーを使ってトランスメタルス2に進化し完全なサイバトロン戦士となった姿でござる。

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故に性格も良くなったはずでござるが、デストロンに身を置いた事からの引け目か素直じゃないツンデレな性格になってしまっているでござる。 (笑)

なお、能力値はパワー(5)、知力(9)、スピード(7)、耐久力(8)、階級(5)、勇気(8)、火力(7)、テクニック(8)で設定されており、通常のトランスメタルスより強力なテレキネッシス・自己修復・空中浮揚などの超能力が使えるようになり、武器であるスパイダーフックの他にリストブレードやスピンキックによ格闘戦も得意でござる。

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商品完成度としては不満があるものの、キャラクター設定を活かした商品設計は認めざるを得ないでござるよな。

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そして、玩具オリジナルギミックのディフェンスモードも本品の特徴でござるが、上手く生かされていないギミックの一つでござる。

そう、ディフェンスモードは本来女性限定のギミックであったはずが、日本ではメタルス・エアラザー(C-45、メタルス・エアラザー、1800円)が男として扱われ、次回作の「ビーストマシーンズ」ではメガトロン様(BR-05、メガトロン、2999円)にも採用されてしまったでござるから意味をなくしてしまったでござる。

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日本のアニメ的演出だとディフェンスモードはマント風(?)に描かれて戦闘時には展開して完全武装な姿を現すとかになりそうでござるが・・・ 劇中の描写は無いようでござる。

なお、ディフェンスモードの肩部分はミサイルであるらしいでござるが、発射ギミックや角度調整などは出来ないでござる? おそらくコレも企画時には何らかのギミックがあったと思われるでござる?

設計変更が惜しまれるでござるよな。

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なお、トランスメタルに進化したブラックウィドー(海外名、ブラックアラクニア)の正当な商品は本品でござるが、実は1988年にマクドナルド・ハッピーミールの景品としてCGデザインとは異なるブラックアラクニア(日本未販売)が登場していたりするでござる。

TVアニメ放送前(?)のトランスメタルス化を前提としたデザインと更に女性らしいデザインを加えた変更は面白いものがあるでござるよな。

一応、メタルス・ブラックウィドーのおかげで女性らしい女性型トランスフォーマーの商品需要が見直された結果となったので、トランスフォーマー玩具史に残すべき商品でもあるでござるな。